図解で分かる!リフォームとリノベーションの違い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
differ

≪リフォーム≫と≪リノベーション≫はどう違うの?
どちらも家の改装や変更を加える際につかわれる言葉ですが、どのように使い分けるのかわからない……という方も多いのではないでしょうか。

「古くなった水廻りを新しくしたい!」
「キッチンとリビングの仕切りをなくして広いLDKにしたい!」
こんな場合は≪リフォーム≫業者と≪リノベーション≫業者、どちらに頼めばいいのでしょう。

この記事では、そんな疑問をスッキリ解決! 実際の事例・写真とともに、≪リフォーム≫と≪リノベーション≫の違いをわかりやすく解説します。
≪リフォーム≫あるいは≪リノベーション≫をお考えの方、まずこの記事をご一読ください!

1.リフォーム……もとに戻す

≪リフォーム≫とは、古くなった家や設備をもとの状態に戻すことをいいます。
具体的には、次のような工事です。

  • 色があせたり、汚れたりしているクロスを張り替える
  • 外壁塗装をきれいに塗り替える
  • 古びてキズついたり、故障が生じたりしているキッチンやトイレ等を修繕または交換する

Image (11)

Image-1 (7)
▲トイレのリフォーム。古くなった設備を交換します。

「古くなったり、故障が生じたりしたところに手を入れる」という性質上、部分的・限定的な工事にとどまる場合が多いのが≪リフォーム≫です。

2.リノベーション……新しい価値を与える

他方、リノベーションは古くなった家や設備を刷新し、新しい価値を与えることをいいます。
具体的には、次のような工事です。

  • 間取りを自由に変更する
  • 内外装のデザインを一新する
  • 遮音性・断熱性を向上させる

デザインや性能を抜本的に変えるため、≪リフォーム≫と比較して大がかりな工事になることが多いのが≪リノベーション≫です。

とくに近年注目されているのが、もとの部屋を構造体だけ残して解体し、内装や設備機器を一新する≪スケルトンリノベーション≫です。
つまり、古い部屋を壊して、新しい部屋を造るという工事です。

いま、≪スケルトンリノベーション≫前提で中古物件を購入し、間取りやデザイン・設備等、自分の「理想どおりの住まい」を造りたいという方が増えています。
人口減少に伴い空き家が増加しているいま、これを活用しない手はありません。
また中古物件の価格は築20年ほどで底値となり、新築のおよそ半値で購入できます。
「中古を買ってリノベーション」なら新築を買うよりリーズナブル。しかもオーダーメードで理想の部屋をつくることができるのです。

◆語源でみる≪リフォーム≫と≪リノベーション≫の違い

実は、英語でいうreformは住宅用語ではありません。一般的に「制度や組織の改革・改善の意味」でつかわれます。
≪リフォーム≫は和製英語なんですね。

対して、住宅の改装・修復に広くつかわれるのがrenovationです。

日本ではどういうわけか≪リフォーム≫が「家の改装・改修」という意味で早く浸透しました。
そのため、本来≪リノベーション≫というべき内容の工事でもあえて≪リフォーム≫と呼んでいる業者もいます。
したがって、≪リフォーム≫あるいは≪リノベーション≫工事を依頼する際はその業者の過去の実績や事業内容を確認し、自分がしたい工事内容に合っているかを判断しなければなりません。

◆リフォーム済み物件? リノベーション済み物件?

中古マンションを探していると、よく「リフォーム済み物件」とか「リノベーション済み物件」とかうたっているのを目にしますね。
上でみたように、本来「リフォーム」と「リノベーション」は違うものですが、このような場合、実際におこなった工事内容はあまり差がないことがほとんどです。

物件を探している側はもとの設備や状態がどんなだったかわかりませんから、ただクロスを新しくしたり、水廻りを修繕したりといった工事内容でも「リノベーション済み物件」といっている業者が非常に多いのです。
いったんスケルトン状態にして古くなった配線・配管を交換しているのかも、「リノベーション済み物件」というだけではわかりません。

とくに築古物件は≪見えない部分≫こそメンテナンスが必要です。
したがって「リフォーム済み物件」「リノベーション済み物件」を選ぶ際は、工事内容を必ず確認するようにしましょう。

2-1.リノベーションでできること・できないこと

リノベーションではいったん部屋を解体して(スケルトン)そこに新しい部屋を自由につくることができますが、制約が全くないわけではありません。

★PS(パイプスペース)は動かせない

マンションの図面をみると「PS」と書かれた場所があると思います。
PS
「PS」とはパイプスペースの略で、給排水管を通している場所のこと。
PSは動かすことができないので、柱として残ってしまいます。
またPSからあまり離れた場所に水廻りをおくと、配管の勾配がとれないためうまく給排水できなくなるおそれがあります。

