2021/8/17

カラーの選び方①~そもそも色ってなに?~

カラーの選び方①~そもそも色ってなに?~

こんにちは。ひかリノベ両国ショールームの大宮です。 まだまだ暑い日がつづきますね。
今回は、カラー(色)についてです。

お客様と打合せの際には、カラーの選び方や特性をご説明致します。
とは言え、打合せは限られた時間なのでカンタンな説明になりがちです。

今回はカンタンな説明ではなく、色の見え方や、そもそも色ってなに?
という事を深く考えてみたいと思います。

 

そもそも色ってなに?

真っ暗な状態の時は、当然ですが何も見えません。色もわかりません。そこに光を当てると、その部分は見えて色もわかるようになります。

色とは、モノに光があたった時の反射が人の目に入り、目の中の錐体(すいたい)神経細胞が反応して、その反応の仕方によって感じる事象になります。

目の中の錐体神経細胞は3種類あります。
赤錐体細胞・緑錐体細胞・青錐体細胞があり、例えば赤錐体と緑錐体に感度を感じると、その中間の黄色を感じるようになります。

 

他の動物も同じように色を感じるの?

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また、光は電磁波の一種ですが、カンタンにいうと人の目の神経がキャッチできる電磁波の範囲が”光”です。別の言い方で”可視光線”とも言います。

可視光線は、あくまでも人の目の神経が感じる光の事で、人以外の動物はその動物なりの可視光線の範囲があり、色の見え方も異なります。
例えば猫は、人と異なる錐体細胞(2種類しか無いらしい)で、その結果人には緑や黄色やオレンジに感じる色が、一色単にくすんだ黄色に見えてしまい、赤はグレーに見えている、と言われております。

鳥は人には見えない電磁波の紫外線も見えていて、昆虫は赤(長波長)は見えづらく紫・青系統(短波長)の色には敏感なのだそうです。

このように動物も種によって色の見え方が異なります。
猫には、緑も黄色も同じ色に見えているとは驚きですね。
逆に鳥は紫外線も見えているということですが、何色に見えているのでしょうか。人には見えない別の色があるのでしょうか? 不思議ですね。

ちなみに、人とほぼ同じ見え方の動物はサル・ゴリラ・チンパンジーといった類人猿だそうです。

光の見え方出典:パナクニック

出典:パナクニック

 

マンセル表色系

マンセル表色系という色相環図(色見本図)があります。
一度は目にした方も多いのではないでしょうか

このマンセル図を見ると、先ほどの赤錐体と緑錐体が反応して黄色と認識される、ということが理解しやすくなります。

絵の具を混ぜ合わす時に出来る色もこの図でわかります。
例えば、真上にある赤と左下にある青を混ぜ合わせると、
赤と青の中間に位置する紫になります。

また表色にはマンセルの他に、オストワルト表色系・CIE表色系などもありますがここではマンセル系の紹介のみと致しますね。

マンセル表色系 出典:ニチハ

 

補色 手術着はなぜ緑?

上のマンセル表色系を再度ご覧下さい。
真上が赤で、真下に緑(青みがかった緑)がありますね。
また、右に黄色があり、その対面に紫(青紫)があります。
このように、正反対にある色どうし関係を”補色”といいます。

この補色関係でなるほど!!と思った話があります。
最近はTV等で医療モノがよくありますが、外科手術の際の手術着の色は緑色(青みがかった緑)が多いですよね。
手術中は血液や内蔵など赤系の色を集中して見続けるため、目の神経は赤錐体が鈍感になります。逆にほとんど使われない緑錐体は過敏に。
そしてしばらくすると、緑色の点やシミが視野に現れるのだそうです。これが補色関係にあるという事です。

意味のない緑色がチラチラ映り手術に集中できなくなりますが、手術着が緑だとそうしたチラつきなどが無くなるそう。
最近では、手術着のみでなく手術室の床や壁も緑色(青みがった緑)にするケースも増えているそうです。

手術着

 

赤は危険な色?興奮する色?

サッカーで相手に対して危険なプレーをすると、その選手にレッドカードが出され即退場となります。
また建築でも、災害で被災した家にには被災レベルを色で示す制度(応急危険度判定)があります。最も危険な家は赤い用紙を貼ります。
医療現場では、治療の優先順位を色で分けるシステム(トリアージ)があり、赤は生命に関わる重篤状態というように、赤は何かと”危険”を連想させます。

なぜでしょうか?

科学的にハッキリとした証明はされてないようです。
よく言われるのは、赤は血の色・火の色だから、また人(祖先の猿も含め)が怒ると顔や身体が赤っぽくなるから、というイメージから赤は危険を連想する、とも言われているようです。

少し大げさですが、人がまだ猿だった頃、血を流したり他の猿と喧嘩になった際に視界には赤系の色の割合が増えます。
その状況を危険と感じて何らの行動をする方が、生き残る確率が高く、進化の課程で赤≒危険と感じる種族が生き残った、という説が説得力があるように思います。なので赤系の色には、人の遺伝子レベルで危険・興奮を感じるように出来ているのかもしれません。

またたまに、家のデザインで特にドアに真っ赤な色を使いたがる方がいらっしゃいます。
下の写真は真っ赤な壁のクロスの部屋です。皆様はどのように感じますでしょうか?
確かにオシャレな感じはありますが、くつろぐ部屋には赤系のドアや壁は避けた方が良さそうですね。

赤い壁紙 出典:サンゲツ

出典:サンゲツ

 

まとめ

今回は、色とは何かを掘り下げてみました。
少しむずかしい話になってしまいましたが、いかがでしたしょうか?
次回は、色を選択する際に活用できる実用的な話をお送りいたします。

 

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