ずっと暮らす家族のために ライフスタイルに合わせたリノベーション

ライフスタイルの変化を考えた住宅選びとは

マイホーム購入を目標に貯蓄に励んでいる方も多いと思います。とはいえ、マイホームは取得することがゴールではありません。
家は家族で十年単位の長い期間にわたって暮らすもの。長い時間が経つうちに、家族のライフスタイルは変わりますし、建物や設備も劣化します。
長年にわたって暮らしやすい住宅を手に入れるためには、購入後のメンテナンスやライフスタイルの変化にどう対応していくか事前に考えることが大切です。

高齢になっても不便なく暮らしたい、子供の成長に合わせて間取りを変えたい、そうした家庭ごとの家づくりへの要望を反映させるには、注文建築が理想になりますが、日本で注文建築というと戸建てが主流。家を建てるための土地探しから…となると、大変な手間ですし、費用も非常に高額になってしまいます。

中古マンションで作る、長年暮らすマイホーム

一方、マンションではどうでしょう?
最近では、新築マンションで壁紙や建具の色など選べる物件もありますが、上記のようなニーズに応えられるものではありませんね。
では、マンション派にとって、家族のライフスタイルに合わせて、長年快適に暮らせる住宅作りをするにはどうすればよいのでしょう?

そんな希望をかなえるために、中古マンションを購入してリノベーションするという方法があります。リノベーションは既存の建物に大がかりな工事を施し、新築同様かそれ以上の機能や仕様にすること。マンションの場合、いったん全ての内装を撤去し、自分の希望通りの間取りや内装に変更することができるのです。
リノベーションなら、長年にわたってのメンテナスのしやすさや将来のライフスタイルの変化も見据えた設計も可能になります。

いつまでも快適に暮らすために大切なこと

中古マンションを購入してのリノベーションは物件・工事価格を合わせて新築物件よりも2~3割低く済むといわれています。もちろん、それでも大きな金額であることには変わりありません。
多額の金額をかけてマイホームを得るのですから、希望の設計ができるリノベーションの利点を活かし、長年にわたって快適に暮らせる住宅作りをしましょう。

リノベーションによって、内装や設備はいったん全て新品にすることができますが、どのような住宅でも年数が経てば劣化します。いつまでも快適に暮らすためには、設備や内装材の寿命とメンテナンスのしかたを知っておきましょう。例えば、ガス給湯器やエアコンの寿命は10年くらい、壁紙(クロス)も10年で張り替えが必要といわれています。ただし、これは、あくまでも目安。特に、設備機器は日頃からのメンテナンスや点検などで使用できる年数が大きく違ってきます。

したがって、リノベーションをするときに、次のようなことに注意しましょう。

  • エアコンや給湯器などの設備機器はメンテナンスしやすいものを選ぶ
  • 設備機器の故障などへのアフターサービスの有無やその連絡先を調べておく
  • 床材や壁紙なども手入れしやすいものを選ぶ

こうしたちょっとした配慮で、後々、掃除やメンテナンスがラクになり、設備や内装を長持ちさせることができるのです。

将来のライフスタイルを予測する

マイホームは家族で長く暮らす場所ですから、将来のライフスタイルの変化にも対応できるようにしておきたいですね。では、実際にリノベーションで、どのようなことができるでしょう?

例えば、若いご夫婦と小さなお子さんといった場合、お子さんの成長とともに物は増えますしプライベート空間も必要になります。お子さんが増える可能性もありますね。
対照的に、お子さんが既に中高生といった場合は、5年後、10年後には独立して出て行く可能性が大きいでしょう。

このように、家庭によってライフスタイルの変化もさまざまですが、子供のためのスペースは10年ほどの間に使い方や使う人数が変わるのは共通しています。そこで、おすすめしたいのが可動式の間仕切り壁。アコーディオンタイプやパネルタイプのものがあります。お子さんの成長や独立に合わせてフレキシブルにスペースを変えたいという理由で子供部屋に設置する家庭が増えているようです。

この他にも、自分たちの老後のことを考え、浴室やトイレには手すりを付けられるよう広めにしておく、車いすでも通れるよう廊下幅を広めにしておくといったこともできますね。

以上のように、リノベーションなら、現在のライフスタイルはもちろん、注文建築と同じように、将来の暮らしやすさにも配慮した設計ができるのです。
また、メンテナンスがゆきとどき長年にわたって快適に暮らせる物件は資産価値も落ちにくいもの。
これからもずっと家族と暮らしていくために、中古マンションのリノベーションは賢い選択といえるでしょう。

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