2015/5/31
”空き家問題”と”履き替えるべきか問題”
こんにちは、ひかリノベ広報部です。
最近、地震が多いですね。昨日の夜もかなり大きい地震でした。
私は、某洋服店でパンツの試着をしているところでした。試着中でしたので、このまま逃げるべきなのか、律儀に自分のパンツに履き替えるべきなのか、真剣に悩み、試着のまま逃げることにしました。
なぜ、あの状況でそんなことを悩んだのかは不明ですが、以前読んだ本にこんなことが書かれていました。
人は、危険なことが起こるであろう時でも、「自分は大丈夫」「そこまで危なくない」と、大切な状況で楽観視をしてしまう。
東日本大震災のときも、そのような心理で、津波を見に行ってしまった人が多くいたそうです。
いつ何が起きてもおかしくない今の日本では、たった一つの判断ミスが命に関わる。そう考えると、昨日の自分の“パンツ履き替えるべきか問題”は完全に時間の無駄でした。
昨日は全国でも、人命に関わるような大きな被害はないとのことで安心しましたが、今後はやはり、地震のために(判断力なども含め)対策を心がけるべきですね。
(以前、防災に関する記事を書いたので、良ければそちらもご覧ください⇒http://hikarinobe.com/blog/821/)
さて、前置きが長くなりましたが、今日は最近問題視される“空き家問題”について少し書きたいと思います。
皆様は、現在の空き家問題はご存知でしょうか。
文字通り、日本では空いている家が増えているということです。
それに対し、新築は未だに建てられております。日本は非常に新築志向が強い国ということですね。
日本の人口は減る一方なので、今後も空き家は増加し、2030年以降には、空き家の割合が全体の40%にもなるということなのです。
空き家には、様々な問題点があります。
火事などの防災面や、手入れをしないことによる景観の悪化などもそうですし、とある県の地方では、密輸業者が大麻の保管場所として利用していた、といった問題も起きています。
また、住宅を建てた場所のインフラ整備は市の仕事になるため、無駄な負担も増えます。
最近では、「新規住宅の禁止エリア」などを設置する市もあるようです。
国は中古住宅の活性化を進めようと、少しずつ動いていますが、新規住宅に対してほとんど対策はしていないそうです。
今後は、そのエリアの将来を計算して、どれくらい建てるかをしっかり管理する必要がありますね。
そういった空き家問題を踏まえ、「日本の新築志向を少しでも変えて行きたい」というのが、当社のような中古住宅リノベーション会社です。
中古住宅も、磨けば光る“原石”だと思います。そういった価値感が、日本に早く広まることを我々は願っています。
さて、来月のブログからは、いろいろなテーマを絞って、お客様の有益になるような様々な情報を発信していく予定になっております。乞うご期待!