土間アトリエのある家
エリア | 千葉エリア |
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家族構成 | ファミリー |
面積 | 123.38㎡ |
間取り | 4K以上 → 4K以上 |
テイスト | ナチュラル,北欧 |
特徴 | 土間アトリエ,回遊動線,家事動線,階段下収納,下がり天井,見せ梁,珪藻土 |
土間アトリエのある家
絵画・彫刻・陶芸などの造形アートをライフワークとしている方、創作の趣味をお持ちの方にとって、「自宅にアトリエをもつこと」はマイホームの大きな憧れではないでしょうか。
本件のお施主様もお仕事柄、またプライベートでも創作活動をなさっており、「水濡れや汚れを気にせず使える土間空間が欲しい」というのが、お住まい計画の第一のご希望でした。
本件の『土間アトリエ』は、もともと和室だった玄関横の一室を土間空間としたもの。玄関から靴を履いたまま行き来できる開口を設け、玄関/アトリエ/廊下と回遊する動線に。廊下側の開口手前には框を設け、居室からの行き来もできるように。同時にデザイン的にも、コンクリートの無機的な空間に、木のぬくもりを取り入れました。
押し入れと仏間は既存残し。押し入れはそのまま収納に、仏間は作品を飾るコーナーとしてちょうど活用できます。
LDKは、壁/天井を全面珪藻土で仕上げ、リビング側はオークの見せ梁を、キッチン側は同じオークの下がり天井をしつらえました。建具もナチュラルオークで揃え、キッチンも木製。床も自然のままの木の質感と肌触りが楽しめる突板フローリングを採用。まるで木立の中にいるような、ナチュラルな空間です。
キッチンわきの小さな開口は、階段下収納。こちらは既存残しですが、キッチンを壁付け型から開放的な二列型レイアウトとしたことで、キッチン収納としてもリビング収納としても出し入れがしやすくなりました。
LDK以外の空間についても、水廻りの壁タイル、床タイル、タオル掛けやペーパーホルダーなど、家じゅう全てのマテリアルを、木や石調のナチュラルなテクスチャ、ベージュやグレーのやわらかな色味で統一しています。外観も、やや沈んだトーンから明るく澄んだトーンへ塗り替え。室外も室内も一貫したコンセプトで調和を保っています。