2020/8/18
耐震診断って何? どんな調査方法があるの?
皆さん、こんにちは! 施工を担当している、吉田です。
昨今、地震が頻発に発生してませんか?
ある新聞の記事で、ここ数年以内に大きな地震があるような事が書いてありました。
皆さんのご自宅は地震が発生した時、安全ですか?
築年数が浅いお家は、どこの建設会社さんも厳しいチェックの末、建物を完成させているので、あまり問題にはなりません。
ですが、築年数が経過している木造住宅に住まわれている方は注意が必要です。
では、築年数が経過しているお家をどのようにすれば、地震が発生しても安全を確保できるのか、ご存じでしょうか?
住まいの耐震性はリフォームはリノベーションによって改善することができますが、やみくもに柱を増やせばいいというものではありません。
まずは、耐震診断を行ってみましょう。
耐震診断は、有資格者が現状のご自宅を調査して、地震に強い建物かを調査します。
主な調査方法は一般診断、精密診断、機械診断の3種類あります。
一般診断
一般診断は、基本は目視で調査を行う非破壊検査です。
基本は図面を参考にして調査を行いますが、図面がない場合は、簡易的な図面を作成して行います。
しっかりと調査を行ってくれる検査員の場合、特殊な機械を使用し、既存の内装や設備を壊すことなく、筋交いの有無や基礎のコンクリート強度を測定してくれます。
メリットとしては、安価である事と検査時間が短い事です。
デメリットとしては、検査員のスキルや推測、仮定での算出になりますので、精度の高い診断結果までは算出が出来ません。
精密検査
一般診断が目視を基本としているのに対し、精密検査は必要に応じて壁や天井などを解体して検査を行います。
一般診断と異なり、柱・梁・筋交いのサイズや位置が明確になり、建築金物状況も確認が可能。更なる詳しい建物状況化を把握する出来る様になり、実際の耐震強度に近い状態で診察する事が出来ます。
メリットとしては、詳しい現状化を把握出来る様になります。
デメリットは、解体後の復旧工事が必要なこと、そのため調査時間が長期にわたり、一般診断より費用が高くなってしまうことです。
機械診断
機械診断は、おもにコンクリート造のマンションやビルなどに用いられる検査方法ですが、木造でも実際に機械を設置して行うことができます。方法としては地震の周波数を送り、その周波数を計測する方法です。他にも機械式の計測の仕方があるようです。
メリットとしては、かなり詳しく耐震補強場所数値を割り出せます。
デメリットとしては、かなりの高額になります。
それぞれ、メリット・デメリットはありますが、耐震診断を受けて適切な耐震補強をして頂き、地震に備えていてほしいと思います。
耐震補強をしないで地震が来て倒壊しなかったとしても、あくまでも運が良かっただけです。耐震補強は、保険と私は考えます。
お客様が大地震によって思わぬ被害を被らないように、私どもも戸建のお客様を対象に、耐震診断を行っています。ご興味のある方は、お気軽にお声がけください。