2015/5/30
20秒でわかる湿気対策!
こんにちは!ひかリノベ・施工管理担当 藤井です
今日の東京地方は天気が良かったです!
予想最高気温は30℃! ついこの間まで暖房を使っていたのに…
日本は四季を感じられる事が魅力の一つだと常々思っていましたが、最近はなんだか
春と秋が短く感じる様になってきました。
春が終わると夏がやって来ますが、その前に日本には避けて通れない季節がやって来ますそうです!梅雨です!
梅雨の季節は個人的にはあまり好きではありません。
紫陽花などは綺麗に咲きますが、毎日雨が続くとなんだか憂鬱な気分になります…
特に嫌なのが『湿気』ジメジメして洗濯物も乾かないし、雨が降ると傘をさすのも面倒です。(私は傘をよく無くすので、もうビニール傘を買わないと決めてからもうすでに10本位行方不明となっています…)しかも尋常では無い汗かきなので、汗だか湿気だかわからない
あの感じがたまらなくイヤです!
住宅にとっても湿度は快適に過ごすために重要な要素になっています。
鎌倉時代の吉田兼好は『徒然草』の中で
『住まいの作りは夏を旨としてつくりなさい、冬は住もうと思えばどこでも住める。猛暑の対策をとっていない住宅は我慢ならない』
と言っています。
湿気の多い日本では昔から住宅も『高温多湿な夏の蒸し暑さ対策』を考えた作りが一般的でした。風通しが良く縁側や深い庇がある様な住宅ですね。
しかしながら都心部でこの様な住宅に住まうことができるのは、政治家の先生か大物フィクサー位ではないでしょうか?
しかも鎌倉時代の吉田兼好も現代の日本がここまで暑くなるとは、努々思いつかなかったでしょう!
では現代の平成日本の高温多湿な季節を政治家先生でも大物フィクサーでも無い私達が快適に過ごすにはどうしたら良いでしょうか?
ここで一部を紹介したいと思います!
まずは換気!
晴れていれば迷わず窓を開け放しましょう!
『はぁ?知ってるし』と思われると方ももう少しお付き合い下さい!
でも窓を開けられない時もあるでしょう?特にマンションではセキュリティの面でも
難しい場合もありますよね?
そんな時は換気扇!
ユニットバスのカビに悩まされている方には朗報です!
平成の時代ではユニットバスで洗濯物も乾きます!
吉田兼好もびっくりする事間違いなしです!
続きましては断熱材!
冬の寒さを遮るだけではなく、夏の暑さも伝えにくくする効果もあります。
そして珪藻土入りの壁仕上げ!
珪藻土は空気中の湿度を約60%に保つ効果があるといわれております。
そして無垢材のドア、床の無垢材など無垢の木にはやはり湿度を60%に調節してくれる効果があります!
ルーバー扉の玄関収納や物入れは収納内部の結露を防ぎ、通風を良くする効果があります。
特に玄関収納は下駄箱にこもった靴のニオイや湿気が外に排出されるのでとても快適です!
とは言うものの、どうしても暑さや湿度に耐えられない!そんな時は我慢せずエアコンを使いましょう!
最近のニュースでも良く室内で熱中症にかかるケースが報告されています。
(夏は暑いものだ!我慢は美徳とエアコンをつけない方もいらっしゃるようです。)
しかし近年都心部の夏の暑さはエアコン無しは考えられません。
私自身『自称ナチュラリスト』でしてエアコンは極力つけないようにはしているですが、
あまり我慢せず暑ければ使うようにしています!(そこらへんのハードルは低いです)
皆様はエアコンには配管と言うものが必要なのはご存じかと思います。
そう皆様が良く見かけるであろう『白いヤツ』です室外機に繋がっています、結構目立ちます、主張してきます。じつはエアコンにはこのとても目立つ『冷媒配管』に加えてなくてはならない配管がございます。
『ドレン配管』と呼びます。『黒いヤツ』です、室外機にはつながっていません。全然目立ちません、まったく主張しません、むしろ隠れて全然みえてきません。
エアコンは冷房運転中は空気中の湿気も取るので水分を外に排出しなければなりません。その為の配管がドレン配管です。
このドレン配管がリノベーションのエアコン設置計画において重要なファクターとなってきます。
もちろん水分なので配管に勾配がついていないと水が流れて行きません。
しかも排出先は必然と水の流れてもよい場所になります。
バルコニーに流れてることも多いかもしれません。
しかしバルコニーまで排水経路が確保出来ない場合はどうしましょうか? エアコンをあきらめるしかない?
先程あれだけエアコンの必要性を語っていたのに…
ご安心下さい!ドレン配管は先行して取り付けることが可能です。
しかも排水管に接続できます!
こうして各お部屋にもエアコンが取り付ける事が出来るのですね。
これでジメジメした梅雨も暑い夏も快適に過ごせますね?
こうして徒然なるままに書いてまいりましたが、これから梅雨がその先にはまた暑い夏がやって来ます!皆様もご自宅のリノベーションの計画の際にはぜひご参考になさってください!