失敗しないカーテンの選び方 「サイズ・生地・色・機能」がポイント


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窓にとっての名脇役とでもいうべき存在がカーテンです。

新居への引っ越しに合わせて、カーテンを新調しようと考えている方も多いでしょう。ですが、お部屋にベストマッチなカーテンを探すのはなかなかむずかしいものです。
買ってからサイズが合わないことがわかった、インテリアとどうもマッチしない――そんな経験のある方も少なくないのでは?

カーテンは、日射や外からの視線を遮る機能はもちろん、インテリアコーディネートの要素としても大きな力を持っています。

ぜひ、あなたのお住まいにぴったりのカーテンを見つけてくださいね。

正しいサイズを把握する

カーテン選びで真っ先にやらなくてはいけないのは、必要なサイズを把握することです。
カーテンが大きすぎたり、小さすぎたりすると、本来の役目を果たさないばかりか、見た目にも美しくありません。

必要なカーテンのサイズは、カーテンレールの幅と窓の高さで計測します。

幅は、カーテンレール両端のランナー(固定されているフック)の距離を基準にします。
左右は、レールの幅の5%程度の余裕があると美しく見えると言われるので、幅は「ランナー間の距離×1.05」がいいでしょう。

いわゆる2枚もの(左右に開くタイプ)は、1枚の幅が2分の1のものでOK。

高さは、腰窓・掃き出し窓・出窓など窓の形態によって測り方、計算方法が異なります。

・腰窓=ランナーの下から窓枠の下までの距離+10cm~20cm。斜めの光を遮るように
・掃き出し窓=ランナーの下から床までの距離-1cm~2cm。丈が床につかない長さに
・出窓=ランナーの下から窓枠の距離-1cm~2cm。裾にほこりなどがつかないように

既製品だと、ぴったりのサイズがないこともあるかもしれません。その場合は、理想の数値よりも大きいもので、最も近いサイズのものを選んでください。サイズだけを指定して作ることができる、イージーオーダーの商品を使うのもいいかもしれません。

生地の違い~ドレープカーテンとレースカーテン

カーテンは、ドレープカーテンとレースカーテンに大別されます。

ドレープカーテンは、厚手の生地を使い、タック(ひだ)がついているもので、光や熱を通しにくく、外からの視線を遮る効果も高いのが特徴です。

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素材やカラー、柄のバリエーションも豊富なので、インテリアのコーディネートにも大きな力を発揮します。断熱・遮熱、防炎など高機能タイプの製品も数多く市販されています。
レースカーテンはその名の通り、レース生地のカーテンです。光や風を通しやすいので、カーテンを閉めながら光、風を室内に取り込みたいという場合に適しています。

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裏側を加工して、外から室内が見えないようにしたものや、UVカット、遮光・遮熱など、さまざまな機能性を付加したものもあります。
刺繍やグラデーションなど、レースならではの雰囲気を生かしたデザインが多いのも魅力です。

室内側から、ドレープカーテン、レースカーテンの順で吊るのが一般的ですが、レースカーテンを室内側に吊るのもあり。レースの雰囲気をインテリアに取り込みたい方は、試してみてはいかがでしょうか?

カーテンはカラーコーディネートの主役

カーテンのみならず、インテリア全体の印象を左右するのが色、つまりカラーコーディネートです。特にカーテンは室内に占める面積が大きく、部屋の印象を決定付けるものなので、それだけに色選びには気を使いたいもの。

インテリアにおける配色では、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3つの配分が重要だとされています。カーテンはこの3つの中で、メインカラーに相当し、ソファやテーブル・チェア、ラグなどと同じカテゴリーに分類されます。

落ち着いた雰囲気や、統一感を重視するなら、家具類やラグの類似色、同一色のカーテンがおすすめ。ナチュラルな木製家具には、ベージュや、グリーンなどのアースカラーがマッチします。
逆に、明るさやメリハリを演出したいときは反対色(補色)の生地を選ぶといいでしょう。

