リノベーション工事の≪5大トラブル≫徹底回避マニュアル

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もとのお家を解体し、新しく作り直す『リノベーション』は工事の規模も大きく、その分費用もかかります。それだけに失敗したくない、トラブルがあったらどうしよう? と不安を抱かれる方は少なくありません。

素敵に生まれ変わったお家での新生活を夢見ていたはずが、工事がずさんだったり、近隣から「音がうるさい」とクレームが入ったりして「こんなことならやらなきゃ良かった!」と後悔するようなことは、絶対に避けたいですよね。

そこで今回の記事では、リノベーション(大規模リフォーム)工事のトラブルを回避し、「夢のお家」を実現するために注意したいポイントと、万一トラブルが起きた場合の対応方法についてまとめました!

住まいづくりをスムーズに、楽しみながらすすめるために。そして竣工の日を気持ちよく迎えるために。
これから工事に入られる方、いままさに工事中という方も、ぜひこの記事をトラブルシューティングとしてお役立てください!

1.リノベーション工事によくあるトラブル

TV・新聞のニュースやWeb掲示板、SNSをみると、リノベーションやリフォーム工事で「こんなトラブルがあって困っている」という相談が寄せられていることがしばしばあります。
それらの相談内容をよく読んでみると、細かい事情はケースバイケースですが、おおむね次のような相談ごとが多いです。

皆さまも似たようなトラブル事例を目にしたり、お知り合いから体験談を聞かれたことがあるのではないでしょうか。あるいは、いままさにご自分が似たような状況になりかけている方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

リノベーションは相応のお金と時間をかけて行うものですから、やはり日用品を買い換えるような気軽さでは出来ませんね。予定どおりの予算と工期できっちりと納めたいもの。
もちろん、これから毎日をともに過ごしていく大切な住まいですから、手抜き工事ではいけません。いくら安く・早く出来たとしても、すぐに配管から漏水したり、歩くたびにフローリングが軋むような仕上がりでは困ります。
また、工事で出る音やにおい・荷物の搬入などで近隣にお住まいの方に迷惑を掛けてしまい、印象が悪くなっては、今後その家に住みにくくなってしまいますね。

こうしたトラブルを未然に防ぐためには、施主としてはどう行動したらいいのでしょう?
そして万一トラブルになってしまったときは、どのように対応すればいいのでしょうか。
先ほど挙げた例から、順番に見ていきましょう。

2.工事費用が予定よりかさんでしまう

リノベーション費用の相場は、スケルトンリノベーション(もとの家の枠組みだけを残して、内装も住宅設備も丸ごとつくり変えること。フルリフォームともいいます)で10〜15万円/㎡が目安ですが、この価格はあくまで平均値。
内装も、間取りも、住宅設備もすべてご自分で自由に選ぶことのできるリノベーションは、工事の内容や資材のグレードによって値段が大きく変わります。
そのため見積もりでリノベーション会社(リフォーム会社)から提示された金額が妥当なものなのか分かりにくく、あとからやはり不当に高い金額を請求されたのだと判明して悔しい思いをした、という方もいらっしゃいます。

リノベ会社が言っている金額が高いのか・安いのかを掴むためには、一社だけでなく2〜3社に相見積もりを取ること。
大きな開きがなければだいたい相場どおりということですし、大きく違うようならなぜそんなに高いのか・安いのか、「このメーカーのキッチンは、当社はよく取引しているので安く仕入れられるんですよ」というように理由を示してもらいましょう。

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▲見積書の例。「工事一式○○円」だけでなく、このように明細を示してもらいましょう

このとき、すべての会社に同じ条件で見積もりを取ることがポイントです。A社では最新式のシステムキッチン、B社ではベーシックなグレードというやり方では、価格差が生じるのは当然ですよね。
条件以外の、工法の工夫や資材の仕入れ値といったところで比較したいので、工事範囲や住宅設備のグレードは同じに揃えましょう。

また、着工してから思わぬ追加工事が発生し、当初の見積もりから価格が変わってしまったというケースもよく聞かれます。
とくに築古物件は給排水配管の詰まりや故障、床下地の傷みといった経年劣化が(程度の差はあれ)心配です。経験豊富な会社であれば、解体前にある程度予想できることですから、見積価格にそうした工事も含まれているか、必ずチェックなさってください。

