2020/1/7
新年と春の七草~IHでも使える土鍋~
あけましておめでとうございます。五反田ショールームの水谷です。
新しい年を迎えました。今年もインテリアやライフスタイルなど住まいに関連する記事を書かせていただきたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、皆さまはどのようなお正月を過ごされましたでしょうか? 海外または国内旅行をされた方。帰省やのんびりお家で過ごされた方など、お正月の過ごし方は人それぞれ、いろいろな過ごされ方があると思います。
そして多くの方がお正月にはおせち料理を召し上がるのではないでしょうか? お正月明けの7日には、「七草がゆ」が少し食べすぎたおなかにやさしいですね。
お正月前後はふだんあまり意識していない、日本の伝統や食文化にふれる機会も多い季節です。
1.七草がゆ
ご存知のとおり七草がゆには、1年の無病息災を祈るとともに疲れた胃や腸を休めるという意味があります。
レシピは簡単で、研いだお米とお水を土鍋に入れて、沸騰したら火を弱めしばらく炊いて、炊きあがる少し前に塩少々と、刻んだ七草を入れて全体を混ぜ合わせます。
春の七草は「芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・鈴菜(すずな)・清白(すずしろ)」 です。
普段あまりなじみのない食材なのかな? と思いますが、最後のすずな・すずしろはカブと大根ですのでとても身近な野菜ですよね。
七草がゆにはお正月に残ったおもちを加えても美味しいです。
2.春の七草は日本のハーブ
ハーブという響きは、何となく西洋のものと思ってしまいがちですが、そもそもハーブとは薬草や香草の総称で、世界で古くから、料理の香りづけや保存料としてつかわれてきました。
中には香りの効能やリラックス効果など、食するものではないものもあるかもしれませんが、身体にとって良い効果があり、食べられる草と考えますと春の七草も、れっきとした和のハーブと言えるでしょう。
3.七草がゆを土鍋で炊く
お鍋の季節には、土鍋が活躍しますが、この土鍋、鍋料理以外にも様々な場面で活躍してくれます。
土鍋でおかゆやご飯を炊く。煮込み料理や蒸し料理そしてスープやポトフなど。調理したらすぐ食卓に運べるのも魅力ですね。
新しい土鍋を購入されたら、使いはじめにまず「目止め」を行うのが良いそうです。
これは水漏れを防ぐため。土鍋の底は素焼きで無数の細かい穴があいており、この状態で使用すると水が浸み込んでしまいひび割れの原因になってしまうそう。
そこでおかゆを作り、そのでんぷん質が細かい穴をふさいでくれるというわけです。
さらに調理をはじめる前には水やお湯をはり、水分を吸わせると良いそうですよ。特に濃い味の料理を作る際は十分に水を吸わせておくと、匂いもつきにくくなります。
4.IHクッキングヒーターでも使える土鍋
リノベーションをお考えの際、お部屋の中でもキッチンをどうするか? 配置や設備など、とくにお客様のご要望やこだわりが強くでるスペースになります。
調理機器については、ガス機器がいまだに人気がありますが、火が心配だったりお掃除のしやすさで考えますと、IHクッキングヒーターにされる方も増えてきております。
IHクッキングヒーターは一部の機種(オールメタル対応やラジエントヒーター)を除き、基本的には鉄やステンレスなど、磁石にくっつく素材のお鍋を使用することになります。
でもご安心ください。IHユーザーの方たちにも使用できるような、IH対応の土鍋も販売されております。
今月は春の七草をテーマに、土鍋やキッチンのお話しをさせていただきました。
まだまだ寒い冬が続き、春が待ちどおしいですが、温かく冬を過ごすアイテムとして、この冬は土鍋を活用してみてはいかがでしょうか?
土鍋には昔ながらのオーソドックスなものから、スタイリッシュなデザインのものまで、そして大きさも大小さまざまなものがありますので、素敵なインテリアの一部にもなってくれるかもしれません。