★マンション規約による制限

マンションによっては、床材や壁材に制限がある場合があります。
築古マンションは防音性能が充分でないため、遮音性が高い床材や壁材を使用することでカバーしている場合が多いのです。
そのため床材や壁材を変える場合も、同等以上の建材を用いなければならないというわけです。
「もとが畳やカーペットだった床を全室フローリングに変えて、間取りを大幅に変更して……と計画していたが、規約をみたらフローリング禁止だった」という例もあります。

また、電気やガス給湯器の容量が決められている場合もあります。
オール電化や、ガスコンロをIHに変更する際は、とくに注意が必要です。

★共有部分は変えられない

マンションリノベーションで手を加えていいのは専有部分のみ。つまり部屋の中に限られます。
次の場所は共有部分に当たり、変更できないのでご注意ください。

  • 玄関ドア
  • バルコニー
  • 窓枠・窓ガラス・網戸
  • マンションの構造体

2-2.リノベーションってこんな感じ!実際の事例をご紹介

ここからは、ひかリノベで実際にリノベーションをおこなったお客様の事例をご紹介します。

★お部屋を自由にオーダーメード!≪スケルトンリノベーション≫の例

こちらはいったん部屋を解体して間取りを自由に変更する≪スケルトンリノベーション≫の一例。
ネコ間取り
リビング・ダイニングキッチン・和室と分断されていた部屋を一つにして、広々としたLDKになりました。
リビングbefore

リビングafter

LDKと寝室の間も、実は仕切りはありません。
こちらのお客様はネコちゃんを飼っているため、自由に行き来できるよう、オープンシェルフで空間を区切りました。
視界を遮らないオープンシェルフは、LDKと寝室を空間的に分ける役割を持ちつつも圧迫感を感じさせません。
小物のディスプレイや収納にも利用でき、一石二鳥以上のアイデアです。
オープンシェルフ

リビングと分断されていたキッチンは、リビングダイニングを見渡せる対面式に。
作業スペースもグーンと大きくなりました。
キッチンbefore

キッチンafter
このように、≪スケルトンリノベーション≫は「もとの部屋を解体したところに新しく部屋をつくる」イメージです。

★「惜しい!」を変える。部分リノベーション

こちらは間取りは大きく変えず、キッチンや寝室のデザイン等、ポイントを絞って変更した例です。
部分間取り

LDKと寝室の壁を取り払い、かわりにガラスブロックの間仕切りを設置。
この寝室はもとは和室でしたが、洋室に変更しています。
LDKbefore

LDKafter1

光を透すガラスブロックの間仕切りが、空間を広く、明るく演出します。
ガラスブロック

さらにキッチンとリビングを隔てる壁を取り払い、より開放的に。
これなら、お料理中もリビングの家族との距離がグッと近く感じられますね。
キッチンbefore

キッチンafter
このように、リフォーム済み物件や築浅物件の「ここだけが気になる……」という場合、ピンポイントで変更を加えることを≪部分リノベーション≫といいます。
少し手を入れるだけで、部屋の印象もずいぶん変わりますね。

3.まとめに~リフォームとリノベーションのあいまいなカンケイ

以上のように、リフォームとリノベーションの違いについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
リフォームは「古くなった家や設備をもとに戻すこと」。
リノベーションは「新しい価値を与えること」と定義されています。

しかし、実際には「リフォーム」という方が浸透が早かったので、本来「リノベーション」というべき内容の工事もあえて「リフォーム」と呼んでいる業者もいます。
反対にクロスを張り替えたり、水廻りを修繕したりといった工事しかしていなくても、「リノベーション」とうたっている業者もいます。

したがって工事を依頼する際はその業者の過去の実績や事業内容を確認し、自分がしたい工事内容に合っているかを判断しなければなりません。
「リフォーム済み物件」「リノベーション済み物件」を選ぶ場合も、おこなった工事内容を必ずチェックするようにしましょう。

 

弊社ひかリノベは≪スケルトンリノベーション≫から表層の変更まで、お客様の「理想の住まいづくり」をサポートするリノベーション会社です。
「既存の部屋を丸ごと造り替えたい!」「気になる部分だけ変更したい……」等、お客様お一人おひとりのご希望に応じて住まいをアップデートいたします!

「中古物件を買って自由にリノベーションしたい」とお考えの方、
「いまの家のここを変えたい」という方も、
ぜひひかリノベにご相談ください!
相談会
ひかリノベの個別相談会お申込みページ

ひかリノベでは毎週土曜・日曜に個別相談会を開催しています。
「リノベーションでこんな工事はできる?」といった疑問に、弊社コーディネーターがお答えします!
お申込みは上の画像から。皆さま、どうぞお気軽にご参加ください♪

執筆は、ひかリノベの施工管理、高橋でした。

p-takahashi

高橋 冬

リノベーション専門会社「ひかリノベ」設計担当

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る