カーテンとブラインド、どっちが良い? 部屋に合わせて選ぶ窓まわり

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窓まわりにはカーテンやブラインドなど、ウィンドウトリートメントが欠かせません。

インテリアに合わせて、色や柄をコーディネートするのも楽しい時間ですが、「カーテンとブラインドどっちがいいのだろう?」こんな風に迷った経験はありませんか?

どちらも窓から入る光や視線を遮るといった効果は同じですが、形や機能性はまったくの別物。違いを理解して部屋の用途やインテリア、ライフスタイルに最適なものを選ぶことが大切です。

今回はカーテンとブラインドそれぞれのメリット・デメリットを徹底比較し、お住まいに合ったアイテムの選び方を解説します!

2019年9月7日初出→2021年7月6日更新→2022年6月15日更新

カーテンのメリット・デメリット

窓まわりの装飾でもっとも人気が高いのは、なんといってもカーテンでしょう。
カーテンは量販店やインテリアショップで容易に入手でき、色や柄のバリエーションも豊富。しかも、リーズナブルなのが最大の魅力です。
引っ越しや模様替えをしたときにも、気軽に取り換えることができます。

カーテンレールが取り付けてあるお部屋なら、取り付けも簡単。
遮光・遮熱・遮音、UVカットなどの機能をもつ製品も数多く存在します。
お部屋の用途に応じた機能を選べば、快適性を高めるアイテムとしても効果を発揮するでしょう。いまは、家庭用洗濯機で洗える(ウォッシャブル)タイプが多く、お手入れが楽なのもポイントですね。

カーテンのデメリットは、窓やお部屋を狭くみせてしまう可能性がある点です。
開いたとき、窓の両サイドに布がまとまる(カーテンだまり)ので、どうしても窓が狭くみえがちになってしまいます。

一般的なドレープ(ひだ)カーテンは、窓から室内に15cm程度はせり出してしまうため、邪魔だと感じられることもあるかもしれません。
狭い部屋のなかで、窓と家具のあいだにあまり空間が取れないと、開け閉めもしづらく窮屈さを感じてしまいます。

また、誰でも簡単に手に入れられる分、きちんと採寸しないまま買ってしまうと「大きすぎて見栄えが悪くなってしまった」「天井から床までの長さが足りなかった」といった事態に陥ることも……。
カーテンは布製のため、水を使う部屋には不向きです。結露によってシミができたり、カビが生えてしまう恐れもあります。

カーテンのメリット

  • 販売されている色や柄の種類が豊富
  • 価格がリーズナブルなものが多い
  • 取り付けが比較的楽なものが多い
  • 多機能性をもつアイテムが数多く販売されている

カーテンのデメリット

  • 部屋を狭く見せてしまう可能性がある
  • 正確にサイズを採寸しないと不恰好になる
  • 水回りの窓には不向き

ブラインドのメリット・デメリット

スラットやルーバーと呼ばれる羽根をヒモでつなぎ、開閉させることで視線や光を遮るのがブラインドです。

オフィスの窓にもよく使われている、ベネシャンブラインド(横型)と、バーチカルブラインド(縦型)の2つに大別されます。

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出典:参照:タチカワブラインド (https://www.blind.co.jp/products/digicata.html

スラットを操作して角度を調節すれば、視線を遮りつつも光や風を室内に取り込めるのがブラインド最大のメリットです。
角度によって、光の入り方や調光も細かくコントロールできます。
カーテンのようなボリューム感がなく、開けていても閉めていてもすっきり見えるので、どんなインテリアにもマッチします。和室にもブラインドを使ったインテリアの事例は少なくありません。
アルミブラインド・ウッドブラインド・ファブリック(布)製などスラットの素材は、ラインナップも豊富です。アルミ製なら水まわりでも安心して使うことができます。

デメリットをあげるとすれば、掃除のしにくさでしょう。
スラットの隙間はとてもホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。その割に分解することができないため、1枚1枚掃除するしかなく手間がかかります。
ひもでつながっているため、一気に拭くのもちょっと難しいのが困りもの。

また、構造上どうしてもスラットのすき間が多くなってしまうのもブラインドの欠点のひとつです。すき間があると、完璧に光を遮ることは難しくなります。
窓を開けていると、風でスラット同士がぶつかったり、窓枠に当たったりして音が出ることもあり、人によっては耳障りに感じるかもしれません。