どんな工事が必要か、ということは建築の知識がないと判断がつきにくいようですが、相見積もりを取ることで「A社は価格が高めだけど配管交換が含まれていて、B社は安いけど配管については何も言っていなかった」というように比較できます。もし築20年を超えている物件なら、リノベーションで床を解体するタイミングで配管交換もしてしまった方が、あとあとのことを考えると合理的です(給排水配管の寿命は20〜25年
このように、見積もりは価格だけでなく、各社の提案内容もよく見比べることが大切です。

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▲築古物件は配管や床・天井の木下地の劣化も念頭に

また、実際に着工してから追加工事が発生したときは、そのつど「費用は追加で掛かるのか。いくら必要なのか」「工期に遅れは出るのか」を確認し、必ず書面にしてもらってください。
万が一知らぬうちに工事が追加され、竣工後に「配管も変えておいたのでその分の費用も支払ってください」などと言われては、納得できませんものね。

3.希望していた工事ができない

リノベーションはお部屋のデザインも、最新の住宅設備も自由に決められますが、もとの家の枠組みを再利用する以上、建物の構造によって出来ること・出来ないことがあります。
木造戸建ての場合は柱や梁・壁の中の筋交いといった建物の骨組み、建物を支えるために必要な部位は壊すことができません。たとえば「リビングと隣の部屋の間仕切り壁をなくして、ワンフロアにしたい」と思っても、その壁の中に筋交いが入っていれば(耐力壁)邪魔だからといって壊してしまうわけにはいかないのです。

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▲写真やや右寄りのX字の柱が「筋交い」

マンションの場合、ここ20年ほどの物件はラーメン構造といって柱と梁で支えるタイプが一般的ですが、築古物件は耐力壁で支えるタイプも少なくありません。
また、床や天井は構造体に直接仕上げを施した直床・直天井か、下地を組んで二層構造とした二重床・二重天井か。直床・直天井の場合は給排水配管や排気ダクトを切り回す床下・天井裏のスペースがないため、キッチンやお風呂といった水まわりの間取り変更や、空調設備の増設・移動ができない場合があります。
さらに、集合住宅は住民間のルール・管理規約があります。「防音のため、床材はコレ」と決まっていたり、「マンション全体の電気容量に限りがあるので、オール電化は禁止」という場合も。

とくにご注意いただきたいのは、これから「中古を買ってリノベーションしよう」とお考えの方です。
せっかく希望のエリアでお手頃な物件があった! と思って購入したら、リノベーションのプランナーに「この物件は壁構造なので、この壁は壊せません」と言われてしまった。いまさら購入キャンセルはできずガックリ……なんて事態は避けたいもの。
そのためには、購入前にリノベーション会社を決めておき、ある程度プランを固めた上で物件探しをすることです。内覧にプランナーも同行してもらい、リノベーションに向く物件かどうかを確認した上で購入しましょう。

このとき、不動産売買からリノベーションまでワンストップサービスの会社なら「不動産会社で内覧を申し込んで、設計事務所に内覧同行を依頼して……」という手間がなく、リノベーションありきの物件探しがシステム化されています。「リフォームやリノベーションははじめて」という方はとくにおすすめです。
(私たちひかリノベも、そんなワンストップサービスのリノベーション会社です!)

4.施工不良を発見した

手抜き工事や「壁紙の色が違う」といった資材の仕入れミス・施工ミスが見つかったときは、速やかにやり直してもらいましょう!
それも、できれば完成前の早い段階の方が素早くリカバリーできますから、工事中はこまめに状況をご確認ください。現場監督から「今日はここまで進みました」と報告が上がってきたらすぐに(遅くとも当日中に)確認することはもちろん、ときおり現場に施主検査に行き、ご自分の目でお確かめになってみることです。
そして打ち合わせで決めた内容と違うとか、イメージと違うと感じる箇所があったら、遠慮なく現場監督にお申し付けください。

