自然素材の魅力を活かして「ナチュラルインテリア」のコツ


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インテリアコーディネートの定番スタイルのひとつである「ナチュラルインテリア」。
馴染みやすいアイテム同士を組み合わせるため、他のインテリアと比べて比較的、気軽に取り入れやすいスタイルです。
しかし、カラーコーディネートや家具などの選び方次第で大きく雰囲気が変わるため、センスよく見せるのはなかなか難しいところも。
この記事では、奥深いナチュラルインテリアを極めるためのポイントを、実例写真とともに紹介します。

そもそもナチュラルインテリアとは?

ナチュラルインテリアは、シンプルな内装に自然素材を取り入れたスタイル。
木の素材感を活かした家具を揃え、木のぬくもりが感じられる空間を演出します。

主張の強い装飾がないので、北欧テイストや南欧(サンタフェ)テイスト、カントリーテイストなど、他のインテリアスタイルとも調和がとりやすい点も魅力です。
コーディネート次第では雰囲気がガラリと変わるので、北欧風、カントリー風など、好みのエッセンスを取り入れて、バリエーションを楽しんでみるのもおすすめです。

アースカラーを基調に明るめの色でアクセント

天井や壁など面積の広い場所の色合いは、草木や石といったアースカラーに統一するのがコツ。
ホワイトやベージュ、ブラウン、アイボリー、グリーン、グレーなど、落ち着いた色の系統であれば、すっきりと落ち着いた部屋を演出できます。
強い色合いのものは基本的に使用しないのが無難です。

アクセントを加えるなら、クッションなどで明るい色を部分的に取り入れてみましょう。
イエローやレッドなど暖色系をつかうと、より温かみが強調されます。グリーンやブルーなど寒色を使うと、さわやかな印象になります。

小物が多すぎてゴチャゴチャした印象になる場合は、色の系統をそろえて整理すると、空間にまとまりが生まれます。
まずソファやカーテンなど大きめの家具に使う色を決め、次にクッションなど小物類でどんな差し色を加えるか、という風にカラーコーディネートから考えてインテリアを選べば、失敗しにくくなります。

観葉植物とファブリックでグリーンを取り入れて

観葉植物とファブリックでグリーンを取り入れて(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_40/より)

木製家具で木のぬくもりを楽しむ

ナチュラルインテリアにおいてもっとも重要なのが、木。
フローリングや家具の木目と色は、特にこだわるべきポイントです。

木と一口に言っても、メープルやタモパイン、ナラ、オークなど、樹種によって木目も色も少しずつ異なります。
明るいトーン、淡い色を選べば、やわらかな印象に。
ダークな色を選べば、落ち着いた、シックな印象になります。

ダイニングテーブルやテレビ台・キャビネット等の家具やフローリングは、ぜひ無垢材を取り入れて、天然木ならではのぬくもりを楽しみましょう。
また木製の花瓶などの小物類を取り入れるのもおすすめ。
ソファやチェアのフレームも、テーブルと同系色のウッドフレームで揃えると、統一感が生まれます。

無垢材のキッチンカウンター

無垢材のキッチンカウンター(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0019/より)

ファブリック製品はリネンや木綿など天然素材に

カーテンやクッション、ラグなどのファブリック製品は、天然素材を使いたいところ。
木綿や麻など、淡い色かつざっくりとした素材感があるものを選ぶと、全体のムードにマッチします。

またこれら天然素材のファブリックは、長く使っていくうちに生地がやわらかくこなれてゆき、色味も少しずつ変わっていきます。
エイジングによる変化を楽しめるのも、天然素材ならではの魅力です。

キッチンカウンターをカフェ風にアレンジ

カフェ風のカウンターキッチン

カフェ風のカウンターキッチン(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0019/より)

キッチンカウンターの上部に、ペンダントライトやダウンライトを設置して、カフェのようなムードを演出するのもおすすめ。
お気に入りの食器や調理器具をあえて「見せる」収納で、インテリアのポイントにもなります。

注意すべきはコーディネートのバランス。
食器の色やサイズがバラバラでは雑然とした印象になるので、ディスプレイする食器類は統一感をもってコーディネートして。

調味料入れも買ってきたままではなく、ガラス瓶などおそろいのもので統一しましょう。
こまごましたモノをまとめておくのに、ラタンのバスケットも馴染みやすく、使い勝手が良いです。

観葉植物をディスプレイ

観葉植物とナチュラルインテリアは相性抜群

観葉植物とナチュラルインテリアは相性抜群(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0036/

飾り気のないナチュラルインテリアは、ともすれば彩りのない、無機質な印象になってしまうことも。
室内でも飾れるような観葉植物をディスプレイすれば、空間を華やかに彩ることができます。

