リノベーションやリフォームにおいて「お風呂まわりをもっと快適に・便利に・オシャレに変えたい」というリクエストはとても多いです。
また「カタログを見ても、どの商品がわが家に合うのか分からない」「大きな浴槽や窓の増設など、リフォームでどこまで変えることができるの?」といった疑問もしばしば寄せられます。
工事にかかるお金や時間、出来ることとできないこと、またどんな業者に頼めば良いのかが分からなければ、プランを考えることはもちろんリフォーム実行の可否を決めることさえ難しいですよね。
そこで今回のブログでは、お風呂のリノベーション・リフォームを考えるうえで押さえておきたい工事のポイントをまとめました。
あなたの理想を叶えるお風呂づくりのヒントとして、ぜひご一読ください!
2018年1月23日初出→2022年9月7日工事費用改定
目次
マンションのお風呂リフォームの費用相場と工期の目安
まずは、リフォームやリノベーション工事をおこなう際の「予算」と「工期」の目安を確認していきましょう。施工する浴室のグレードによって価格は様々。ここでは、ベーシックな機能のお風呂で、広さは1坪(間取り変更なし)を想定して解説していきます。
基本的に工事にかかる費用と期間は、その規模に比例します。
浴室全体のリフォームをおこなう場合、①システムバス(以下、SBとする)からSBへの交換、②在来からSBへの変更、③在来の浴室を新たに作る場合と大きく3つに分けられます。
システムバスを交換する
SBからSBへの交換は、比較的シンプルです。防水加工も必要ありませんし、既存の浴槽やパネルを取り出して新しいものに変えるだけ。
予算の内訳は、工費25万円〜+SB価格58万円〜。下地が傷んでいたり配管を交換する場合は、プラス20万円ほど工費の幅をみておく必要があります。
在来からSBに変更する
在来の浴室解体に時間がかかるため、その分工費もかさみます。
とくに古いお風呂は、下地や配管が傷んでいることも多く、その場合プラス20万円ほど工費の幅をみておく必要があります。そのようなケースでは、100万円を超える工事費用がかかることもあります。
在来工法で浴室を作り直す
在来工法はデザイン、機能ともにまったくの自由となるため「費用の相場はいくらです」というのが難しくなります。
シンプルな浴槽とシャワー、水栓金具、タイル張りのお風呂であれば、80万円〜が相場でしょう。ただし下地や配管が傷んでいる場合は、プラス20万円ほどかかるケースもあるため、100万円前後の予算を確保しておけると安心です。
また、タイルを剥がして下地に防水処理をし、また一枚ずつタイルを貼っていくのでどうしても時間がかかります。工事中はお風呂が使えないため、お近くの銭湯やスパ・温泉をご利用ください。
一部パーツの交換
浴室の寿命が20年に対し、給湯器・水栓といった設備機器の寿命は10年です。
「最近、お湯が沸くのが遅くなってきた……」といったサインが気になる方のために、各機器の交換費用を以下にまとめました。
いずれの工事も数時間で完了します。
水回りの設備機器は、どれも一般的な寿命は10年前後。どれか一つが壊れると、他の機器も近いうち不具合が生じる可能性が高くなります。
給湯器を交換するなら、ついでに水栓や換気扇も新しくしてしまった方が工事の手間と費用の節約につながります。
費用を抑えるコツ
リフォームにかかるお金は、なるべく節約したいもの。
少しでもお得に・賢くとお考えのあなたに、費用をなるべく抑えながら満足のいくお風呂を作るためのコツをご紹介します。
相見積もりをとる
見積もりを取るときは、必ず2〜3社から取りましょう。
工費やプランは比較することが可能ですが、実はリフォーム会社によってSBの価格自体が違ってきます。
SBは定価で販売されることは少なく、たいてい2〜3割くらいの値引きがきくため、値引率はそのメーカーとリフォーム会社との取り決めによって決定するのです。
そのため「このメーカーの製品は、希望小売価格の半額になります!」という場合も。
同じ製品でも価格が変わる場合があるため、どちらがよりお得感があるかという意味でも比較することが重要です。
オプションを厳選する
リフォームを予算内でおさめるためには、絶対に譲れない条件を絞り込み、それを最低限クリアするプランをベースに考えるのがコツ。
「最新機器を搭載したい」といった、メインではない条件は優先順位をつけて予算が許す範囲でプラスします。