もし工事が完了したあと、入居後に施工不良に気づいたときは、すぐにリノベーション会社に相談を。会社によって内容は異なりますが、「竣工後1年間に生じた故障は無料で修理します」といった保証がきく可能性があります。
たとえばひかリノベでは、自社保証に加えて、適合リノベーション住宅の2年間保証や、リフォームかし保険といった第三者機関の保証・保険も受けることができます(第三者機関の検査に合格する必要があります)

リノベーション会社を決める際は必ずアフター保証の有無、期間や範囲をご確認ください。
もちろんミスなく工事が終わることが一番ですが、何事も100%安心ということはありませんから、事前の備えが大切です。

5.工期が間に合わない

お風呂だけ、トイレだけといった部分リノベーション(リフォーム)であれば住みながらの工事も可能ですが、スケルトンリノベーション(フルリフォーム)であれば家を空ける必要があります。
スケルトンリノベーションの平均的な工期は2〜3ヶ月間。その間、ご自宅のリノベーションなら賃貸アパート等への仮住まいが必要ですし、「中古を買ってリノベーション」なら工事が終わるまで入居はできません。
工事が遅れれば、その分よけいに仮住まい費用もかさんでいきます。

まず前提として、リノベーションプランが決まったら、いよいよ着工のまえに、リノベ会社から工程表を(書面で)出してもらいましょう。◯日から△日からまで解体作業、つづいて×日から木工事というように、工事の予定を施主と業者の間で共有しておくのです。
そのうえで、工事が始まったら現場監督から「ここまで完了しましたよ」と(少なくとも週に一度は)進捗を報告してもらいます。
もし予定より遅れが出たら、竣工日に間に合うのか、遅れそうなときは入居後でも出来る工事はあとに回す等の調整が必要になります。

また工事が大幅に遅れ、予定どおりに入居できなくなった場合、遅れた日数分の仮住まい費用等の損害は保証してもらえるのか? さきほど4章でお話した施工不良のアフター保証と併せて、見積もりの際に必ず確認なさってください。

6.近隣からクレームが来た

木材を切ったり、釘を打ったりと家の工事はどうしても音が出ますし、ゴミも増えます。資材を運び入れるため、車両も停めなくてはいけません。
近隣にお住まいの方には、あらかじめ「○日の工事は音が出ます」「搬入のために車両が出入りします」といったことをお知らせし、理解を求めることが大切です。

工事の進捗に合わせたお知らせは、リノベーション会社がチラシを作って戸別に配ったり、ご近所には挨拶に出向く等して対応しますが、着工前には施主さまご自身も同行して、直接コミュニケーションをとることが望ましいでしょう。
向かわれる先は、戸建ての場合は前後・両隣など、隣接するお宅を一回り。
マンションの場合は上下三軒ずつと両隣。音が響く範囲ということですね。

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このとき必ずお伝えするポイントは、まず「工事期間はいつからいつまでか」。たとえば工事の音が気になるというとき、「△日までの辛抱だから」と分かっている場合と、「いつまで続くんだろう」と分からない場合では、感じ方が変わってきますよね。
そして、「工事の責任者は誰か」。実際に工事がはじまってから「これでは困る」というとき、「音の出る工事は土日は避けてほしい」「車両は玄関正面に停めないで」といった要望は誰に言えばいいのか、対応窓口となる現場監督を紹介し、連絡先をご案内しましょう。

工事中の近隣住民の方からの要望・クレームは、現場監督が対応しますので、施主さまご自身が表に立たれることはありません。
責任の所在があいまいだとトラブルの原因になりますし、入居後の生活にしこりが残る心配もありますから、工事を終えるまではすべて現場に一任しましょう。
施主さまは工事を終えたあと、入居後に「ご協力ありがとうございました」と一言ご挨拶いただくだけでOKです(着工前に伺ったのと同じお宅に)

なお、「挨拶の手土産は何が良いだろう?」と悩まれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
気持ちですから決まりはありませんが、誰もが日常でつかうもの、あまり好き嫌いのない食べものが良いでしょう。定番の箱菓子、お茶の詰め合わせ、入浴剤やティッシュ等の日用品も喜ばれることが多いです。

「お隣さんの工事に困っている」という場合……

ご自分が工事をする側ではなく、ご近所で工事をしているお宅があり、「その音がうるさい・車両が通行の邪魔になる」といった困りごとがある場合、どう行動すれば良いのか?

