造作洗面台のリノベーション事例8選! メリットや注意点も徹底解説

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ワイドシンクにダブル水栓の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0122/)

世界に一つのデザイン性と、自分や家族の使い方に合わせた機能性を求める方におすすめな「造作洗面台」。

洗面ボウルやカウンター、水栓などのパーツを自由に組み合わせ、おしゃれで使いやすい洗面台を自由に設計できます。

この記事では、造作洗面台のリフォーム事例やメリット・デメリット、計画する際に注意すべきポイントを解説します。

造作洗面台とは? 既製品と何が違うの?

造作洗面台とは、洗面ボウルやカウンター、水栓などのパーツを自由に組み合わせてオーダーメイドでつくる洗面台のことです。

既製品はパーツの組み合わせやサイズ、デザインがあらかじめ決まっているのに対し、造作洗面台は空間や使う人の好みに合わせてパーツも素材もサイズも自由に決めることができます。必要な収納量や使用する家電に合ったレイアウト、インテリアに合わせたデザインが可能です。

一方で、自由度が高い分、完成形のイメージを設計者と共有するために、十分な打ち合わせが不可欠となります。

造作洗面台のリノベーション事例8選

ひかリノベの造作洗面台の施工実例を紹介します。造作洗面台を計画中の方は、ぜひ参考になさってください。

モールテックスと病院用シンクの造作洗面台

モールテックスと病院用シンクの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0120/)

モールテックスと病院用シンクの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0120/

モールテックスのカウンターに、病院用シンクを埋め込み。マットな質感の白い施釉タイルの壁に、ミニマルなマットブラックの壁付シングルレバー水栓を取付け、インダストリアルすぎない端正な印象に。

ワイドシンクにダブル水栓の造作洗面台

ワイドシンクにダブル水栓の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0122/)

ワイドシンクにダブル水栓の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0122/

忙しい朝も渋滞を防ぐ、ダブル水栓の洗面台。コンセントも左右に用意し、二人並んでヘアセットやメイクが可能。シンクの両脇にドライヤーやメイク用品をちょい置きできるスペースも確保しました。

家具のような木と約物の造作洗面台

家具のような木と約物タイルの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0118/)

家具のような木と約物の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0118/

家具のように空間に調和する洗面台。カウンターと同じ木材で固定棚を造作し、クラシカルな約物プレートの水栓で細部まで美しく。

素焼きタイルの壁と造作洗面台

素焼きタイルの壁と造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0116/)

素焼きタイルの壁と造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0116/

木のカウンターにスクエア型のボウルを埋め込んだ、シンプルな造作洗面台。壁面は素焼きの石調タイルで仕上げて空間のフォーカルポイントに。カウンター下の収納棚は、お施主様のDIY品です。

収納たっぷり木の造作洗面台

収納たっぷり木の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0104/)

収納たっぷり木の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0104/

ワイドなカウンターが特徴的な木の造作洗面台。カウンター下に引き出し収納とオープン棚、ゴミ箱置き場を計画し、細々したモノが増えがちな洗面まわりも、隠す収納でスッキリと。

剥き出しシンクの無骨な造作洗面台

剥き出しシンクの無骨な造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0101/)

剥き出しシンクの無骨な造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0101/

シンクを剥き出しのまま設置した、インダストリアルな洗面コーナー。玄関ホールの一角に洗面コーナーを設ける間取りは、帰宅後すぐに手を洗えるため、コロナ禍以降ポピュラーになりました。

引き出し収納つき造作洗面台

引き出し収納つき造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0099/)

引き出し収納つき造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0099/

引き出し収納にダブル水栓のシンクをしつらえた、シンプルな見た目ながら機能性もバッチリな造作洗面台。こちらも玄関ホールの一角に洗面コーナーを設けたプランです。

優美なベッセルボウルの造作洗面台

優美なベッセルボウルの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0098/)