ブラインドのメリット

  • 光や風を部屋に取り込みやす
  • 調光のコントロールがしやすい
  • カーテンよりもすっきりした印象を与える
  • 水回りに使える素材も多い

ブラインドのデメリット

  • 手入れがしにくい形状な上に、ホコリが溜まりやすい
  • 完全に遮光することが難しい

その他のウィンドウトリートメント

ここまで、カーテンとブラインドだけを取り上げてきましたが、それ以外にもさまざまな窓まわりのアイテムが存在します。

ロールスクリーン

ロールスクリーンとは、ロール状の布(スクリーン)を上下させて、視線や光を遮るアイテムです。

ロールスクリーン

ロールスクリーン

完全にスクリーンを巻き取ってしまえば、ブラインド以上にコンパクトになるのが最大のメリットです。目立たず便利で、インテリアの邪魔にもなりません。窓に取り付ける以外の使い道として、部屋の間仕切りや収納の目隠しにも適しています。

ただし、巻き取りのためにスクリーンを薄くせざるを得ないので、カーテンやブラインドほどの遮光性はありません。
とくに夜は、室内にいる人のシルエットがスクリーン越しにみえてしまうため、脱衣所などプライバシーを重視すべきところに使うのは避けた方が無難です。

暗くなりがちな廊下の窓など、視線を遮りつつ、ある程度は明るさも欲しいところに向いているアイテムです。

ローマンシェード

カーテンのような布製の生地を、左右ではなく上下に折りたたみながら開閉するのがローマンシェードです。カーテンシェードと呼ぶこともあります。

出典:サンゲツ(https://www.sangetsu.co.jp/)

出典:サンゲツ(https://www.sangetsu.co.jp/

窓の両サイドにたまりができないため、小さな窓でもすっきり納まります。

カーテンと同じ生地を使えるものもあり、トータルコーディネートも簡単。大きい窓には向きませんが、カーテンと同じ色や柄で合わせたり、窓の大きさによって使い分けたりすれば統一感のあるインテリアになります。

フルオープンにすると上に生地のたまりができるため、上部からの圧迫感が出てしまうかもしれません。こちらもカーテンと同じく、水まわりでの使用には不向きです。

プリーツスクリーン

比較的新しいアイテムで、じゃばら状の生地を折りたたむようにして上下に開閉します。

出典:タチカワブラインド(https://www.blind.co.jp/)

出典:タチカワブラインド(https://www.blind.co.jp/

ブラインドやロールスクリーンのように、とてもコンパクトに納まります。

和紙調のスクリーンを使っているものもあり、和室での採用例も多くなっています。

また最近では、洋風のスクリーンも増えているため、どんなインテリアにもマッチさせやすいことがメリットでしょう。

スクリーンの断面がハチの巣状になっている「ハニカムスクリーン」というタイプも存在します。他のアイテムに比べ、窓とのあいだにより大きな空気層ができるため、断熱性も高いといわれています。

しかし、熱を遮る効果が高いということは、逆に窓とのあいだで温度差が大きくなるということ。窓の結露が起きやすくなる可能性もあります

あなたのお部屋に合うのはどっち?

カーテンとブラインド、どちらにもメリット・デメリットがあります。

メリットだけで選ぶと、実際に取り付けたあとにデメリットの方が強く感じられてしまうこともあるかもしれません。反対に、デメリットだけにとらわれていても選択肢を狭めるだけ。特徴をよく理解したうえで選ぶと失敗が少ないでしょう

カーテンがおすすめな部屋

カーテンは、ブラインドに比べて視線や光を遮る性能が高いので、寝室のようにプライベートな用途のお部屋に向いています。

リラックスできるプライベートなお部屋

リラックスできるプライベートなお部屋

近くに幹線道路が通っていたり、深夜でも開いているお店が多かったりするエリアだと、深夜でも光や音が気になりやすいですよね。
ゆっくりと眠りたい方は、遮光タイプ防音タイプのカーテンにしてみるのも手です。

広さがあるお部屋なら、カーテンのボリュームもさほど気にならないはず。むしろ、カーテンだまりがラグジュアリーでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。

