マンションの間取りの選び方~ポイントは生活動線と家事動線

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マンションを購入したり、リノベーションしたりする際、多くの方が気にされる点のひとつが、間取りではないでしょうか。
窓の位置や廊下の長さ、部屋間の距離など、要素のひとつひとつが、私たちの生活に密接に関わってきます。間取りが暮らしやすさを左右する、といっても過言ではありません。

この記事では、マンションにおいて代表的な間取り——田の字プランやセンターインなど、それぞれのスタイルのメリット・デメリットや、どんなライフスタイルのご家庭に向いているかを解説します。わが家の暮らしに合った間取りを考えるヒントになさってくださいね。

2016年2月4日初出→2020年6月01日更新

1.多様化するマンションの間取り

現在、マンションの間取りは多様化しており、ライフスタイルに合わせたさまざまな型があります。
そのため、自分たちの生活スタイルにはどのような間取りが適当かを考える必要があります。

寝室やリビングの広さ、子供部屋の有無、間仕切りの位置、水回りからリビングまでの距離など、それぞれの要素が生活に合ったものであるか、よく検討しなくてはいけません。

間取りを考える上でまず注目したいのは、部屋の窓やバルコニーがどの方向に向いているか。
南向きに大きめの窓がある場合は、日当たりがよく部屋全体が明るくなります。一方で西向きの場合は夏場に西日が射すために室内が暑くなりやすいのが特徴です。

また、当然ですが部屋の広さも見逃せないポイントですね。
「一畳」は畳1枚分(1.62m²以上)の大きさです。このことを頭に入れておけば、平米数と間取り図から、各部屋のおおよその大きさが把握できるでしょう。

2.田の字プラン

ここからは、マンションでよくある間取りとその特徴についてお話していきます。

田の字プラン

田の字プラン

田の字プランとは、一般的な外廊下型(玄関の外に共用の廊下があるタイプ)マンションで多く採用されているスタイルです。
縦には玄関から住戸の中央に向かって廊下が伸び、横にはそれぞれ2つの部屋が振り分けられ、上から見ると、ちょうど「田」の文字のように見えます。

メリットは、上下左右の隣室も同様の間取りになっていることが多いため、(水回りなどの騒音の出やすいポイントがまとまっているため)部屋間の騒音トラブルが起きにくいこと。

デメリットは、玄関側の窓の外を人が通るため、窓を開けにくいという点です。ルーバーを取り付けたり、厚めのカーテンをつけたりして対策するのがおすすめです。

また家族や同居人がいる場合、部屋から風呂やトイレに向かうと玄関から伸びた廊下を通るため、無防備な姿が誰かに見られる可能性があります。プライベートに気をつけたい場合は、お互いの気遣いが必要です。

3.センターイン

センターイン

センターイン

センターインとは、玄関を住戸の中間付近に設けた間取りです。

メリットは、玄関からそれぞれの居室への廊下が短く、その分リビングや寝室などを広くとることができる点。
また、リビングやキッチンといった家族が集合しやすい空間と、寝室や子ども部屋といったプライベートな空間を分けることができ、プライバシーが守られやすいという点も魅力です。

デメリットは、物件価格が高いこと。空間を贅沢につかっている分マンション全体での部屋数が限られる上、外壁の量も増えるため、建設費が高くのです。

4.回遊動線

回遊動線

回遊動線

回誘動線とは、途中で行き止まらず、部屋から部屋へぐるりと歩けてしまう間取りのことです。

メリットは、何と言っても住まい全体を自由に歩き回れること。寝室で目覚めたらウォークインクローゼットで身支度をし、そのまま廊下を抜けてリビングへ……というように、日常のルーティーンや家事をスムーズに進められる間取りです。
また、部屋同士に繋がりがあるため、家族がどの部屋にいるのかも分かりやすく、孤立感を感じさせないつくりになっています。

デメリットは、回遊できるだけのスペースを確保する必要があるため、空間設計が難しい点。居室以外の空間、とくに収納スペースは縮小や削減がされがちなので、注意が必要です。
また住まい全体が開かれているため、プライバシーやセキュリティ面で心配の声が上がることも。普段のライフスタイルを考慮して導入するか検討しましょう。

5.ワイドスパン

ワイドスパン

ワイドスパン

ワイドスパンとは、バルコニーに面した間口が7~8m以上の住戸を指します。とはいえ実際はそこまで厳密な定義ではなく、南向きの間口が広い部屋、という意味でワイドスパンといっている場合もあるようです。

メリットは、日の当たる南側の窓が広いため通気性や高照度がよく、バルコニーからの眺望を楽しめること。二部屋をまたぐかたちでのバルコニー設置もできます。

デメリットは、開口部が広いため、窓の断熱性能によっては冷暖房費が通常の部屋よりかかってしまうこともあるという点。
また窓側に大型の家具を置きにくくなるため、部屋のインテリア計画は前もって綿密に行う必要があります。

6.角部屋

角部屋

角部屋

建物の端側にあり、片側の壁が他の部屋と隣接していない場所を指します。角部屋の数は、マンションの規模や形状に依ります。

メリットは、壁の2面が外に向いているため日当たりがよく、通気性がいいこと。
また、角部屋へは用事のある人以外の往来が少ないため、プライバシー的にも安心です。
マンションによっては、一般の部屋より収納スペースや部屋の面積が広い場合もあります。

デメリットとしては、窓が多いため家具の配置に悩みやすいこと。室外の気温に影響されやすいことがあります。
また、角部屋は条件の良さから人気が高く、通常の部屋よりも割高に設定されていることが多いです。

7.まとめ

どのスタイルもメリット・デメリットがあり、ベストな間取りはそれぞれのご家庭のライフスタイルによって違ってくるでしょう。
既存の間取りではぴったりくるものが無い、という方もいらっしゃるかもしれません。リノベーションなら暮らしに合わせて、自由に間取りを設計できます。

ひかリノベでは、住宅購入とリノベーションの無料相談を受け付けています。暮らしに合わせた間取りのご提案もさせていただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。

【監修】藤井 奈緒美(インテリアコーディネーター)


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