今独身女性がマンションを買っている理由

独身女性のマンション購入の背景とは

この10年ほどの間、毎年一定数の独身女性がマンションを購入し、マンション購入者層の一部として定着しています。彼女たちはどのような理由でマンションを購入しているのでしょう?
ある調査(*)によると、独身女性のマンション購入の理由として、ここ数年、次の項目が上位を占めています。

・老後の安心のため、住まいを持ちたいと思った
・資産を持ちたい、資産として有利だと思った
・現在の住居費が高くてもったいない
・もっと広い家に住みたかった
・もっと駅に近いところに住みたかった
 
*参考:株式会社リクルート住まいカンパニー「首都圏新築マンション契約者動向調査」

これらを見ると、独身女性たちが将来の生活設計と資産形成を意識していることがわかります。
ずっとシングルでいるかどうかにかかわらず、誰でも将来住まいに困らないようにしたいと思うのは当然です。また、そのためにはお金も大事。上手に資産作りをしたいものです。
そうした視点で見ると、これらの複数の理由は密接に関係しあっています。

また、独身女性のマンション購入の理由には、彼女たちの将来や資産についての願望が込められているともいえそうです。
そこで、その理由の背景と独身女性にとっての賢いマンション購入について考えたいと思います。

将来の安心を買う

数年にわたり、独身女性のマンション購入動機のトップになっているのが「老後の安心のため」。これはシングル層特有の現象です。

単身の高齢者は住居を確保するのがむずかしいとよくいわれます。そこに不安を感じる独身女性が多いことになりますが、実際にはどうでしょうか?
賃貸住宅の場合、収入のない高齢者は財力のある子供や兄弟などの保証人を求められるケースが一般的です。また、働き盛りの独身女性が親を保証人にしたくても、その親が定年退職し年金暮らしであれば、他に収入のある保証人を立てる必要があります。
それなら、若い頃に賃貸物件に入居し、ずっと住み続ければいいのでは?と思いますが、大家の都合で賃貸借契約が解約されることもあり得ます。

こんな事情を考えると、ずっと住み続けられる「自分の」住まいを持っておいた方が安心ですね。
また、「家賃を払い続けるがもったいない」というのも独身女性がマンションを買う特徴的な理由のひとつ。住居費がかかるのであれば、自分のものになるマンションを買えば、安心を買うことになり、お金の有効な使い方といえます。

資産価値も考える

「資産を持ちたい」というのも独身女性たちがマンションを買う大きな動機です。長年にわたって住居費を払い続けるなら、単に借りているより、資産を作りたいというのもうなずけます。

それなら、できるだけ資産価値の落ちにくいマンションを購入したいですね。どのようなマンションでも年数が経てば価値は落ちていきますが、立地などの条件により価値の落ちにくい物件があります。

では、どのようなマンションなら価値が落ちにくいのでしょうか?
それは、立地がよく、管理のよいマンションです。これは、独身女性のマンション購入理由の一つ「もっと広い家や駅に近いところに住みたかった」にリンクしていますね。
「駅に近い」は非常に有利な立地条件。そして、人口減少傾向にある中、1人あたりの専有面積は広くなっていくので「広い家(部屋)」も今後は不動産の価値として重要になります。

ここで、お気づきかと思いますが、独身女性がほしいと思うマンションは価値の落ちにくい物件でもあるのです。これに管理の良さがプラスされれば、かなりの優良物件になります。

将来を考えると大切なマンションの「価値」

マンションを買おうと考えている独身女性には、ぜひ、そんな価値の落ちにくい物件をみつけていただきたいものです。

マンションといえば新築に目が向きがちですが、新築は物件数が少なく、希望の立地など好条件がそろう物件は非常に限られます。さらに、新築マンションの価値がどれほど維持できるのかは、実際に年数が経ってみないとわかりません。
一方、中古マンションなら、立地はもちろん、管理の状態など自分の目で確かめることもでき、価値がわかりやすいのです。

そこで、条件がよい中古マンションを購入し、リノベーションすることもできます。リノベーションとは既存の建物の価値や性能を向上させる大がかりな改修工事のこと。
駅近や広めの物件を買ってリノベーションすれば、さらに価値を向上させることができるのです。こうした物件なら、将来結婚などでライフプランが変わり住まなくなっても、賃貸にまわすこともできます。

独身女性にとってマンション購入は将来の生活と資産形成に関わる大きな買い物。以上を参考に、有効なお金の使い方をしたいものですね。

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