たとえば「いまのお風呂が寒くて困っている」という悩みであれば、「機密性の高いSBに変えること」がマスト。
そこからさらに「カビが生えないようにしたい」という希望があれば、速乾性の内装をプラス。予算が足りないようなら、とくに掃除が大変な床だけを速乾素材にする……というように、優先順位の高い順にオプションを採用していきましょう。
節電・節水機能でランニングコストを節約
日々の電気代や水道代がかからない製品を選ぶことで、長い目で見たときの生活コストを節約できます。
たとえば、便利な「追い焚き機能」。機能自体は大変便利ですが、何度も沸かすことで光熱費がかさんでしまいます。その場合は、保温性能が高い浴槽や浴槽蓋を選んで追い焚き回数を減らしましょう。
ほかにも、体を洗ったり、かけ湯代わりに使用するシャワーの水道代も気になりますね。
最近の節水シャワーは、水に空気を含ませて少ない水でも浴び心地がたっぷりとしたものが登場しています。また必要に応じて水量を調節できるスイッチがついたものなど、省エネと満足感とを両立した製品が多く出ています。
購入・設置にかかる初期費用は予算との相談になりますが、とりあえず安価なもので……と考える前に、後々の費用対効果を加味して検討するのがオススメです。
補助金・減税制度を活用する
リフォームやリノベーションをすると、自治体の補助金や減税を受けられるケースがあります。ここでは、主な制度の概要と助成金額をまとめました。
それぞれの細かい要件については設計が関わってくるため、必ず利用が可能かどうかリフォーム会社にご相談ください。
制度概要 | 概要 | 最大金額 | |
補助金 | エコリフォーム | 所定の工事を行うと、一定金額が支給される | 30万円 |
バリアフリーリフォーム | 要支援・要介護認定を受けた家族がいる場合、所定の工事を行うと、一定金額が支給される | 18万円 | |
減税 | 投資型減税 | 50万円以上の費用で所定の工事を行うと、工事費の10%がその年の所得税から控除される | 25万円 |
ローン減税 | 5年以上のローンを組んで所定の工事を行うと、5年間にわたってローン残高の2%が控除される | 62.5万円 | |
固定資産税の減税 | 所定の工事を行うと、翌年の固定資産税が1/3減額される | ‐ |
ここではプランを考えるうえで、押さえておきたい基礎知識をおさらいしておきましょう。まず、浴室の作り方・工法には3種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。ご自宅の仕様と「どんなお風呂を作りたいか」に合わせてお選びください。
マンションのお風呂の施工方法
次に、一般的な浴室は広さの規格が決まっています。
壁を壊して間取りを変えないのであれば、もとのお風呂の規格に合わせて浴槽の大きさや洗い場の広さを選ぶことになります。
まずはそれぞれの工法の特長からみていきましょう。
工場で製造したパーツを組み立てて作るSBと、防水加工をした下地にモルタルやタイルで表面を仕上げる在来工法。現在の主流は前者のSBですが、在来工法にしかないメリットもあります。また、それぞれのいいとこ取りをした「ハーフユニット」という工法もあります。
現在の主流は『システムバス』
システムバス(SB)はユニットバス(UB)ともいい、既製の壁・床・天井パネルと浴槽を組み立てて作ります。
家の骨組みというハコの中に、浴室という一回り小さなハコをはめ込むイメージです。
そのため外の寒さが伝わりにくく、中の熱が逃げにくい。冬でも暖かい浴室になります。
また、施工が簡単なこと、防水性能が優れていることから、築浅の住宅やリフォームではほとんどがこの工法を採用しています。
既製品とはいえ、戸建て用・マンション用・リフォームに特化したSBもあり、サイズオーダーできるもの、通路が狭くても搬入しやすいように分割できるもの、狭い空間でも組み立てやすいもの、とバリエーションも豊富。壁・床・浴槽といった内装も、人工大理石・FPR・ホーローなど、さまざまな素材で組み合わせ可能です。
近年では、デザインも鮮やかな色味のモザイクタイル調、シックな石材風といった豊富な種類から選べるようになりました。ジェットバスやミストサウナ・防水TV・オーディオといったリラックス機能のオプションも年々充実してきています。
