2021/10/19
管理組合と管理会社について
こんにちは、横浜コーディネーターの櫨元です。
最近はめっきり寒くなってきましたね~
先日、ストールで出勤しましたら、設計の者から「それは春用だから今の季節には合わない」とダメ出しされ、シュンとしました。たしかに今の季節はウール・カシミア・シルクあたりが良いみたいですね。自分のは、ペラッペラのストールでしたので…
さて、今回はマンション特有の「管理会社」と「管理組合」について説明いたします。
管理状態も要チェック
マンションの住人が気持ちよく、快適に暮らせるように建物をはじめ、設備等を良好な状態にし、ゴミ出しや日常清掃はしっかりなされているか、共用部分の植栽はしっかり管理されているかなど…マンションは立地や間取り、採光や築年数などとても大切な要素ですが、「管理」という点も非常に大切な要素となります。
管理状態によって、大きく将来の資産価値にも影響して参ります。
せっかく高いお金を出してご購入されるマンションですから、将来性のことも踏まえて検討していきたいですよね。
管理組合とは
まずは、「管理組合」について説明いたしますと、
これは、簡単に言うとマンションの住人で構成された団体です。
あくまでご購入等された区分所有者となりますが、ご自身が組合員の一員となります。
組合員の中から代表者(役員)を何名か決め、理事会を定期的に行います。
この理事会では、主にマンションの共用部分に関し維持管理を目的として、各問題や改善等を話し合います。
管理会社とは
次に、「管理会社」についてですが、
これはマンションの管理業務を専門に引き受けるプロの企業のことです。
管理会社が主に行うことは、管理組合との契約内容にも異なりますが、
大きくは下記4つです。
・事務管理業務
・管理員業務
・清掃業務
・建物・設備管理業務 等
管理についてはマンションの住人自ら行う『自主管理』タイプもございますが、管理組合の役員の方もお仕事等で忙しく、ほとんどの管理組合では管理会社に委託しお任せしているケースがほとんどです。
どこまで委託するかはマンションの管理組合が決める内容ですが、管理会社への委託方法は大きく下記2つです。
管理業部を部分的にお任せする『一部委託』とほとんどお任せする『全部委託』
もちろん、全部委託のほうが割高になりますが、現在では全部委託がほとんどで、全体の7割前後占めております。
以上、自主管理、一部委託、全部委託とありますが、自主管理については、ご自身の時間と労力も必要になることもあり、金融機関からの融資も考えると、担保評価にも関わり融資額にも影響することがありますので、出来たら一部管理もしくは全部委託がよろしいかと思います。
まとめ
以上、「管理組合」と「管理会社」について説明させていただきましたが、管理という点については、実際に現地に足を運び確認するとともに、不動産会社を通じて事前に取得出来る『重要事項調査報告書』にも目を通して確認することが大切です。
これは、マンション全体の滞納金や借入金、将来の管理費・修繕積立金の上がる計画があるか、また過去の修繕工事等が記載されており、当マンションのことが分かりやすく書かれております。
新築マンションとは異なり、築年数が経った中古マンションについては、管理について差が出やすいので、色々な確度から検討することをお勧めいたします。
最後までご覧いただき、有難うございました。