2021/5/25

家相って何!? 

家相って何!? 

こんにちは。ひかリノベ両国ショールームの大宮です。
5月になり、暖かな日が続きますね。

現代の世の中は”AI〇〇”とか”IOT家電”など、最新の技術のお陰で便利な生活が送れる時代ではありますが、そんな中でも古くからの教えである「家相」にこだわる方、それも若い方で家相にこだわる方が一定数いらっしゃいます。

今回は少し謎めいた、家相について考えていきます。

 

家相とは

”家相” 聞いたことはあるけど、よくわからない。という方が大半だと思います。
以下、ウィキペディア(Wikipedia)からの引用です。

『家相(かそう)とは、土地や家の間取りなどの吉凶を見るもの。
風水と同じく中国から伝来したが、日本の神仏習合思想が深く関わりをもち、風水とは違い、日本独自の発展をしたものである。
太極思想、陰陽道も大きく影響した。陰陽道の最盛期といわれる平安時代中期頃から、病気や疾病、地震、火災、天災など、すべてを神の祟りが起こすものと考えられ、祟りを起こす神の存在を鬼に例えて恐れたといわれる。
鎌倉時代前期に著された「陰陽道旧記抄」に「竈、門、井、厠、者家神也云々」とあり、井戸、竈、厠など、病気に直結する場所を神格化させ、諸々の宅神から祟りをうけぬよう祭祀を行い、併せてその位置を判断していた、それが家相の原点である。』

少し分かりづらいですが要するに、家を建てる際に玄関はこの方角、キッチンはこの方角
というように方角で良い悪いがある、という教えです。

 

”風水”との違い

上のウィキペディア(Wikipedia)でからの引用でも出ましたが、
似たような教えに”風水”があります。
こちらの方がなじみがある、という方もいらっしゃると思います。

風水と家相は厳密には違います。違いを簡単に説明すると、

・風水は中国で生まれたが、地域や人によって進化したため考え方が一定ではない。
・家相は元々中国の風水を踏まえているが、日本独自の環境や発想により進化して江戸時代に確立。
風水は、〇〇にすると幸運になる、という発想が多い。
家相は、〇〇にすると不吉、という発想が多い。

などの違いがあります。

家相のほうが、より日本の環境に適した教えなのかもしれません。

 

家相でよく言われるのは

画像1 (2)

表を見ると、例えば右上の北東の方角に”鬼門”とあり、「水気・不浄をさける」と書かれています。(表をクリックすると拡大できます)

水気とはキッチンやバスルームなど、不浄とはトイレなどがあたります。
それをこの方角に配置しないで、という事ですね。
またここに記載はないですが、玄関も鬼門は避けるべきとされています。

 

その根拠は?

では、なぜ北東に〇〇があるといけないのか?
家相は、「生活の知恵」という捉え方もあります。

例えば、冬は北東が特に寒くなるため、そこにトイレや風呂があると倒れたり身体に良くない事が起きやすい、なので避けた方が無難だという教訓が家相になったとも言われます。
とは言え、明確な科学的根拠はありません。
特に現代の空調や断熱がしっかりした家では、一層根拠はなくなりそうです。

 

なぜ今でもこだわる人がいるのか?

ここ数年、家相などを気にされる方が増えてるような気がします。
私自身はそういった教えはこだわらない方なので、若い方がこだわるのは少し不思議な気がします。
ただ、平安時代頃から伝わってきた教えだけに、科学ではわりきれない何かにミステリーを感じるのかもしれません。

 

まとめ

今回は、家相について考えてみました。
ちなみに北東に玄関があったとしても、柊(ひいらぎ)を植えればセーフ、などの回避方法もあります。
家相は奥が深く言い尽くせなかったため、今回はさわりだけとなりましたが
できましたら次回以降でより深くアプローチしてみたいです。

 

 

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執筆担当者

ひかリノベ広報部