優美なベッセルボウルの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0098/

丸いベッセル(置き型)ボウルとミニマルなマットブラックの水栓が美しい造作洗面台。もともと収納だった小空間に、リノベーションで洗面スペースを新設した事例です。

造作洗面台のメリット

造作洗面台には、既製品と比べてどんなメリットがあるのでしょうか?
デザイン面でも、機能面でも、オーダーメイドならではの特長があります。

世界にひとつだけのデザイン

造作洗面台は、カウンター・ボウル・水栓といったパーツを組み合わせてオーダーメイドでつくる洗面台です。

ボウルの形や素材、カウンターのサイズや高さなど、自分の好みや使い方で自由に選ぶことができます。
また、既製品ではなかなか見つからないデザイン、家具のように調和する洗面台を計画することも可能。

空間に合わせた設計

造作洗面台は、スペースや自分の身長に合わせて設計できる点もメリットです。

カウンターの幅や高さ、水栓やコンセントの位置、収納プランなど、使う人にとって快適なサイズやレイアウトで計画することができます。

家族の人数が多い場合はボウルを複数設けたり、カウンター下に大容量の収納を計画したり、多彩なプランが可能。

造作洗面台のデメリット

デザイン面にも機能面にもメリットがある造作洗面台。では、デメリットは無いのでしょうか? 対策と併せて解説します。

既製品より高額になりやすい

パーツを個別に購入して造作する分、既製品を設置するよりも工事費は高額になりやすいです。また、素材や工法の選択肢が多い分、こだわりが強い人ほどコストが膨らむ傾向に。

費用を抑えるためのポイントは、やりたいことの優先順位を決めておくこと。要望をすべて反映すると予算をオーバーしてしまうという場合に、取捨選択がしやすくなります。

仕上がりがイメージしにくい

造作洗面台は、既製品のように完成した姿を事前に確認できません。イメージを設計者と共有できていないと、完成したものを見て「こんなはずでは」というリスクも……。

プラン中は、図面だけでなくイメージ写真などで完成後の姿を設計者ときちんとすり合わせていくことが重要です。タイルや木材はサンプルを取り寄せてもらうなどして、色合いや質感を確認しましょう。

造作洗面台リフォームで注意すべきポイント

造作洗面台を計画する際に注意すべきポイントについて解説します。

とくに「見た目には表れにくいけれど、使い勝手を左右するポイント」は見落としがち。水栓やコンセント、収納、掃除のしやすさは、日々の使い勝手に直結します。

水栓・コンセントの使い勝手

造作洗面台は水栓やコンセントの位置などを自由に計画することができます。

ダブル水栓やダブルシンクも充分なスペースがあれば可能で、水栓は壁付とするか、台付とするかも選ぶことができます。
デザインの好みだけでなく、水垂れのしにくさ、掃除のしやすさなどを考えて検討しましょう。

またコンセントの位置や数も自由に決められるので、ドライヤーやヘアアイロンなどの架電をどのように使うかをよくイメージして計画しましょう。

収納計画

洗面室は、スキンケア・ヘアケア用品やタオル、美容品等、置くべきモノが多い場所です。

カウンター下に引き出しを設置したり、オープン棚やニッチを造作したり、家族の人数や暮らしに合わせ、容量も取り出しやすさも考慮した収納計画が大切です。

予め収納したいものが決まっている場合は、設計者に伝えて収納するスペースを確保しましょう。

掃除のしやすさ

水廻りは水垢やカビ、せっけん汚れなどがつきやすいため、素材選びや形状によって掃除のしやすさが大きく変わります。

カウンター、シンク、水栓、壁や床の仕上げ材などは、設計者ともよく相談し、汚れのつきにくい素材・掃除のしやすい形状を計画しましょう。

造作洗面台のスタイル

ひと口に造作洗面台と言っても多種多様なスタイルがありますが、主要な構成要素として全体の印象を左右するのが「洗面ボウル」と「洗面カウンター」です。それぞれどのようなものがあるのでしょうか。メリット・デメリットも含め、紹介します。

洗面ボウルのスタイル

洗面ボウルは、ベッセル型(置き型)、埋め込み型や半埋め込み型、アンダーカウンター式といった区分があります。

ベッセル型とは、洗面ボウルがカウンターに置かれている置き型の洗面台のこと。
システム洗面台のようにミラーや棚が一体型になってないので、必要なものを組み合わせることができます。自由に設計できることがメリットです。
一方で、ベッセル型は置き型のため、一体型に比べて継ぎ目や隙間が多く、やや掃除がしづらいデメリットがあります。洗面器が独立しているため、水はねしやすいことも。また、洗面器とカウンターを組み合わせるベッセル型は、洗面器の高さがある分、カウンターが低くなり、「使いにくく感じる」という方もいます。

