2021/7/27
【プロ目線のDIY知識④】上手な材木の切り方
皆さん、こんにちは!
施工担当の吉田です。
今回も前回と同様に、流行りのDIYに特化した情報をお送りします!
前回は【金槌の種類と正しい打ち方】をお話しましたが、
第四弾である今回は【材木の上手な切り方】について解説していきます。
大工さんでも難しい電動のこぎり
のこぎりで材木を切るのって難しい!!って思いませんか?
なかなか真っ直ぐ切れないし、時間が掛かったり。。。。
それをいとも簡単にカットする大工さんって凄いですよね。さすが職人。
ただ大工さんのこぎりで切るのは大変なので、通常電動のこぎり(通称:丸ノコ)を使って切断してます。
DIY好きの方もお持ちの方が多くなりましたね。
とても便利な工具の一つです。
ただ、丸ノコもちゃんとコントロールしてあげなければ、真っ直ぐ切れないし、何よりも危険が伴う恐れもある工具です。
実際にプロの大工さんですらコントロールを間違えると、指を怪我(もっとやばいことが。。。)することがあります。
丸ノコの正しい使用方法
では、どのように使用すると安全なのでしょう?
一番やってはいけないやり方は、切る材料を浮かしてしまう事です。
材料を丸ノコと反対側で持つ行為や、切り取る片側だけ又は切断場所を浮かす事は絶対にやめてください。
手で持つ行為は、丸ノコが指や腕に向いてしまったり、丸ノコと材料が暴れる事が多いです。
片側や切断面を浮かしてしまうと、切り口部分が締め付けられて丸ノコに負荷がかかって止まってしまったり、丸ノコが浮き上がってきたりと、かなり危ない状況になります。
まず最初にやるべきことは、材木などをカットするための台を設置することです。
大工さんは、ベニヤを縦にクロスさせた脚の上に、またベニヤを置いた作業台を用います。
さらにその上に、スタイロフォームという断熱材を置く大工さんが比較的多いです。
真っすぐカットする方法
次は板を真っ直ぐカットする方法をお教えします。
真っ直ぐに切るためには、定規を用いる事が大事です。
カッターを使うときも皆さん使いますよね?それと同じです。
丸ノコで使える定規としては、丸ノコ本体に取り付けられる専用の定規と、頑丈な手で押せる定規の2つを使用する事が多いです。
カットする際は、材料の厚みに合わせて刃の高さを調整(切る材料の厚さより少し刃が出るくらいが好ましいです。)し、定規をしっかりと押さえつけて、定規は動かさずに丸ノコだけゆっくりと材料がない所から、下から上にスライドさせて下さい。
コード付き丸ノコの場合は、回転させる前に必ずコードが巻き込まない位置にあるか確認してください。
もしコードに巻き付いてしまうと、コードが切れてしまいますし、電気事故を起こす可能性もありますので注意が必要です。
カットする材料の先端まで丸ノコが進んだら、材料よりも更に先で丸ノコのレバーを離すようにして、自然に回転が止まってから、
丸ノコを外してください。
このようなやり方をすると、切断面もキレイになりますし、安全にカットできます。
ちなみに、切れ味の悪い刃は交換してください。怪我につながります。
丸ノコは使い方に注意!
丸ノコはとても便利な工具ではありますが、使い方を間違えると、大きな怪我・事故にもつながりますので、細心の注意をはらって使用してください。
私が若い時に、大工さんに丸ノコを借りようとしたことがあり、その大工さんから、丸ノコは危ないから貸さない!と言われたことを今でも思い出します。
なので、私個人はあまり素人の方は使わないようにしたほうが良いと思っています。
今は、ホームセンターで好きな寸法で有料でカットしてくれますしね。
コストはかかりますが、安心の為ならと考えてます。
工具は、大変便利なモノですので、しっかりと使い方を守って使用すれば
楽しく手軽にDIYができます!!
次回もDIYのコツをお送りします。