昔ながらの『在来工法』
在来工法は床や壁に防水加工をして、モルタルとタイルで内装を仕上げる昔ながらのお風呂です。完全オーダーメードなので、デザインは自由自在。
たとえば、海外映画みたいな猫足のバスタブ、温泉のようなヒノキ風呂、壁一面をガラス張りにした半露天風呂など。構造に問題がなければ、できないことはないといっても過言ではありません。
ただし、難点は水漏れの心配があること。
年数を重ねるとタイルがひび割れたり、継ぎ目のゴムが剥がれたり、目地が取れたりして、壁や床が防水切れを起こしやすくなります。そのため土台の腐食、マンションであれば階下への漏水のおそれも……。早めのメンテナンスが必須となります。
自由度の高い『ハーフユニット』
ハーフユニットとは、浴室の下半分がSB、上半分が在来という「いいとこ取り」の工法です。浴槽と洗い場はSBなので水漏れの心配が少なく、壁や天井は美しいモザイクタイルをあしらったり、開放的なガラス張りにしたりと、デザインも自由なものを楽しむことができます。
防水工事が要らないため、在来工法に比べると工期や費用が抑えられることもメリットです。
浴室の広さ、浴槽のサイズの目安
次に、浴室の広さについて見ていきましょう。先ほど、現在のお風呂はほとんどがSBだとお話ししましたね。SBは既製品のため、サイズの規格が決まっています。
多様なニーズに合わせて、変則的なサイズも揃えているメーカーが増えてきましたが、ベーシックなサイズは戸建てなら1坪(1616)または1.25坪(1620)、マンションなら0.75坪(1216)です。
カッコの数字は内法寸法を表しています。「1616」は、内寸が1600mm×1600mmという意味の表記です。
最近は、マンションでも1坪タイプを採用される方が増えてきました。0.75坪では浴槽の大きさは最大で1200mm。大人が足を伸ばすにはやや窮屈ですが、1坪タイプなら1600mmの浴槽が入るため、よりリラックスした姿勢で浸かることができます。また同じ1坪タイプでも壁厚を工夫して内寸を広げ、1717サイズとしたSBも出ています。
在来のお風呂は、SBの規格に合わないこともしばしば。SBに変えたいという場合、浴室が狭くなってしまうことも……。しかし近年、既存の空間にぴったりサイズでオーダーできるリフォーム用SBも登場しています。
規格 | 広さ | 内寸 | 浴槽サイズ |
マンション | 0.75坪 | 1216 | 1200 mm |
戸建て |
1坪 |
1616 | 1600 mm |
1.25坪 | 1620 | 1600 mm |
お風呂を広くしたいけど、その分洗面所や居室が狭くなってしまうのがイヤ……かといって、増築すると工事費用がかさんでしまう。そんな方には、出窓を造り付けて空間を広げることができるSBがあります。(戸建てのみ対応)
猫足のバスタブ、木や石で仕上げた床など、従来は在来工法でしか実現できなかったデザインにも対応したオーダーメードSBもあります。かつては画一的だったSBですが、現在は格段に進化したものが出てきてきます。
システムバスの多彩な機能やオプションについては、次の記事でご紹介しています。ぜひ、そちらも併せてご覧になってみてください。
お風呂リフォームの注意点~出来ること・出来ないこと
デザインも機能もますます自由になってきたお風呂リノベですが、建物の構造によっては出来ること・出来ないことがどうしても出てきます。
とくにマンションにお住まいの方は、「共用部分は手を加えられない」「規約で工事が禁止されている」といった問題がありますので、ご注意ください。
間取りを広くしたい場合
「お風呂を広くしたい」というリクエストはとても多いです。戸建ての場合は、耐力壁(建物の構造を支えている壁)でない限り、壁を壊して空間を広げることができます。
しかしマンションの場合は、加えて床の高さ問題があります。
というのも、通常マンションは床下に給排水配管が通っています。二重床であれば自由に切り回す空間がありますが、直床であれば配管の通り道を作らなくてはいけません。そのため、水回りだけスラブが下がっているのです。
なかには段差につっかえてしまうケースも。ですが、スラブは共用部分なので段差を削るわけにはいきません。
そうなると、天井高が足りず「大きなSBが入れられない」というケースが起こってしまいます。
窓を増設したい場合