また、子ども部屋や小さいお子さまがいるご家庭には、カーテンをおすすめします。
ブラインドやロールスクリーンの開閉用ひもが、子どもの首や手に絡まってケガをしたり、ときには死亡する事故も少なくありません。
レースカーテンをはじめ、柔らかくて危険な部品・部位がほとんどないものが多いため、比較的安全です。

ブラインドがマッチするお部屋

ブラインドの魅力は、採光や通風が微調整できること。

日当たりのいい部屋なら、夏は強い日差しを遮り、冬は光を取り入れることで快適性がアップします。季節に合わせた日差しのコントロールには、スラットの角度を細かく調整できるブラインドが力を発揮します。

ペットを飼っている方、あるいはリビングなど人が集まる部屋だと、カーテンも汚れやすくなるため、室内の空気を汚す原因になることも考えられます。
アレルギー体質の方などは、ブラインドを検討してみましょう。

水がはねやすいキッチンや洗面所でも、ブラインドは汚れを気にすることなく使用できます。木やファブリックは避け、アルミや樹脂など水に強い材質のものを選びましょう。

そして意外にも、和室にはブラインドが似合います。
日本の伝統的な窓まわりアイテムである「すだれ」も縦型ブラインドのような形状なので、カラーコーディネートに気を付ければ違和感はほとんどありません。
木や畳と相性のいいナチュラルなアースカラー(グリーンやブラウン)や、ウッドブラインドがおすすめです。

「小さな子どもがいるけれど、ブラインドを使いたい」ーーーそんな方は、ひも部分がない・ひものループが小さい・一定以上の重量がかかると外れるセーフティジョイント付きの製品など、安全性の高いものを選びましょう。

消費者庁「ブラインド等のひもの事故に気を付けて!」

出典:消費者庁「ブラインド等のひもの事故に気を付けて!」 (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160629kouhyou_1.pdf

ロールスクリーンやローマンシェードはどこに使う?

ロールスクリーンやマローンシェード、そしてプリーツスクリーンは布を畳あげる(もしくは巻き上げる)タイプのため、コンパクトに収まるのが大きなメリットです。意匠性も高いため、比較的小さい窓のポイントとして使うと相性もよく使いやすくなります。

また、布部分を下ろすと一枚のフラットな布になるため、そのデザイン数もさまざま。まるで絵画を飾るように、おしゃれなインテリア感覚で使うこともできます。

ただし、布の両脇から光が漏れやすいため、寝室には不向きです。

窓を外から飾るアイテム

よく晴れて強い日光が降り注ぐ日ーーーそんな日は夏らしく気分も良いものですが、日焼けも気になります。なにより、暑さが増すのはいやですよね。
夏の窓まわりの工夫として、窓の外側に取り付けるアイテムにも目を向けてみましょう。

ここ数年増えているのが、ベランダやデッキに面した窓に取り付ける「シェード」です。夏はシェードを引き出しておけば、強い日差しをカットして室内の温度上昇を抑えてくれます。ベランダやデッキが直射日光で高温になるのを防ぎ、見た目もおしゃれな印象になるため、ベランダを暮らしの場として活用したい人にもおすすめです。

※マンションの場合、緊急時の避難経路や外観への影響から使用が禁止されている場合があります。必ず規約をチェックしてください。

手軽さやシンプルさでいえば、すだれもおすすめ。価格が安く、ホームセンターやスーパーで手に入れることができます。軽いため、取り付けも自分で楽にできますね。

室内のカーテンやブラインド、スクリーンを上手に組み合わせて使うことで、暑い夏でもより快適に過ごせるかも。
窓まわりはインテリアの大切なポイントであり、同時に住まいの快適性や使い勝手を左右する場所でもあります。

イメージしている快適さとデザイン性の両立を叶えることは簡単ではありませんが、ぜひお好きな窓まわりアイテムをみつけて理想のお部屋作りにトライしてみてください!


【記事監修】宇津木 和子(一級建築士、インテリアコーディネーター)

一級建築士、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの有資格者。家族一人ひとりの生活時間や動線を考え抜き、細部まで暮らしやすさにこだわったプランを提案する。「人の暮らしは十人十色。ありきたりの間取りに自分を合わせるのではなく、自分のライフスタイルに合わせた間取りを。リノベーションで”自分らしく楽しく暮らせる家”を目指していきましょう」


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