2015/12/8
ひかリノベがインド進出?インドで造る理想の住まい
ひかリノベ広報部です。
今年も残り1ヵ月を切り、何かと忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
この冬は、インフルエンザだけではなく、新型のノロウィルスも流行する兆しがあるとのことなので、健康には充分気をつけたいところですね。
いつもと違う業務依頼
先日のことですが、弊社にちょっと変わった相談がありました。
日本で暮らし日本で働いているインド人の方から、インドで新築の家を建てるので基本設計をして欲しいという依頼です。
日本で永く生活をしているうちに、日本の生活スタイルや日本の間取りの考え方が気に入ったので、日本人に設計を依頼したいとのことでした。
いわゆる建築設計事務所ではなく、なぜリノベーション会社である弊社に?という戸惑いはありましたが、設計事務所で働いていた頃を思い出し、かえって意気に感じて依頼をお受けすることにしました。
直面した様々な障壁
とはいったものの、実際に敷地を見に行くこともできず、そもそもインドの建築に関する法規制も分かりません。
さらに建築様式や生活スタイル、文化や風習の違い・・・様々な点が日本とは異なるため、まずはヒアリングでインドの生活習慣等について色々と教えていただきました。
幸いにして、日本のように建ぺい率や容積率、高さ制限等の法規制はないとのことでホッとしたのも束の間、インドでは”メートル”ではなく”フィート”を使うとのこと。
初めは普段通りに設計してから、後でフィートに換算すればいいや・・・と思ったものの、妙に細かい数値になってしまい分かりづらいだろうと考え、思い切ってフィートで設計をすることにしました。
これは、例えると、普段の何気ない日常会話を片言の外国語で話すようなもので、感覚をつかむまで少々時間がかかりました。
最大の課題となったもの
前項で”障壁”と書きましたが、ここまでは依頼をお受けした時点で、ある程度予想はしていた想定内のことです。
ところが、メールでのやり取りを主体として、手描きのラフ図面からCAD図面へと進めていったところ、思わぬ変更・修正の依頼がありました。
インドには古来から『ヴァーストゥ・シャーストラ』という風水の思想があり、これを取り入れて設計して欲しいとのこと。
中国の風水、日本の風水とも違う、このインドの風水が最大の課題となりました。
この『ヴァーストゥ・シャーストラ』の話、長くなりそうなので、次回のブログで取り上げたいと思います。
(実際のところ、まだまだ勉強不足なので次回までにもっと研究します)