【事例あり】壁付けキッチンのメリット・デメリット!設置時のポイントは?

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L型キッチン

キッチンには壁付け、ペニンシュラ、アイランドなど、いろいろなタイプがあります。

最近では対面キッチンの人気が高いようですが、壁付け型にも「空間を広く使える」といったメリットがたくさんあります。
今回は、壁付けキッチンのメリットやデメリットとあわせて、設置する際のポイントを解説します。実際の事例紹介も掲載していますので、ご参考になさってください。

壁付けキッチンとは?

壁付けキッチンは、前面が壁に面して取り付けられているキッチンを指す言葉です。
「ウォール型」「背面キッチン」などと呼ぶこともあります。
レイアウトによって、作業スペース・コンロ・シンクが横一列に並んでいる「I型」、
角に設置するタイプの「L型」に大別されます。

シックなI型壁付キッチン

事例:I型壁付キッチン(https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0096/

他にも、リビングの方に向かって作業するようキッチン台を配置しているスタイルを「対面式(対面キッチン)」といいます。
対面式のうち、左右どちらかが壁とくっついているのが「ペニンシュラ型」、
四方のどこも壁に面していないタイプを「アイランド型」と呼びます。

ホワイトを基調にしたアイランドキッチン

事例:アイランドキッチン(https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0077/

近年は、「料理をしながらリビングの様子を見られる」といった理由から、対面式の人気が上昇中。壁付けは、少し古い住宅のイメージが強いという方も多いのかもしれません。

壁付けキッチンのメリット

壁付けキッチンのメリットとしてまずあげられるのが、空間(LDK)を無駄なく広々と使えることです。

キッチンを快適に使うためには、80~100㎝幅の通路が必要だと言われています。
対面式、とくにアイランド型は動線を確保する必要があるため、その分広いスペースも必要になります。
しかし、壁付けキッチンなら、必要なスペースは一面分だけ。
動線もシンプルですから、通路も含めてコンパクトにまとめることができ、食器棚などの家具を配置するときの自由度も上がります。

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キッチンのすぐそばにダイニングテーブルと椅子を置けば、できた料理をすぐに食卓に並べることができますね。
間取りが自由に変更できないリノベーションでも、十分なリビング・ダイニングのスペースを確保しやすいでしょう。

壁付けキッチンは部屋の端にレイアウトするので、角部分にL字型でキッチンを配置したり、間取りが変形だったりしても対応しやすいという点も壁付けキッチンの利点のひとつ。
壁に吊戸棚をつければ、収納スペースを増やせるのも壁付けならではのメリットといえるでしょう。

LDKの場合、キッチンで発生した匂いがリビング・ダイニングに広がってしまったり、水や油がはねてしまうことがあります。
LDKのオープンキッチンでは、多かれ少なかれ起きてしまう問題です。

対面型は、天井の高さなどで、換気扇の設置に制限が出てしまうこともあります。一方で、壁付けキッチンは換気扇も設置しやすく、こうした問題が起きにくいのが特徴。
たとえば、リビングで家族の誰かが仕事や勉強をすることが多い、というご家庭にも向いています。

コスト面でも壁付けは有利。
対面式は、カウンターのリビング側も仕上げが必要ですが、壁付けは一面だけで済みます。
インテリアに合わせたデザイン・素材・色にしても、比較的安価に抑えることが可能です。

壁付けキッチンのデメリット

壁付けキッチンは、リビング・ダイニングに背を向けて料理や洗い物をすることになるので、リビングの様子を見ながら家事をすることは不可能です。

裏を返せば、作業に集中できるともいえ、メリットとして捉えることもできなくはありません。
しかし、家族とのコミュニケーションを取りたい、子どもが小さいので目が離せない、時間がないので料理しつつテレビのニュースなどを見たい、といった方には不向きだと言えるでしょう。

キッチンの周囲に窓がないと、暗くなって作業がしづらいことも。
動線も、シンプルではありますが、実際に使うことを考えると、意外と難しいポイントになってきます。

対面式ならコンロやシンクの反対側に冷蔵庫や調理家電を置けばいいですし、回遊動線をつくるのも楽です。
しかし、壁付けだと家電の置き場所は、キッチンの横ぐらいしか選択肢がありません。
配置を工夫しないと、デッドスペースが発生したり、効率が下がって料理しづらいキッチンになってしまうかも。

また配置によっては、客人が来たときなどにキッチンがリビング・ダイニングから見えやすいのも、壁付けキッチンのデメリットです。

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、刃物や火のあるキッチンに子どもを立ち入らせたくないこともあるでしょう。
対面式ならベビーゲート(柵)をつけたりしやすいのですが、作業スペースが部屋と一体化しているようなレイアウトの壁付けキッチンは、子どもの立ち入り防止、調理中に人がぶつかるリスクが、どうしても高めになってしまいます。

