造作家具とは?メリットと依頼方法・リノベーション事例

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造作キッチンの事例( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0108/ )

「造作家具」とは、オーダーメイドでつくる家具のこと。
空間やその人の使い勝手に合わせて設計・施工するため、既成の家具では満たせないニーズやこだわりを反映できます。

リノベーションで理想どおりの内装や間取りを作り上げても、そこに置く家具によっては空間の調和がこわれてしまったり、動線が暮らしにくくなってしまうことも。「造作家具」を取り入れることで、好みや暮らしに合わせたオリジナルの空間を実現できます。

この記事では、「造作家具」のメリットや依頼の仕方、ひかリノベが手掛けた造作を取り入れたリノベーション事例を紹介します。

造作家具とは?

造作家具とは、前述のとおりオーダーメイドで設計・施工する家具のこと。

厳密には、オーダーメイド家具の中でも(置き型ではなく)壁や床に造り付ける家具のことをいい、「造り付け家具」とも呼びます。

造作家具のメリット

造作家具の最大のメリットは、オーダーメイドのため細部までこだわりを反映できるということです。具体的には、サイズやデザインを自由に決められる、空間に統一感が出る、といった美点があります。

また、造り付け家具は置き型家具に比べ地震に強いというメリットも。

ここからは、造作家具のさまざまなメリットについて解説します。

サイズやデザインを自由に決められる

造作家具はオーダーメイドのため、空間のレイアウトや収納するものに合わせて設計したり、色や素材を自由に決めることが可能です。

既製の家具は、万人が使いやすいサイズやデザインでつくられています。翻っていえば、自分の暮らしや好みに100%合致するモノは滅多にありません。サイズ感や色や素材、棚板や引き出しの数や位置等、どこかに妥協が必要になる場合が多くなります。

空間に統一感が出る

造作家具は素材や色を自由に決められるため、内装に使った部材と同じ部材をつかったり、同じ色で揃えたりして、インテリアのテイストを統一することができます。

サイズもスペースにフィットする寸法で設計するため、空間の調和を乱すデッドスペースが生まれません。

また、壁や床に造り付けの家具は、置き型家具に比べ、大きなモノでも圧迫感が少なく、空間に馴染みやすいという特徴があります。

置き型家具に比べ地震に強い

造り付けの家具は、壁や床に固定されているので、地震で家具ごと倒れてくる心配がありません。

中に収めるモノには別途すべり止めをするなど工夫が必要ですが、背丈ほどの収納棚が倒れてくるなどの恐れがない分、地震時の転倒リスクは軽減されます。

造作の依頼方法

さまざまなメリットがある造作家具ですが、リノベーションで造作家具を取り入れる場合、どのように依頼すれば良いのでしょうか。

まずはリノベーション会社との初回相談で、造作家具を検討していることを伝えましょう。

造作家具は、対応できる会社とそうでない会社があります。希望がある場合は、早めに伝え、造作に対応しているか否か確認しなくてはいけません。
実績があれば施工事例を見せてもらいましょう。

造作家具を取り入れる場合、どのような家具をつくるか、その内容によってリノベーションの工事費用も変わってきます。たとえば壁一面の本棚を作りたい、テレビボードを作りたい、キッチンや洗面台といった水廻り設備を造作したいetc…
予算内でどこまで要望を実現できるか、サイズや仕様をどうしたいか、リノベーションの打ち合わせの中で設計担当といっしょに検討していきましょう。

「造作家具」の事例

ひかリノベのリノベーションでは、さまざまな造作家具に対応しています。
本棚・デスク・キッチン・洗面台の造作を行い、理想のリノベーションを実現した事例を紹介します。

本棚・デスク造作

本棚・デスク造作の事例 ( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0102/ )

本棚・デスク造作の事例 ( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0102/

ワークルームに本棚とカウンターデスクを造作した事例。
室内窓越しにリビング側から視線が届く本棚は間接照明を埋め込み、空間のフォーカルポイントに。。
L字型カウンターは二台のデスクトップを並べても余裕ある広さ。奥行の違う二段構成とし、マグや小物等の置き場を確保しました。前面には筆記用具等を収める抽斗を、左右の角には配線孔を設け、机上はいつもスッキリ。

本棚・デスク造作

本棚・デスク造作の事例( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0095/ )

本棚・デスク造作の事例( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0095/

レッドシダーの板張り天井が印象的な書斎空間。
壁面に本棚とデスクカウンターを造作しました。
柱を回り込むようにL字型に配した本棚は、棚を支える金物に細身のシルバーを採用。オープンタイプの軽やかさを損ないません。
デスクカウンターも本棚と同じアルダー材・シルバーの金物で揃えて統一感を。

キッチン造作

造作キッチンの事例( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0108/ )

造作キッチンの事例( https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0108/

大理石とタイルの天板が目を惹く、造作コの字キッチン。
大理石部分は、パンや焼き菓子作りが趣味というお施主様愛用のペストリーボードを埋め込んだもの。壁面の小物棚も、お手持ちのシェルフを埋め込んだものです。
通路側に置いたキャビネットも造作品で、空間と調和する仕上がりに。キッチン下収納と同様に、収納する食器やキッチンツールの数・大きさに合わせて計画しました。

洗面台造作

サンルームに直結した使い勝手の良い洗面室に、洗面台を造作。
ナチュラルな木のカウンター、使い勝手の良い大きなボウルと、しまうモノに合わせて計画した収納。
既存の窓と調和した納まりも造作ならでは。

まとめ

「造作家具」は、住む人のこだわりや家族それぞれのライフスタイルに合わせて自由に作れる魅力的な選択肢です。

リノベーションで自分らしい空間をつくりたい方は、ぜひ造作家具の導入をご検討ください。

当社ひかリノベのリフォームやリノベーションでは、ご予算とご要望にあわせて造作家具を取り入れ、お施主様お一人おひとりの使い方やご要望に応じて、ベストなプランをご提案いたします。

家探しからのリノベーションをご希望の方は、物件探しから設計・施工まで。居住中のご自宅のリノベーションは、工事中の仮住まい探しから設計・施工まで、ワンストップでおまかせいただけます。

現在、ひかリノベのサービス概要をまとめたパンフレットと施工事例集のPDFデータを無料で配布中です。下記ダウンロードボタンより、どうぞお気軽にご覧ください。

記事監修

宇津木 和子(一級建築士、インテリアコーディネーター)

一級建築士、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの有資格者。家族一人ひとりの生活時間や動線を考え抜き、細部まで暮らしやすさにこだわったプランを提案する。「人の暮らしは十人十色。ありきたりの間取りに自分を合わせるのではなく、自分のライフスタイルに合わせた間取りを。リノベーションで”自分らしく楽しく暮らせる家”を目指していきましょう」

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