ダイニングのインテリア実例集 食卓を彩るコーディネートのコツ


12863

日々の暮らしに欠かせない食事。食事の時間は家族との団らんの時間だったり、忙しい中での休息だったりと、人間らしく暮らすための、さまざまな意味が込められた行為です。

それだけに、食事のための空間であるダイニングのインテリアにはこだわりたいところですよね。

雰囲気だけではなく、料理を運んだり、食べた後のお皿を片づけたりといった行動もしやすくなければ、せっかくの食事の楽しさも半減。楽しく食事ができる雰囲気づくりと、家事に支障をきたさない機能性の両方が、ダイニングのインテリアには求められます。

どうやったら快適なダイニングを実現できるのか、インテリアの視点からポイントを説明しましょう。

テーブル周りには十分なスペースを

ダイニングには、ダイニングテーブル・チェアを置いて、そこで食事をする方が多いのではないでしょうか。
チェアは、ソファとは違って「座るためにチェアを引く」という動作が必要です。加えて、配膳や片付けがスムーズに行えるように、ある程度のスペースを確保しなくてはなりません。

チェアに座るには、少なくともテーブルから400㎜ほどの空間が必要です。チェアの後ろが壁という場合は、チェアを引いて座るための余裕が、さらに200㎜は必要。テーブルと壁の距離が、600㎜以上になるようにテーブルを置きましょう。

また、チェアの後ろを動線とする、つまり人が通れるようにするには、幅600㎜程度のスペースを空けておきたいところです。チェアに座っているための400㎜と合わせて、1000㎜あると、座っている人も動く人も安心です。

チェアではなく、背もたれのないダイニングベンチを使うなら、もう少し狭くてもOK。900㎜ぐらいで必要な動線を確保できます。

カウンターを使うときはちょっと広めに

朝などすばやく食事したいときや、ひとりで軽く食事するというときに、キッチンのカウンターで済ませることもあるでしょう。

カウンターチェアを使う場合も、動線の確保に必要なスペースはテーブルと大差はありません。ただし、テーブルよりも高さがあるので、100㎜ほど広めにとると、圧迫感を軽減するのに役立ちます。

部屋の大きさにあったテーブルを置こう

次のポイントは、ダイニングテーブル選び。

デザインや素材、色も気になるところですが、大きさ(サイズ)も同じぐらい大切です。ダイニングテーブルは家具の中でも大きいものですから、部屋の広さ(畳数)とのバランスを考慮した選択が大事です。もちろん、家族の人数に対して十分な大きさであるかも忘れてはいけませんね。

最近はリビングとダイニングが一体になったLDKが主流ですから、LDK全体の広さ、そしてリビングに置く家具の大きさや配置も踏まえて、ダイニングテーブルの大きさを決めましょう。

例えば、一人暮らしで8畳から9畳程度の部屋にお住まいという方でも、2人掛けのカフェテーブルにすれば限られたスペースを広々と使うことができます。
マンションに多い10畳から12畳程度のLDKなら、1400㎜幅の4人~6人掛けのテーブルを。
14畳以上の広めのLDKなら、1800㎜でも大きすぎるということはありません。

カウンターに対してダイニングテーブルはどう置く?

ダイニングテーブルの置き方には、いくつかのパターンが考えられます。

長方形・正方形のテーブルを、カウンターに沿って直角に置く(短辺をキッチンカウンターに密着させる)レイアウトは、どんな空間にもマッチさせやすい、王道のパターンです。コンパクトにまとまり、動線も確保しやすいので、迷ったらこのレイアウトを試してみましょう。

直角ではなく、長辺をカウンターに沿わせて平行に置くと、対面キッチンならキッチンに立つ人とのコミュニケーションも取りやすくなります。料理が好きで、作るのも食べるのも楽しみたいという人いおすすめ。直角の配置よりもさらに動線を広く取れるのも、このレイアウトのメリットです。

ダイニングを広くしたいなら独立性の高い配置に

キッチンカウンターとテーブルを離して置くレイアウトは、ゆったりとしたダイニングを演出するのに向いています。

カウンターに対して縦置きにすると、テーブルの左右どちらかに動線を確保できます。チェアを対角に置くようにすれば、リビングの壁につけたテレビも見やすくなりますね。
逆に横置きにすると、広々としたダイニングになりますが、チェアを引くためのスペースが必要なので、ある程度の広さが必要です。

