理想のリビングを手に入れるリフォームのコツ&実例集 


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自宅に親戚や友人を招く際、重要になってくるのがリビングです。家族団らんの中心となる場所で、人とのコミュニケーションを最も取りやすい空間といえるでしょう。

リビングの雰囲気を変えるだけで、部屋の居心地の良さや快適度は大きく変わります。今回は実際の改装例を挙げながら、理想的な空間を手に入れる方法を紹介。デザインや機能性など、さまざまな視点から、リノベーションのコツをお伝えします。

2016/2/25初出→2019/4/20更新

オシャレなリビングリフォーム実例集

我が家のリビングを、デザイナーズマンションのようなオシャレな空間にしたいと思う人は多いはず。そこで、ひかリノベが手がけた物件の中から、オシャレに見えるリビングのリフォーム・リノベーション例をお見せします。

まず紹介するのが、都内のご夫婦二人暮らし、2LDKのマンションです。
「都心の喧騒を忘れて、ホッと心安らぐ空間」をテーマに、やさしい色合いの無垢材の床、ホワイトで塗装した表し天井(クロスを貼らず、躯体を裸のまま見せる仕上げ方。天井高を最大限に確保できる)で、明るくのびのびとした空間に。
もともとあった間仕切り壁をなくし、既存のリビングと和室を一体化することで、20畳の大空間へ生まれ変わりました。
ハンギングチェアを吊るし、リラックス感あふれるリビングです。

次の事例は、千葉県の女性お一人暮らし、1LDKのお部屋。
コンクリート打ち放しの天井、黒いダクトレールが印象的な、インダストリアルテストのお部屋です。
対面キッチンは壁を極力なくして、デザイン性の高い家電や、お気に入りの食器、お揃いの瓶につめたスパイス類を、インテリアとして見せています。

ポイントは、部屋全体のテイスト(ナチュラル系、インダストリアル系など)や色調を決め、それに合わせた色合いの家具や備品を配置すること。
まずはリビングをどのような雰囲気にしたいのか、全体像を想像してみましょう。

機能的なリビングで家事を快適に!

親子そろっての映画鑑賞や、友人を集めてのパーティなど、リビングの活用法は家庭それぞれ。
機能的な空間をデザインするには何が必要なのか、実例を元に紹介しましょう。

こちらはご夫婦と子ども3人が暮らす、神奈川県の戸建住宅です。目下の悩みは、お子さまの勉強道具の収納でした。
既存の間取りは、一階の収納はリビングに隣接する和室の押入のみ。棚板がなくガランとした押入は、そのままではお子さまの教科書類やランドセルを整理するのに不向きです。
この約一畳の押入スペースを利用して、向かい合わせの棚を造作。真ん中をオープンにすることで、リビングから自由に出入りできるようにしました。
ワンアクションで出し入れできて、お子さまも整理整頓が習慣化しやすいレイアウトです。

 こちらはご夫婦と小さなお子さん1人が暮らす、千葉県の団地の一室。いま注目の「団地リノベーション」事例です。
「食」を暮らしの中心に、というコンセプトのもと、LDKの中心に広いカウンターキッチンを配しています。
一家揃っての食事に、夜は夫婦でお好きなワインを楽しんだりと、家族がつながる輪の中心です。
近年このようなリビングと一体化した、オープンタイプのキッチンが人気ですが、課題となりやすいのが食器や調理道具、食材ストックの収納問題です。
こちらのお宅では、お持ちの食器やツール類を洗い出し、必要なスペースをまず計算。シンク下とキッチン背面と、二列にキャビネットを設け、すべてこの中に収まるようプランニングしました。

 このように、キッチンや収納といった家事動線を楽にする工夫が、機能的な空間を作る際のコツのひとつといえます。
生活する上で、普段どのような空間であればストレス無く家事ができるかをイメージしてみると良いでしょう。

工事費用の見積もり

リビングのリフォーム費用は、工事内容によって大きく異なり、一口に「いくら」ということは実際には難しいのです。
天井や壁のクロス張り替えと、フローリングの張り替えといった、単純な内装の変更であれば、費用の目安を知るのは比較的かんたんですが、現代のリビングはダイニング、キッチンが一体となったLDKが主流ですから、キッチン設備の交換・設置費用や、キッチンの位置を移動する場合は配管の移設費用も考えなくてはいけません。

また1章冒頭で紹介した事例のように「既存のリビングと隣の部屋をつなげて、一つの空間にしたい」という場合、壁を解体することになります。
もしその隣の部屋が和室であった場合、つくりを洋室仕様に変更しなければいけません。
和室は畳の厚みがありますから、仕上げの床の高さを揃えるために、躯体の床がそこだけ下がっている場合も。この場合、床下地を組んで床の高さを合わせる必要が生じます。

このように、リビングのリフォームと一口にいっても、実際に行う工事の内容はさまざま。
「どんなリビングにしたいか」と、既存の部屋の状態によって価格はまったく変わってきますから、事前に見積りをとってみるのがやはり確実です。

ひかリノベへのお見積り依頼は、下記の個別相談にて承っております。
「対面キッチンにしたい」「隣室と一体化して広いLDKにしたい」等のご希望を仰っていただければ、プラン提案と、必要な費用の目安をご提示いたします。

工事期間も要確認

工期についても、やはりリビングの広さや工事の規模によってさまざまです。
壁のクロス張替えなど、部分的なリノベーションであれば1週間以内で終わる場合もありますが、電気や排水管の工事を含んだ大規模なリフォームや、間取り変更を含むスケルトンリノベーションの場合は、数ヶ月間を見込んでおく必要があります。
その間の日常生活はどう対処するのか、家具などの保管場所はどこに確保するのかといった問題については、家族で事前に相談しておきましょう。