壁付けキッチン設置のポイント

壁付けキッチンのデメリットを解消し、メリットを生かすにはどうすればいいのでしょうか。いくつかポイントをご紹介しましょう。

スペースに余裕があれば、キッチンとリビング・ダイニングの間に、カウンターをつくるのもいいでしょう。
作業スペースが広がり、対面式のようにも使えると同時に、目隠しにもなって効率的です。また、ベビーゲートも取り付けやすくなり、収納としても使うことも可能です。

ちなみに、シンクとコンロを分けて2列平行にレイアウトした「Ⅱ型キッチン」というスタイルもあります。

カウンターをつくるほど余裕がない場合でも、パントリーをつくる、ワゴンなどを活用するといった方法で、動線や収納の問題は改善できるでしょう。

キッチンが見えてしまうのが嫌な場合は、扉をつけたてキッチンを隠すというのもひとつの手です。
あるいは思い切って壁のタイルや、後付けの棚のデザインにこだわって、「魅せる」前提でつくり込むのもいいかもしれません。

カウンターを作るほど広さに余裕がない場合は、できるだけ部屋の奥、ご家族の生活同線に被らない位置にキッチンを配置すると、お互いが邪魔になりにくく、調理中に事故が起こる可能性も減らすことができます。
食器や調理器具は、吊り戸棚のような高い位置の収納を作成し、そこにしまうのもおすすめ。

キッチン自体も、子どもが勝手に収納を開けることができないよう、チャイルドロック機能が付いたものを選ぶといいでしょう。
見た目を気にされる方も、ごみ箱を内蔵できる製品などが販売されているため、カタログやショールームでチェックしてみましょう。

独立型キッチン

独立型キッチン

配膳などの利便性は低くなりますが、リビング・ダイニングとキッチンを一体化しない、「独立型キッチン」という選択肢も。
壁やドアでキッチンを仕切ってしまえば、匂い、水や油はねの問題もほぼ起きません。

壁付け型に限った話ではありませんが、マンションのリノベーションの場合、既存の配管の位置によっては移動が難しい(または、できない)こともあります。
既存のキッチンが壁付け型ならいいのですが、アイランド型やペニンシュラ型を壁付けに変えたい方は、事前にリフォーム会社などに物件を見てもらい相談することを忘れずに。

壁付けキッチンの事例紹介

ひかリノベのリノベーションでも、壁付けキッチンを採用した事例はたくさん。
その一部をご紹介しましょう。

体格に合わせた使いやすいオーダーキッチン

海外駐在から帰国した単身男性のお住まい。

キッチン、リビング、ベッドスペースを、間仕切りを設けず海外風のワンルームに。
ベッドスペースが丸見えにならないよう、住戸形状と梁型で自然にゾーニングしました。

キッチンのカウンター(ワークトップ)は、高さが使い勝手に直結します。
市販のシステムキッチンでは、85㎝程度が標準的な高さに設定されていますが、ここにお住まいのN様は背が高く、85㎝ではちょっと低め。
そのため、90㎝でオーダーし制作しました。

調理家電の配置も考え抜かれた、便利なキッチン

築41年のマンションをリノベーションした事例です。
仲間と集まって楽しめるようにしつつ、プライベートな空間もしっかり確保した住まいに生まれ変わりました。
既存の間取りは中央にダイニングキッチンがありましたが、狭くて作業がしづらそうなキッチンでした。

そのため、DKにはみ出していた奥の部屋の押し入れを撤去し、キッチンスペースを拡大。

キッチンはオーダーメードで、二人で並んで料理しても十分な作業スペースを確保しました。
加えて、調理家電を動線に基づいてレイアウトすることで、使い勝手の良いキッチンになりました。
カウンターなども、家具のサイズに合わせてつくっています。

動線・収納・デザインを両立した独立型キッチン

独立型キッチンのリノベーション例。

壁式構造(壁で建物を支える構造)で、間取りの変更が難しかったため、部屋の配置で動線の問題を改善しました。
独立型であることを生かし、後ろ側にはたっぷりと収納スペースを設けたので、使い勝手はばつぐん。

壁には、六角形のブルーのタイルを張りました。うろこのような柄が魅力的。

最近のキッチンはというと、ついつい対面式にすることを考えてしまいがちですが、壁付けキッチンにもいろいろな良さがあります。
「どんなタイプが自分たちに合っているかわからない」と迷っている方は、ぜひひかリノベに一度ご相談を。お客様にあったキッチンリフォームはもちろん、ライフスタイルに合わせ、ベストなキッチンをつくりたいものですね。
快適な住まいのご提案とお手伝いをさせていただきます。


【記事監修】宇津木 和子(一級建築士、インテリアコーディネーター)

一級建築士、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの有資格者。家族一人ひとりの生活時間や動線を考え抜き、細部まで暮らしやすさにこだわったプランを提案する。「人の暮らしは十人十色。ありきたりの間取りに自分を合わせるのではなく、自分のライフスタイルに合わせた間取りを。リノベーションで”自分らしく楽しく暮らせる家”を目指していきましょう」


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