壁が基準なら同系統の色を

壁を基準にカーテンの色を選ぶ、というテクニックもあります。
壁の類似色、同一色を選ぶと、空間の広がる感覚が強まり、部屋が広々と感じられます。

最近は、1面だけを違う色にするアクセントカラーを取り入れた部屋も増えていますが、比較的濃い色が用いられることが多いようです。この場合は、カーテンも濃いめの色のほうがまとまりやすいです。

アクセントカラーではない壁にある窓のカーテンも、色を合わせると、部屋全体の雰囲気に調和が生まれます。

機能性も見逃せないポイント

既に触れましたが、生地を加工してさまざまな機能を付加したカーテンが増えています。部屋の性格や、ライフスタイルにあわせてチョイスすることで、より快適さを高めることができます。

遮光

カーテン本来の、光を遮る機能をさらに高めたもの。遮光1級から3級まで、3段階の等が定められています(独自の基準で区別しているメーカーもあり)。

遮熱、断熱

熱を通しにくい生地を使ったカーテン。夏は暑い外気の影響を軽減し、冬は暖房で温まった室内の空気が冷えるのを防ぎます。

防炎

火災が起こったとき、火が燃え広がりにくくなるよう加工したもの。店舗や、高さが31m(11階以上が目安)の高層住宅では消防法で防炎カーテンの使用が義務付けられています。
購入する際は、防炎表示を確認しましょう。防炎表示のラベルは、日本防炎協会のHPで確認できます。

UVカット

室内に侵入する紫外線を防ぎます。数値が高いほど紫外線を通しにくく、お肌を日焼けから守るのはもちろん、家具やフローリングの退色も軽減します。西日のきつい部屋などにおすすめ。

ウォッシャブル

家庭用洗濯機で丸洗いが可能。洗っても寸法の変化や色あせがなく、タック加工も崩れにくいのが特徴です。

カーテンの機能性は、(一社)日本インテリアファブリックス協会が統一のマークを定めています。機能性カーテンを購入するときは、マークを確認してみましょう。

ケーススタディ~お部屋に合わせたカーテン選び

最後に、部屋の状況にベストマッチのカーテンはどんなものか、具体的な例を紹介しましょう。

リビング

家族が集う場であり、時には接客の場にもなるリビングは、インテリアもとくにこだわりをもって選びたいという方が多いのでは。家具のテイストや、先述のベースカラー・メインカラー・アクセントカラーのバランス、全体のコーディネートをとくに意識したいところです。

またリビングは家の中でもっとも広い部屋となる場合が多く、二面、三面に窓があるというケースも少なくありません。この場合、基本的には色柄を揃えた方が無難ですが、大きな窓にはシックなドレープカーテンを、小さな窓でさほど採光には影響しない窓には、装飾的なレースカーテンを――といった組み合わせ方もあります。
この場合も、やはり面の大きさから、ベース・メイン・アクセントと考えると、コーディネートのバランスが取りやすくなります。

寝室

一日の疲れを癒すためにも、睡眠の質を高めるようなコーディネートを心がけたいもの。興奮作用のある赤や、危険を連想させる黄色は、安眠効果を考えるなら避けた方が無難ですが、プライベートな空間なので、ある程度は好みで選んでもいいでしょう。ベッドカバーや枕の色と揃えるのもいいですね。

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子ども部屋

健康な体の成長や、体内時計を整えるためにも、日射を適切に取り入れることが必要です。遮光性にすぐれたものより、自然光をほどよく取り入れられる生地がおすすめです。寒色系の色は心を落ち着かせる効果があるので、ブルーやグレーなどを取り入れてみるのもいいかも。

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和室

木や畳など、自然素材の色がベースになっているので、和の雰囲気を生かすなら、カーテンも同系統の自然な色を。
ブラックや、濃いめのグレーのカーテンを吊れば、現代的な和モダンの感覚も演出できます。木製ブラインドやシェードを使うのもあり。

カーテンは、サイズがきちんと合っていれば、あとはインテリアコーディネートの基本に沿って色やデザインを選ぶだけで、誰でも簡単にセンスよくお部屋を演出できます。
新築やリノベーション、引っ越しにあわせてカーテンを探している方も、模様替えでカーテンを新調しようと思っている方も、ぜひ理想のカーテンを見つけていただければと思います。

【監修】宇津木 和子(一級建築士)

 

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