また「中古マンションや中古戸建住宅を買って、リフォーム・リノベーションして住む」という場合は、完成予定に合わせて入居日を決めることになります。
スケジュールの決め方は念のため、予定の完成日よりも余裕をもって行うことをおすすめします。
その理由は、万が一のトラブルに備えることはもちろんですが、着工直前に「プランを変更したい」となる可能性もあります。その場合、追加工事の分だけ工期も伸びることが考えられるためです。

リフォーム前に確認したい3つのポイント

実際にリビングのリフォームに着手するにあたって、どのような点に気をつければいいのでしょうか? 
ポイントは3つ。家族のニーズや好みを把握すること、元の間取りや構造をチェックすること、冷暖房や採光・収納の変化を想定しておくことです。

家族のニーズや好みを把握

リビングリフォームを考える際に、まず注意すべきは、家族のニーズをしっかりと把握することです。
家族それぞれがどのような部屋を理想とイメージしているのか、どんな機能を必要としているのかを話し合い、方針を固めましょう。
家族の意見が一致しないまま着工してしまうと、あとからデザインや機能に不満が生じてしまいがちです。
「テレビはどこに配置するか」、「ダイニングテーブルにはどれくらいのスペースを使用するか」、「床のフローリングはどんな木材を採用するか」、「壁のタイルの配色はどうするのか」というように、具体的な事項を箇条書きにして、ひとつひとつ検討していきましょう。

また各々の好みはもちろんですが、来訪する人にどう見られるのかを意識すれば、デザインに対してもより想像を深められるはず。意見が分かれたときの指針にもなります。

元の間取りや構造をチェック

住宅やマンションの構造次第では、思い通りの間取りに変更できない場合があります。

代表的な例としては、マンションのパイプスペース(PS)という給排水管のスペースで、PSの位置によっては、トイレやキッチンの場所を大きく移動できない場合があります。
PSは共用部なので、勝手に動かすことができないのです。キッチンやお風呂、トイレといった水回りがPSから遠すぎると、スムーズに給排水ができません。 

一軒家についても、建物の構造を支える耐力壁(筋交という補強材が入っている壁)を撤去できないというケースがあるので、注意が必要です。
またコンセント・TVアンテナ・LIN配線といった電気配線の移動が難しい場合もあります。

冷暖房・採光・収納を変化を想定

間取りを変えてリビングを広くしたい、間仕切り壁を壊して隣の部屋のスペースの一部をリビングに振り分けたい、というリクエストは非常に多いのですが、このようにリビングの広さを変えた場合、明るさ、冷暖房、収納の3つが大きく変化するので、注意が必要です。

特に部屋の明るさについては、広くした分、光量が大きく変化するので、間取りに対して、どれほどの照明を確保するのか考える必要があります。一般的なLEDシーリングライトであれば、12畳であれば4,500~5,500ルーメン程度の明るさが標準です。

とはいえ部屋の明るさは、サッシの位置、壁のカラー、照明の位置、天井の高さ……とさまざまな要因によって、同じ照明でも体感は大きく変わります。
「広いからたくさん照明をつけなくてはいけない」とは一概にいえませんので、この点はリフォームの打ち合わせの中で、デザイナーに確認してみてください。

LEDシーリングライトの適用畳数の表示基準(日本照明工業会より引用)

引用元:LEDシーリングライトの適用畳数の表示基準(日本照明工業会 https://www.jlma.or.jp/akari/syoene/ceiling1.html

また冷暖房についても、部屋の広さや方角に合わせ、必要な性能を事前に確認しましょう。
エアコン以外にも、ヒーターや床暖房など、目的に合わせて器具を選ぶのがコツ。

収納は、間取りを変更することで生活用品の場所が変わることを念頭に入れる必要があります。
収納スペースをどれだけ確保するのか、モノをどれだけリビングに取り入れるのか、全体のバランスを考えましょう。

冷暖房器具の選び方や、使いやすい収納スペースの間取りなど、具体的なプランについては、デザイナーといっしょに考えていきましょう。
まずは「冷え性なので、真冬でも暖かく過ごせるようにしたい」というように、「どういう生活を送りたいか」という視点でご希望を仰っていただければ、それに適した商品やアイデアを提案させていただきます。

DIYに挑戦する方へ

リビングをDIYで改装する場合は、事前にどの程度の技術が必要かを調べておく必要があります。
特に、電気や水道の配置変更の場合は、専門の資格が必要な場合もありますので、注意が必要です。

全体的にはプロにお願いするけれど、一部だけDIYで仕上げたい、という方もいらっしゃるかもしれません。実際にひかリノベのお客様の中にも、「トイレの壁は自分で塗ってみたい」「後々キャットウォークを壁に取り付けたい」といったリクエストをいただくことがありました。

このような場合も、お見積りやプランのお打ち合わせの際にぜひご相談いただきたいのです。
DIYの初心者にも扱いやすい塗料をご紹介したり、キャットウォークの重みに耐えられるよう、壁下地を強化したりといったサポートをさせていただくためです。

お見積りやプランのご相談は、個別相談会にていつでも承っております。
中古を買ってリノベーションをお考えの方も、ご自宅のリフォームをお考えの方も、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

 

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【執筆】堀田 隆大(ライター)
【監修】大宮 良明(一級建築士)

 

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