広さは同じでも、窓があるとないとでは開放感が違いますね。窓を開けることができれば換気もできるため、カビの発生防止にも役立ちます。
戸建ての場合は窓を設置する方も多いですが、マンションはもともとないか、あってもごく小さいケースがほとんどです。先ほどもお話したとおり、マンションの外壁は共用部分。穴を開けて窓を設置することは許されません。
換気扇を回せば通気のために窓を開ける必要はありませんが、採光や空間を広くみせるために窓が欲しい、という方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、洗面室の仕切り壁に室内窓を設置したり、扉をガラス張りにしてみるといった方法があります。
視覚的に隣室と繋がりができると広々と感じますし、居室からの灯りを取り入れることも可能になります。
ユニットバス交換の落とし穴
SBは、工場で製造した壁・床・天井パネルや浴槽を組み立てて設置します。
浴槽は丸ごと、パネルは分解して運ぶとはいえ、それなりにかさばるため通路が狭いと運び入れることができません。
SBの搬入に必要な通路幅の目安は、間口が650mm・曲がり角が750mmです。
家具やインテリアがジャマになる場合は、搬入前に避けておきましょう。
また、SBを載せてくる作業車も相応の大きさになります。近くに駐車できるスペースはありますでしょうか? 近くにない場合、その分工事費が割高になることがあります。事前に確認しておきましょう。
管理規約上の制約
お風呂リノベーションのニーズはさまざまです。しかし、物件の条件によっては出来ること・出来ないことがあります。
戸建ては基本的に自由ですが、マンションは共用部分に手を加えてはいけないため工事に制約が生じます。たとえば、浴室を広げる際は床下に配管を通すため、物件によって存在するマンションの骨組み自体に段差が存在するケースがあり、それがネックに。
その段差につっかえてしまい、大きなサイズのシステムバスが入れられないことがあります。また、追い炊き機能つきの給湯器に変えたいという場合は、管理規約に要注意!
物件によってはマンション全体のガス供給量が足りず、パワーが大きい給湯器への変更を禁止していることもあります。
お風呂リフォームのタイミングって?
「お風呂が寒い」「狭い」といった不満を感じている、「古くなってきたので内装をキレイにしたい」と感じている読者の方も多いはず。そういった理由から、「そろそろリフォームを考える時期かも?」 という方もいらっしゃることでしょう。
経年劣化した浴室は見た目が悪いだけでなく、水漏れの心配もあります。
お家の土台を傷めたり、マンションの場合は階下にお住まいの方に迷惑がかかってしまうおそれも。トラブルになる前に、適切なメンテナンスをしておきたいところです。
とはいえ見た目はまだキレイだし、きっかけが掴めないままタイミングを逃している、という方も少なくありません。
壁や床にヒビがある、浴槽が割れている、外壁に水が染み出しているといった場合は、誰でもすぐに「リフォームしなくちゃ!」と考えますが、キレイに使っている方ほどきっかけが掴みにくいものですね。
防水の寿命は20年
たとえ見た目がキレイでも、築20年を迎えたら浴室全体の交換を検討しましょう。
防水コーキングの隙間から水が漏れ出して土台が腐食したり、シロアリがつきやすくなるおそれがあります。マンションの場合は、階下への漏水も心配です。
また、給排水配管の劣化が気になり始めるのもこの頃。水が流れにくい・ニオイが気になる・ポタポタ音がするといったサインがあれば、早めのリフォームをご検討ください。
設備機器は10年で交換
給湯器や蛇口、シャワーといった水栓は、10年を超すと故障しやすくなります。
給湯器の着火音がうるさい、水栓の温度調節の効きが遅い……そんな症状が気になり出したら、ぜひ設備機器の交換をご検討ください。
住宅設備はここ10年で急速に進化しています。性能やデザインが良いというだけでなく、省エネ仕様になっているため水道光熱費が節約できるのです。
「まだ使えるから」といって古い設備をそのままにしていると、かえって損をしている場合もあります。
お風呂リフォームの流れ
そろそろリフォームが必要だという方は、さっそくリフォーム会社にご相談を。