キッチンカウンターから離して置くなら、丸型のテーブルにするのもいいでしょう。カウンターや壁に付けて置くことはできませんが、座る位置が限定されないので、縦置き・横置きの両方の良さを共存させることができます。

狭い部屋を広く使うためのテーブル選びのコツ

狭い部屋だけど、家族が多かったり、来客のために広いテーブルが欲しいという方には、伸張(エクステンション)式のテーブルがおすすめ。
必要な時だけ引き出して使い、普段はしまっておけば、テーブル上のスペースと食事のとき以外の動線を両立できますね。

ダイニングソファも、狭いLDKを有効に使うために役立つアイテム。食事のあと、そのまま家族でくつろぐことが多い方も、ダイニングソファを選ぶといいでしょう。座面の奥行が浅い方が、食事しやすくなります。

一人暮らしだったり、来客が少ないなら、思い切ってダイニングテーブルは置かず、カウンターチェアを置いて、キッチンカウンターをテーブルがわりに使うのもいいかもしれません。

もちろん、ダイニングテーブルとカウンターチェアを併用してもいいでしょう。ひとりで軽く済ませるときはカウンター、家族や友人とゆっくり食事を楽しむときはテーブルで――シーンによって使い分ければ、より豊かな暮らしができますね。

テーブルのデザインで開放感のあるダイニングに

テーブル・チェアのデザインも、空間の印象に大きく影響します。

脚が太く、どっしりしたデザインのものは、広い空間に置くにはいいですが、狭い部屋に置くと、狭さが強調されてしまいます。

T字型の脚や、アイアン調など、細くてシャープな形状のものを選ぶと、視線が抜けるようになり、広々とした印象を与えてくれます。あるいは、テーブルならガラス天板のものも、視線の抜けを感じさせる、おすすめアイテムです。

チェアも、アームなしのタイプを選んだり、ダイニングベンチにすれば、横からの出入りがしやすくなり、動線が狭くても使いやすい空間にできるでしょう。
ベンチを置く場合、手前側には圧迫感の少ない背もたれのないタイプを置くのがベターです。背もたれのあるタイプは奥に設置するのがいいでしょう。

部屋の形状や、ライフスタイルによってはテレビをリビングではなく、ダイニングに置きたいという方もいるかもしれません。
ダイニングにテレビを置く場合、ダイニングテーブルとテレビボードの高さを揃えましょう。テレビが見やすくなるのはもちろん、見た目にも高さが同じだとすっきりして見えます。

 

食事は、生きていくのに必要な栄養を取るためだけの行為ではありません。好きなものを心行くまで味わったときの喜びや、家族と食事をしながら交わす会話の楽しみ、忙しい一日を終えてお酒やお茶を飲むときに感じるくつろぎ――どれもわたしたちの暮らしに、潤いを与えてくれる要素ですよね。
つまり、ダイニングは感情豊かな暮らしのためには欠かせない場なのです。使いやすく、落ち着いて食事の時間を過ごせるよう、ダイニングのしつらえには気を配りたいものです。

ひかリノベでは、みなさまのライフスタイルに合わせて、ダイニングはもちろん、リビングやその他の空間づくりをご提案します。
ぜひみなさまの理想の暮らしを、コーディネーターや設計担当までお聞かせください。

 

住宅購入・リノベーション相談会を開催!

    • 物件のご紹介・リノベーションのご提案
    • 資金計画や住宅ローンのご相談
    • ご利用可能な優遇税制・補助金制度のご案内

……などなど、家づくりに関する疑問やお悩みにお答えする個別相談会を、ひかリノベでは連日開催しております。平日のお仕事帰りでも、ご家族一緒に来て頂ける休日・祝祭日も、ご予定に合わせてお気軽にお申し込みくださいませ。

 

【執筆】荒井 隆大(ライター)
【監修】宇津木 和子(一級建築士)

 

|   一覧に戻る   |

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る