まずは工事の責任者である現場監督に連絡を。通常、着工前に工事の予定について説明に来られるはずですから、その際、連絡先を必ず控えておきましょう。
現場監督は工事の指揮を執る立場です。「音が出る工事は時間を制限する・トラックの停車場所を変える」等の具体的な対応を取ってもらいます。

施主ご本人にコンタクトを取るのはNGです。現場で起きていることの解決に直接つながりませんし、後々の生活にしこりを残すことになりかねません。
もし現場で対応してもらえない場合は、本社のお客様窓口に連絡を。
それでも解決につながらないときは、次の7章でご紹介する相談センターにご相談ください。

7.もしも解決が難しい場合の相談先

明らかな施工不良があるのにやり直しをしてもらえない。
知らぬうちに予定外の工事が追加されていて、高額な費用を要求されて弱っている。
万が一そんな状況に陥ってしまったときは、住宅リフォーム・紛争処理支援センターにご相談を。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、地域の弁護士会と連携して、住まいの購入やリフォームに関するトラブルの解決をサポートしています。
施主さま・リフォーム業者間のトラブルはもちろん、近隣住民の方のクレーム対応についても相談できますから、困ったときの相談窓口としてお留めおきください。

また、「竣工後に契約時よりも高額の料金を不当に請求された」といった悪質な業者とのトラブルは、国民生活センターでも相談を受け付けています。

 

以上のように、リノベーション工事のトラブルを避ける方法と、もしトラブルに合ってしまった場合の対処方法についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
これから永い時をともに過ごすマイホーム。気持ちよくリフォーム工事を終えて、新生活をスタートしたいですね。
私たちひかリノベは、スタッフ一同お客様の「好きな街。好きな暮らし」の実現を目指し、楽しみながらリノベーションをすすめられるよう取り組んでおります。

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ひかリノベは、中古物件売買からリノベーションまでワンストップサービスでご提供するリノベーション会社。コーディネーター・設計・施工管理のチーム体制で、物件探し・プランニング・施工と一貫してお任せいただけます。
さらに、お引き渡し後の保証も充実。「いま、この時」だけでなく、永く安心して暮らせる住まいづくりをモットーとしております。

「中古を買って好みの間取りやデザインにリノベーションしたい!」とお考えの方、「そろそろお家のリフォームを」とお考えの方、ぜひ私たちひかリノベにご用命ください!
お見積もりやプランのご相談は上の画像から。皆さまどうぞお気軽にお申込みください♪

この記事のまとめ

いまお住まいのご自宅を修繕かたがた、より暮らしやすく。あるいは中古住宅を購入し、住宅設備や内装を自由に作り変えたい。
そんな楽しいはずのリノベーションが、思わぬトラブルで「こんなことならやらなきゃ良かった!」と後悔するはめになったとしたら……。

  • 工事費用が予定よりかさんでしまう
  • 希望していた工事ができない
  • 施工不良を発見した
  • 工期が間に合わない
  • 近隣からクレームが来た

こうしたトラブルにあわないためには、まず相見積もりを取って工事費用の相場や、とくに築古物件の場合は経年劣化の修繕工事(配管や下地の交換)の要・不要を把握すること。
「中古を買ってリノベーション」の場合は、物件を購入するまえにリノベーション会社を決め、プランを固めてから、プランナーといっしょに「リノベーション向き物件」を探すこと。
着工後はこまめに進捗を確認し、資材の仕入れミスや施工ミスを見つけたら速やかにやり直してもらう。進捗に遅れがあり、竣工日に間に合わないときは、「住みながらできる工事はあとに回す」など調整して、予定通り入居できるようにする。
近隣からのクレーム対応は責任の所在を明らかにするため、また後々の生活にしこりを残さないためにも、現場監督に一任することがポイントです。

こうしてみると、やはり実際に工事を請け負うリノベーション会社選びが非常に重要だと分かりますね。
信頼できる会社をお探しの方は、ぜひ私たちひかリノベにおまかせください!

また、自力解決が難しいときは住宅リフォーム・紛争処理支援センター国民生活センターに相談できます。困ったときのサポート窓口として、ぜひお留め置きください。

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