都会に住みながら山小屋のような暮らしを わがままリノベーション

一般的に、マンションは低層階よりも高層階の方が人気が高いものです。
それゆえ、同じマンションでも低層階よりも高層階は価格が高く設定されています。
「じめじめする」などのイメージからあまり人気のないマンション1階ですが、マンション1階にしかないメリットもあります。
それは、「専用庭」がつくことです。

リノベーションで作る思い通りの住まい

都会のマンションなのに、中に入ると天然木の香り漂う山小屋のような住まい—−中古マンションを購入してリノベーションすれば、そんな思い通りの暮らしが可能です。

せっかくマイホームを購入するなら、ライフスタイルや個性にあわせた間取りや内装デザインの住環境にしたいですね。とはいえ、さまざまなマンションや建売り住宅を見て回っても、どれも似たような間取りと内装で、画一的な印象を持たれる方も多いかと思います。だからといって、注文建築だと非常に高額…。
そこで、中古マンションを購入してリノベーションするのはいかがでしょう?

リノベーションは既存の建物の機能や価値を向上させる大がかりな改修のこと。マンションの場合は、専有部分をいったんコンクリートむき出しのスケルトンの状態にして住居を作り直します。注文建築に近い感覚で、間取りや内装デザインなど施主の希望にあわせてほぼ自由に設計でき、内装材も好みのものを選べるのです。

山小屋風にリノベーションするなら

したがって、リノベーションなら、ナチュラルなイメージの山小屋スタイルの内装デザインにすることも可能です。では、どのようにしてマンションを山小屋風にできるでしょう?
山小屋スタイルといえば、ウッド調が基本になりますから、こだわりたいのが自然素材ですね。

まず、住宅の中で大きな面積を占めるのが床と壁。 床材としては、ナチュラル好きの方に人気なのが肌触りのよい天然木の無垢材のフローリングです。無垢材フローリングには、スギやメープルなどさまざまな種類があり、素材によって木目や肌触りが微妙に異なります。
壁には、天然木の無垢材の羽目板を貼ることができます。自然素材の漆喰や珪藻土の塗り壁にするのもいいかもしれません。

また、解体した古民家の建材や建具を移築するなんてことも可能です。

自然素材には調湿や防カビ効果があるものもあり、シックハウスを起こすこともないので、健康的な住空間ができますね。

間取りですが、ナチュラルな空間の良さを活かすには、小さく部屋を区切るよりはLDKを広めに取る方がよいでしょう。また、開放感を持たせるためには、あえて天井板をはずし、天井高を上げることもできます。

自由なデザインリノベーションの注意点

思い通りのデザインの住まい作りができるリノベーション。まるで、注文建築のようですね。とはいえ、マンションの場合、基本的に変更できるのは専有部分のみ。また、次のような部分は構造や管理規約によって変更が制限されることがあり、注意が必要です。

窓は共用部分

窓は空間を印象づける重要な要素ですが、マンションの窓は共用部分のため変更ができません。しかし、内側に内窓をつけることは可能です。内窓には、ナチュラルイメージのウッド調や木製サッシのものもあります。

バルコニーの変更にも制限

室内を山小屋風にしたらバルコニーではガーデニングを、としたいところですが、バルコニーも共用部分なので変更には制限があります。そうはいっても、可動式のプランターなどは置ける場合もあるので、管理規約を確認しましょう。

この他に、水回りの移動や玄関ドアの変更など制限される場合があります。

個性派リノベーションを成功させるために

都会にいながら、玄関のドアを開ければ木の香りのする住まいが実現するなんて、すてきですね。
山小屋風に限らず、中古マンションのリノベーションは思い通りの個性的な住まい作りをしたい方には、おすすめの選択肢といえます。そして、注意点があることもおわかりいただけたかと思います。
あと、気になるのが、費用の面ですね。

通常のマンションリノベーションでは、マンションの購入と工事の費用をあわせて、同程度の面積の新築マンション価格の7〜8割程度といわれています。しかしながら、こうした山小屋風にするなどの個性派リノベーションの場合、こだわりの素材を使ったりすることで、割高になることもあります。
そこで、大切になるのが予算配分。リノベーションでのこだわりを優先させるなら、物件価格を抑えるために、あえて築年数の古い物件に目を向けるなどフレキシブルに考えましょう。

マンションリノベーションは物件探しから始まります。
物件探しから対応するリノベーション業者もあるので、相談してみることをおすすめします。かしこく個性派リノベーションを成功させてくださいね。

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