「住宅すごろく」を存知でしょうか? これは、都市・建築計画学者の三宅醇さんが提唱した概念です。
独身時代のアパート生活から、結婚して賃貸マンションに引っ越し、子どもが育ってきたら分譲マンションを購入。子どもが大きくなったらマンションを売って、郊外の庭付き一戸建てを手に入れる――高度経済成長期に、このようなライフプランを理想とする風潮が生まれ、長らくそれが正しいと信じられてきました。
しかし、ライフスタイルの多様化、社会情勢や経済状況も大きく変わった現在、住宅とライフプランの関係も様変わりしています。
一人暮らしの単身者でも、賃貸ではなくマンションを購入する人が増え、独身女性でも住宅ローンを組んでマンションを買うケースは、もはや珍しくはなくなりました。
今回は、実際にマイホームを手にした方たちのライフスタイルや年収、物件の選び方など、最新データをもとに「女性のためのマンション購入術」を解説します。
2019年3月7日初出→2020年8月11日更新