「アウトドアリビング」で庭やベランダを第二のリビングに


00_outdoor_living

アウトドアリビングとは、庭やベランダ(またはバルコニー)といった屋外スペースを利用して、リビングのようにくつろげる生活空間をつくること、あるいはその空間を言います。
住まいの「第2のリビング」とよばれるアウトドアリビングは、自然の空気を味わいながら、ゆったりくつろげるのが魅力です。
この記事では、アウトドアリビングを演出するために押さえるべきポイントを紹介します。

そもそもアウトドアリビングってなに?

01_outdoor_living

中庭やデッキなどの屋外スペースを、リビングのようにくつろげるようにした空間のこと。
家にいながらプチアウトドア気分を満喫できることから、アウトドア好きのファミリー層に人気を集めています。

椅子やテーブルを置けば、簡単に団らんの場所をつくれるのもポイント。
テントやバーベキューセットを取り入れて本格的なムードにしたり、ハンモックやビーチチェアを取り入れて安らぎの場所にしたりと、さまざまなアレンジが可能。自分の理想のアウトドアリビングをデザインしてみましょう。

木や天然石を床材に

アウトドアリビングの床材には、木材や石材などを取り入れるとアウトドアをしている時のような雰囲気がアップ。
デザインや耐久性など、素材ごとに違いがあるので、それぞれの特徴を紹介します。

ウッドデッキ

ウッドデッキの施工事例

ウッドデッキ(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_43/より)

ナチュラルな美しさとぬくもりの感じられる質感が魅力で、床材の中では最も一般的です。
特に天然木は素朴な雰囲気が印象的で、アウトドアの雰囲気を盛り上げられます。
熱も吸収しやすいので、夏場でもおすすめです。

ただし、防腐剤の塗装などマメなメンテナンスが必要となります。
経年劣化が気になるようなら、人工木を選択するのも有効。
値段が比較的安くカラーバリーエーションも豊富なので、アレンジが効きやすいのが特徴です。

石張り

石張りのテラス

石張りのテラス

張り方次第で和風にも洋風にもアレンジ可能です。
大理石を入れれば高級感がアップ。
石材の色をベージュなどのアースカラーに統一すると、木材家具の色合いとも調和が取れるのでおすすめです。

燃え移る心配がないので、バーベキューをする人にもぴったり。
夏場は石材の表面が熱くなるため体感気温が上がりやすいのが難点なので、樹木やシートで日陰をつくるとよいでしょう。

タイルデッキ

タイルデッキ(出展:LIXIL)

タイルデッキ(出展:LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/gardenspace/tile_deck/

洗練された美しい見栄えが特徴。
柄や色合いは多種多様で、組み合わせ次第で自由に雰囲気を変えられるのがメリット。

耐水性が高く、お手入れも気軽です。
アウトドア感が若干薄まるので、木製家具や庭木をそろえてバランスをとるとよいでしょう。

他にも、コンクリートや人工芝など、さまざまな施工方法が選べます。
複数の床材を組み合わせ、デザイン性の高いデッキにするのも効果的。
大規模なリノベーションが必要な場合は、専門業者と打ち合わせしましょう。

開放的な空間にお気に入りのチェアとテーブル

デッキに配置するチェアとテーブルは、耐久性が高くお手入れしやすいものを選ぶのがポイント。軽量で持ち運びやすいものであれば配置替えも気軽で、収納も簡単。重厚なものを取り入れたい場合は、風雨にどれだけ耐えられるかを事前に確認しましょう。

アウトドアチェア&キャンプテーブル

アウトドア用テーブルセット

アウトドア用テーブルセット

キャンプで使用するようなローチェアやディレクターチェアを置けば、家の庭先でも存分にアウトドア気分を満喫できます。
テーブルは機能性を重視した高さ調節可能なものにすれば、人が集まっての屋外パーティーなどにも対応できます。

ラウンジチェア&ラウンドテーブル

ラウンジチェアでゆったりと(出展:ピエニュクラシック)

ラウンジチェアでゆったりと(出展:ピエニュクラシック https://pn-kagu.jp/

ゆったりくつろぎたい場合はラウンジチェアのような、包み込むような座り心地のものがおすすめ。
まったりとしたリゾート南国気分を堪能できます。テーブルは小型のラウンドテーブルを配置すると、デザイン的によくマッチするでしょう。

ガーデンチェア&ガーデンテーブル

ラタンのガーデン用テーブルセット

ラタンのガーデン用テーブルセット

ガーデンチェアは木製からプラスチック製まで様々でデザインも豊富。
比較的軽量なものが多く、入手しやすいのがメリットです。

皮付きのラタンチェアなら、庭の自然と相性が良くおすすめです。
ガーデンテーブルはチェアの素材感とマッチするものを選ぶのがポイント。
最近では上から吊るすタイプのハンギングチェアも人気。ゆらゆら揺れるイスは座り心地抜群なので、開放的な広い空間に置くと良いでしょう。

