2018/3/28
【藤沢市エリアS様邸リノベーションレポート③】造作カウンターでキッチンとリビング空間を分ける
こんにちは。ひかリノベ湘南支店施工管理の新井です。
今回は、湘南支店施工事例S様邸パート3施工編です。LDKに設置しました『造作キッチン収納カウンター』の施工についてお話ししたいと思います。
1.現況の間取り
非常にシンプルな形状のLDKとなっていますね。
ただしこうした間取りで問題となってくる点としましては、
- LDK(リビング・ダイニング・キッチン)のゾーニングが曖昧となっている
- キッチンに必要となる家電を置くスペースが無い
ということが考えられます。
2.ゾーニングとは
ゾーニングとは、空間を機能や用途別に位置関係を決定する手法です。
必ずしも間仕切り壁や建具等で明確に領域分けしなくてもよいのですが、家事を行うキッチンと、食事やくつろぎの場であるダイニング、リビングは何らかの形で間仕切り・領域分けを行うケースが多いです。
たとえば近年一般的となっていますLDK方式ですが、キッチンは対面のレイアウトにするなどしてゾーニングします。
3.解決策として
S様邸では間仕切り壁を設けたり、キッチンレイアウトを変更したりはせずにキッチンとダイニング・リビングをゾーニングし、同時に家電を収納するスペースを確保するため、収納カウンターを造作・設置することに決まりました。
4.設計から実際の施工への流れ
ベースとなる平面図から施工図を描きます。
施工図は適宜断面図・展開図・アクソメ図(立体を表現するための図)等利用して、寸法・コンセント位置といった細部まで現場の職人さんがわかりやすいように表現します。
▲大工さんが造作完了したところです。こちらに仕上げ塗装を施します。
▲塗装が終わりました。周辺部の仕上げを行い、完成です。
▲キッチンスペース
▲ダイニング・リビングスペース
いかがでしょうか? 間仕切り壁がなくても、自然と家事空間とリビングの領域分けがなされています。
弊社はこのような造作やプランニングも得意としております。リノベーションをご検討中の皆様は、ぜひお気軽にご相談ください。