2021/3/30
心地よく、おうちごはん。
こんにちは。横浜の設計担当の宇津木です。
コロナ渦において家の中で過ごす時間が増え、自宅での暮らし方が見直され始めている中、家での食事を充実させたい、楽しみたいという意識が高まってきています。
そこで今回はキッチンスタイルについてお話しさせていただきます。
◎ハイカウンター
家飲みを楽しみたい!というお客様のご要望でキッチンにハイカウンターを設置した事例。
対面式のカウンターはコミュニケーションがとりやすく人気です。
カウンターの仕上げはユーロプラストというモルタル風の塗装を施しています。また、無骨な味わいを楽しむために、天井も躯体現しにしています。
◎横並び型カウンター
ダイニングテーブルをキッチンと横並びにし造作した例です。
きた食事をテーブルに運ぶ、お皿を片付けるという家事動線が抜群に良いです!
お子様が小さいうちは勉強もダイニングですることが多いので、お料理しながらお子様の様子もうかがえるというメリットがあります。
◎コの字型カウンター
キッチンの天板とテーブルが一体型になっているコの字型キッチンの事例です。
カウンターはダイニングテーブルを兼ねるので、広いスペースを確保できます。作業しやすく、家電製品を置く場所に困りません。
また、広さの割に無駄な動線がないので作業効率が良いです。
こちらのキッチンのイメージパースは、今、ひかリノベで施工中のお宅です。
随所にこだわりが盛りだくさんですので、完成しましたらHPの事例にUPさせていただきますね。
カウンターと椅子のバランスが重要
それぞれの配置パターンをご覧いただきましたが、心地よい食事の時間を過ごすためにとっても大事なのが椅子の高さです。
みなさんは、レストランで食事中に何となく落ち着かないな・・・と感じたことはないでしょうか?実は、テーブルと椅子の高さのバランスが悪いのが原因ってことが多いんです。
テーブルの天板の高さと椅子の座面までの高さの差を「差尺」といいます。使いやすい差尺というのは「座高÷3-2」という計算式で出すことができます。
座高は、身長×0.55なので、例えば、160センチの方の差尺を計算すると・・
- 160×0.55=88
88÷3-2=27.3が適正な差尺になります。
ハイカウンターの場合、カウンターの高さは通常のダイニングテーブルより高めなので、合わせる椅子はハイチェアーになります。
コの字型の場合、キッチンの高さ(標準H850)にテーブルの高さを合わせると通常(ダイニングテーブルの標準H700)より高くなってしまうため、適正な差尺を確保するために、キッチンの床を一段下げて施工します。
キッチンはまさに暮らしの中心となるところ。
どんなスタイルが自分に合っているかじっくり考えて、心地よい暮らしをかなえましょう。
最後に、私事ですが・・・最近、お花のサブスクを始めました!
もともと植物は好きでしたが、いつもお花のある空間で暮らしているわけではありませんでした。しかし最近ではすっかりはまってしまい、ちょこちょこお花屋さんをのぞくようになりました。
花の女王と称されるバラは、さすが醸し出す雰囲気にうっとりです。
ちっちゃくてかわいい原種系のチューリップの水耕栽培。
切り花として楽しむ他、ドライフラワーにして季節ごとに横浜ショールームのディスプレイを変えて楽しんでます。
花には人の視覚・嗅覚・触覚などの五感に響き、脳に影響を与えて活性化させるとも言われています。
花を眺めているだけで、忙しい毎日でも癒された気持ちになるので皆さんもお花のある暮らし始めてみてはいかがでしょうか