優美なベッセルボウルの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0098/)

ベッセル型の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0098/

埋め込み型半埋め込み型は、洗面ボウルがカウンターに埋め込まれた洗面台のこと。
すっきりとしたデザインで、カウンターも置き型に比べて広く使える点が魅力です。
一方、ベッセル型と同様に掃除がしづらいことと、カウンター下の収納スペースが少し制限されてしまうデメリットが。

収納たっぷり木の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0104/)

埋め込み型の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0104/

アンダーカウンター型は、洗面ボウルをカウンターの下から取りつける洗面台です。
カウンタートップがすっきりとした見た目になり、お手入れもしやすいのがメリットです。
一方で、こちらもカウンター下の収納スペースが少し制限されてしまうデメリットがあります。

カウンター一体型は、カウンターと洗面ボウルが一体化した洗面台です。
継ぎ目がなく、掃除がしやすいのが特長です。
一方で、カウンターと洗面ボウルを同じ素材で成形するため、使用できる素材が制約されるデメリットがあります。

カウンター一体型の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0121/)

カウンター一体型の造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0121/


洗面カウンターの素材

カウンターの素材でよく採用されるのは、木、モールテックス、タイルです。

木の洗面カウンターは、自由度も高く、ナチュラルで温かみのある空間を演出でき、経年変化を楽しむこともできます。
一方で、水に弱いためシミやカビが発生しやすいデメリットがあります。こまめなお手入れが必要となります。

家具のような木と約物タイルの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0118/)

木のカウンターの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0118/

モールテックスは、樹脂入りモルタルのことで、通常のモルタルより水の浸み込みやクラックが起こりにくい素材です。
モールテックスは、モダンでインダストリアルな、味わい深い雰囲気を演出します。
一方で、ひび割れのリスクがあり、汚れやシミがつきやすいデメリットが。また、価格も高価です。

モールテックスと病院用シンクの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0120/)

モールテックスと病院用シンクの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0120/

タイルのカウンターは、自由度が高く、おしゃれな空間を実現できます。
カラフルなタイルやモザイクタイル、テクスチャ感のあるタイルなど、タイルには多様な選択肢があり、個性的な洗面化粧台をつくることができます。
一方で、目地にカビが発生しやすいため、こまめな掃除が必要です。

タイルのカウンターの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0085/)

タイルのカウンターの造作洗面台(事例:https://hikarinobe.com/constructioncase/case_0085/


おわりに~造作洗面台でおしゃれと機能性を両立!

オーダーメイドならではのデザイン性と使い勝手を両立できる造作洗面台は、住まいに個性と快適さをもたらしてくれます。とはいえ、既製品に比べて設計面や費用面でハードルが高いケースもあるので、設計者とよく相談しながら、自分だけの理想的な洗面空間づくりを楽しんでください。

当社ひかリノベは、オーダーメイドのリノベーションと中古マンション・中古戸建の売買仲介サービスをご提供しています。
家探しからのリノベーションをご希望の方は、物件探しから設計・施工まで。居住中のご自宅のリノベーションは、工事中の仮住まい探しから設計・施工まで、ワンストップでおまかせいただけます。

現在、ひかリノベのサービス概要をまとめたパンフレットと施工事例集のPDFデータを無料で配布中です。下記ダウンロードボタンより、どうぞお気軽にご覧ください。

記事監修

三浦 英樹(宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーの有資格者。中古不動産購入からリノベーションの設計・施工、インテリアコーディネートまでワンストップで理想の住まいを提供する『ひかリノベ』代表。「住宅は立地や景観、環境のよい『場所』で選び、購入と同時にリフォームやリノベーションを施すことで、自分らしい暮らしをリーズナブルに取得することが可能となります。住宅ローンの返済に縛られることのない、豊かなライフプランの実現を、家探し、家づくりを通じてサポートいたします」

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