ベンジャミン、ガジュマル、ウランベラータといったフィカス属の観葉植物は、丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめ。
またポトス、アイビーは、水挿しでも(ある程度の大きさまで)育てることができ、飾り方のバリエーションが豊富です。

最近はエアプランツ、ハイドロカルチャー、テラリウムなど、土を使わない育て方も一般的になり、インテリアとしてグリーンを育てている方には、楽しみの幅が広がっています。
ナチュラルインテリアと相性が良いのは、やはり過度に派手でないものが合わせやすいでしょう。

飾る場所は、大きめの植物なら部屋のコーナーや、大型家具の横に。
小さめのものなら、天井から吊るすという方法もあります。
日陰を好むものであれば、本棚や食器棚の空いたスペースにディスプレイするとよいでしょう。

バスケットやホーロー、瓶で見せる収納

おそろいの瓶でカフェ風の見せる収納

おそろいの瓶でカフェ風の見せる収納(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0050/より)

ナチュラルインテリアを演出した部屋をよりスッキリと見せるために重要なのが収納です。
収納用具もできる限り自然な雰囲気を損なわないものを利用しましょう。

おすすめは、ラタン素材のバスケット。インテリアとして可愛らしいだけでなく、網の目が細かく丈夫なため、布製品から文具まで、収納アイテムとしてもなかなか便利なのです。
また、保存食や調味料などはおそろいのホーロー瓶やガラス瓶に。細々したモノがゴチャついた印象にならないためには、同じ収納アイテムで揃えることがポイントです。

好みのエッセンスを取り入れて

木の家具、自然な馴染みカラーを基調としたナチュラルインテリアは、北欧風テイスト、カントリーテイストなど、他のテイストのエッセンスを取り入れても、調和を取りやすいという特徴があります。
プレーンなナチュラルインテリアに、他のテイストのエッセンスを取り入れて、アクセントを加えれば、個性と変化が生まれます。
最後に、ナチュラルインテリアのさまざまなバリエーションを紹介します。よりあなたらしいナチュラルインテリアのかたちを見つけてみましょう。

北欧風ナチュラルテイスト

北欧テイストを取り入れたナチュラルインテリア

北欧テイストを取り入れたナチュラルインテリア(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0050/より)

ホワイトやライトグレーを基調にした部屋に、木目を活かした家具や自然素材をつかった家具や雑貨などを多く取り入れます。
ファブリック製品には、ビビッドな差し色が入った明るめの柄物が使われることも多い北欧テイストですが、よりナチュラル感を高めたいなら、落ち着いた色に抑えるのがポイントです。

南欧(サンタフェ)風ナチュラルテイスト

南欧テイストを取り入れたナチュラルインテリア

南欧テイストを取り入れたナチュラルインテリア

地中海のリゾート地がイメージされたスタイル。白を貴重としたクラシックな家具、テラコッタカラーのタイルといったアイテムを取り入れると、ぐっと南欧らしくなります。
リゾート気分でくつろげる雰囲気が特徴。よりナチュラル感を高めたいなら、インテリア類は白系統でシンプルにまとめるのがオススメ。

カントリー風ナチュラルテイスト

カントリー調のナチュラルインテリア

カントリー調のナチュラルインテリア(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_41/より)

北米の田舎風なインテリアスタイルで、懐かしさを感じられるのが魅力。
ウッディな家具でそろえると、統一感が生まれます。カントリーテーブルや木肘のファブリックソファなどを用いれば、よりそれらしい雰囲気に。
食器や小瓶など、見せる収納でキッチン周りを飾れば、田舎町のカフェのような、かわいらしいイメージになります。

ナチュラルモダンテイスト

モダンテイストを取り入れたナチュラルインテリア

モダンテイストを取り入れたナチュラルインテリア(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0044/より)

機能美を重視したシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
ともすれば無機的になりがちなモダンテイストと、自然素材のぬくもりを感じるナチュラルテイストは、正反対にも思えますが、どちらも装飾的でないという共通点があり、意外と相性が良いのです。
ブラックとホワイトを基調に、木製家具や、リネンなどナチュラルな素材感のファブリックをプラスして、クールさとほっとするような温かみのバランスをとりましょう。

このように、ナチュラルインテリアは他のインテリアスタイルとも調和がとりやすい反面、「ナチュラル」と一口にいっても、イメージするものが人によって異なることも多いため、まずはコーディネートの方針を決めるのが重要になってきます。
お打ち合わせの際は、自分の気に入りの部屋の画像を持ち込んだり、飾りたいインテリアグッズや置きたい家具を教えていただけると、イメージがより明確になります。

 

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【執筆】堀田 隆大(ライター)
【監修】藤井奈緒美(インテリアコーディネーター)

 

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