アウトドアグッズを取り入れてキャンプ気分

庭でバーベキュー

庭でバーベキュー

アウトドアリビングは当然アウトドアグッズと相性抜群。テントやハンモック、バーベキューセットなどをそろえて、ちょっとしたキャンプ気分を味わいましょう。

日差しが強いときはガーデンパラソルをテーブルの上部に設置するのがおすすめ。
夜間は、アウトドア専用のランタンを照明にするとムードがアップします。
室内でもインテリアとして飾れるような小型グッズをそろえておくと、室内外両方で使用できて便利です。
シチュエーションに合わせて、色々なグッズを取り入れてみましょう。

アウトドアリビングの注意点

屋内とは違い、屋外の環境には予想外のトラブルがつきもの。この章ではアウトドアリビングを作る際の注意すべきポイントを紹介します。

風雨の対策とメンテナンスが必須

屋外の椅子やテーブルは、長く風雨にさらされるとサビやカビ、痛みなどが生じます。
特に木製のものは劣化がはやいため、定期的にメンテナンスが必要です。

できる限り劣化させたくない家具は、風雨にさらされないポイントを見つけるか、収納できるスペースに収めておくこと。
風雨に当たる場所に固定せざるを得ない家具は、防水カバーをかけたり、防腐剤を表面に塗ったりして対策する必要があります。
鉄製の機器もサビ対策が充分か確認しましょう。

虫害・鳥害対策を怠らない

屋外空間には蚊やハエ、ハチ、毛虫など、さまざまな虫が集まっているので、特に春から夏までは寄せ付けないよう注意が必要。
風当たりのよく、ジメジメしていない場所では虫の被害が比較的少なく済むので、アウトドアリビングを設置する段階で、どの場所が適切かを考えましょう。

最近では、大空間用の虫よけ機器や殺虫灯などもあるので、場所に合わせて導入も検討しましょう。
また屋外に食べ残しやゴミを放置していると、カラスの食い荒らしが発生することもあります。マメな掃除と点検を怠らないことが大切です。

大規模災害を想定して器具の固定はしっかり

台風や洪水、地震など大規模災害で、屋外に設置した家具が倒壊する場合もあります。
できる限り、軽量なものは事前に安全な場所に収納するように。どうしても動かせない大型のものは、固定金具を取り付けるなどして対策しましょう。

また水はけの悪い場所は浸水の可能性があるので、排水溝や側溝は定期的に掃除するようにしましょう。
外から物が飛んできた場合に備え、屋内の雨戸や窓はしっかり閉めてください。

バーベキューの火の始末は忘れずに

屋外でバーベキューをする場合、最も注意すべきは火の始末。
特にウッドデッキの場合は、火種が落ちると延焼を起こしてしまうことも。
木材から遠い場所に調理スペースをつくったり、防火シートを敷いたりして、安全なスペースを確保しましょう。
また、着火時には、その場を離れたり、放置したりするのは厳禁。火元のそばに水の入ったバケツや、緊急用の消化器なども近くに配置しておくのが肝心です。

近隣からのプライバシー対策も心がける

アウトドアリビングはひと目にさらされがちなので、プライバシー確保にも気をつけましょう。
フェンスや生け垣、塀などで、アウトドアリビングを取り囲めば安心。二階以上のベランダには、ベランダルーバーを使うとよいでしょう。常時は開放的な空間にしたい場合は、着脱可能な目隠しパネルや目隠しシートを使うのがおすすめです。

マンションは管理規約を確認して

マンションのベランダやバルコニーは、実は共用部分。塗装や床材の張り替えといったリフォーム工事は、自由に行うことができません。
また火災や地震が起きた際の避難経路を確保するため、家具やグリーン類の設置が禁止されていることも。
まずは管理規約を確認して、ルールを守ってコーディネートを楽しみましょう。

アウトドドアリビングは注意すべき点とこだわるべきポイントを押さえておけば、自由にコーディネートできるのが魅力。
屋外用のキャンプ道具はもちろん、屋内のインテリアグッズでも取り入れられるものもあるので、ひかリノベのご相談時には、まずはどのような雰囲気にしたいか、屋外にどんなモノを持ち出してみたいかを仰ってくださいね。

 

住宅購入・リノベーション相談会を開催!

    • 物件のご紹介・リノベーションのご提案
    • 資金計画や住宅ローンのご相談
    • ご利用可能な優遇税制・補助金制度のご案内

……などなど、家づくりに関する疑問やお悩みにお答えする個別相談会を、ひかリノベでは連日開催しております。平日のお仕事帰りでも、ご家族一緒に来て頂ける休日・祝祭日も、ご予定に合わせてお気軽にお申し込みくださいませ。

 

【執筆】堀田 隆大(ライター)
【監修】目黒 千雅(インテリアコーディネーター)

 

|   一覧に戻る   |

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る