「メーカーのショールーム見学が先じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ショールームは製品選びの場。どこをどのようにリフォームするか、プランが決まっていないうちは、足を運んでも目移りするばかりです。
まずはリフォーム会社に現在のバスルームを見てもらい、直さなくてはいけない箇所、好みのデザイン、追加したい機能など、工事のプランを伝えて検討することが先決です。
見積もりは2~3社に
せっかくお金を出してリフォームするのですから、経験豊富な会社や親身になってくれる会社を選んで依頼したいもの。至福のひと時を演出できるようなバスルームを実現しながら、費用もなるべく抑えたいと考えるのが通常でしょう。
予算内で希望が叶えられるプランを実現するためには、相見積もりを取って価格や内容をよく吟味することが大切です。
見積もりが一社だけだと、その会社のプランが本当にベストなものなのか、他所と比較ができません。とはいえ、依頼する会社が多ければ多いほど自分の手間もかかることになりますから、依頼先は2~3社くらいに留めておくのがベストでしょう。
プランが決まったら、ショールームへ
工事をお任せする会社が決まったら、プランの詳細を詰めていきます。カタログを見たり、ショールームへ見学に行ったりして、使用する製品やオプションを決めましょう。
ショールーム見学は、できればプランを作ってくれた担当者にも同行してもらいます。
ポイントを押さえて製品を比較することができますし、「このオプションも追加したいんだけど、費用はどれくらい変わりますか?」といった相談もできます。
また、浴槽の大きさ、洗い場の広さ、水栓やシャワーの操作性などは、必ず実物の中に入ったり動かしたりして確認してください。
価格帯だけでなく、見て・触って・体感できることがショールームの良さですので、遠慮はご無用。案内係のスタッフには、カタログをみて分からないことはどんどん質問しましょう。
お風呂リフォーム実例
実際にひかリノベが施工を行ったリフォーム事例をご紹介します。
ご自身がリフォーム・リノベーションを行う際の参考になさってください!
露天風呂をイメージした配色
こちらはマンションのリノベーション事例ですが、施工主様には「家に露天風呂があったら……」との思いが。バルコニーに露天風呂を設けることも検討しましたが、周囲の視線などを加味して、室内バスルームでも露天風呂気分を楽しめるようデザインしました。
窓こそありませんが、戸建て並みの広さと岩を思わせる漆黒の浴槽で、まるで星空の下で露天風呂に浸かっているような気分にさせてくれるバスルームとなりました。
外国仕様のオープンバスに
湯船が当たり前のようにある日本では、浴室と洗面脱衣室、トイレは空間を分けるのが一般的です。しかし、海外生活が長かった施工主様には「シンガポールで感じたオープンバスの使い心地の良さを再現したい」との希望がありました。
日本の規格にはないタイプだったため、一般的なシステムバスは用いず、在来工法にて造作。間仕切りなしで、シャワーブース・洗面スペース・トイレをひとつの空間にまとめた造りにデザインしました。ブルーのタイルがアクセントになり、外資系ホテルのバスルームのようなお洒落な雰囲気に仕上がっています。
室内窓を設置して開放感を演出
別の空間との仕切りに室内窓を設置したことで、狭く感じがちな脱衣所に開放感を演出しました。窓の位置は目線よりも高めに設定してあるため、着替えの際も窓からの視線を気にすることなく安心して使用できます。
ライトの色で雰囲気を変える
設備機器を新しくするリフォームはもちろん、既存のバスルームのまま照明に変化を持たせるのもオススメです。ちょっとした変化を持たせることができ、気分によって浴室内の雰囲気を選択できる手軽さも魅力です。
私たち日本人にとって、お風呂は毎日体を洗うためだけでなく一日の疲れを癒すための大切なリラックス空間でもあります。寒い・古い・掃除がしづらい……そんな悩みを抱えている方は、ぜひリフォームをご検討ください。
リフォームプランやリフォーム費用のお見積もりは、私たちひかリノベにおまかせください。戸建てからマンションリフォームまで、経験実績ともに豊富なスタッフが、あなたの理想のバスルーム作りを全力でサポートさせて頂きます。
現在、ひかリノベのサービス概要をまとめたパンフレットと施工事例集のPDFデータを無料で配布中です。下記ダウンロードボタンより、どうぞお気軽にご覧ください。