快適な生活のための選択

毎日、満員電車で通勤することに辟易していたK様。
というのも、K様の勤務先がある路線は東京でも屈指の乗車率で有名な路線。
押しくらまんじゅうの日々から解放されるため、勤務先近くに家を買うことを決意しました。
将来のことも考え、資産価値が落ちにくい駅チカを条件に物件探しをスタート。
根強い人気エリアということも有り、物件探しは難航したそうです。

“タイミング”で出逢った男前物件

「早めに動き出した方がいいと痛感しました」
立地、予算等条件に見合った理想的な物件が今一歩間に合わず悔しい想いをしたK様は、機を逃さぬよう不動産のポータルサイトでリサーチを続けました。
そこで出逢った駅から徒歩2分の物件。
内覧したい！と思い立った時、弊社コーディネーターから「紹介したい物件がある」と連絡が。
その物件は、K様が内覧したいと思って閲覧していた物件だったのです。K様とコーディネーター、互いに“タイミング”に驚きながらも話を進め、無事、成約に至りました。

駅から徒歩2分という駅チカ物件で有りながら、周りは川のせせらぎと木々の葉音が聞こえる、駅の喧騒を微塵も感じない自然に囲まれた環境。さらに葉音を奏でる木々の種類は桜で、家に居ながらお花見が楽しめる、落ち着いた暮らしを望むK様には願ってもない立地でした。物件自体は少々古いものの充分な広さがあり、予算の範囲内という理想的な物件です。

ただ、内装はコンクリート現し天井に剥き出しのパイプが印象的な男前インテリアが似合うインダストリアルな空間でした。
読書が楽しめる落ち着いた空間をご希望のK様は理想のお住まいを実現するため、間取り変更は行わず、設備や建具を変更するお住まいの雰囲気作りに重きを置いたプランを採用しました。

同じ『シンプル』でもガラリと違うお部屋

リビングは灰色のコンクリート色、寝室は濃い木目色。天井には自転車が吊り下げられるような鉄のフック。
シンプルながらも無骨な印象のお部屋がシンプルで柔らかい印象のお部屋へと生まれ変わりました。
現し天井の開放感を大事にしたいとのK様のご希望から、天井を造らず、圧迫感を感じさせないホワイト塗装で仕上げることにより印象がガラリと変わり明るい空間になりました。
鉄のフックもホワイトで塗装し、お部屋のアクセントとして残すことに。植物を吊り下げたり、雨の日の洗濯物を干したり、様々なことに活用できます。

K様が住むからこそのプラスポイント

玄関からリビングが見えてしまうことに抵抗があったK様のご要望に応え、目隠しになるよう、シューズクローゼット横に袖壁を作りました。
そのリビング側にはK様ご希望の神棚も設置。
K様のお気に入りポイントとなりました。

また、元々の物件にあったキッチンと間仕切りを活用し、洗濯機と洗面を一箇所にまとめ、洗濯機と化粧台の奥行の違いを利用し化粧台の裏側に収納スペースを作り空間に無駄が生まれないよう工夫されています。
さらにキッチンとリビングの間に扉を付けることによって、お風呂に入る際の脱衣の目隠しに利用できます。

間取りの変更は行わないものの、随所にK様がさらに住みやすくなるための工夫が施されています。

趣味を存分に楽しめる空間

読書がご趣味のK様は図録からコミックまで様々な種類の本をお持ちの為、収納を重視した本棚をご所望でした。
そこで、キッチンとリビングの間仕切りに作られた収納スペースの他に、寝室の壁一面にニッチ壁を造作しました。
A4サイズの冊子も収納できる高さと本以外にもインテリアを飾るなど自由にカスタマイズ出来るスペースが有ります。

梁と柱で出来たスペースを活用したニッチ壁なので、部屋の広さをそのままにすっきりとした収納が完成しました。

使い易く、親しみやすいキッチン

K様が収納と共に重視したポイントが『掃除をしやすいキッチン』。
料理に楽しく集中できるよう、ステンレスのワークトップを採用し傷にも強いキッチンを施工しました。
デザインは柔らかいお住まいの雰囲気に合わせ、優しい木目調。
家具としても楽しめるデザインです。
ガラスブロックが淡い光を集光するキッチンにダクトレールを取り付け、位置を自由に調節可能なスポットライトが手元を照らします。

当初は綺麗になればいいとお考えだったK様ですが、ご自身に合わせて完成したお住まいを見回し、お部屋全体がお気に入りだと語ってくださいました。
広々としたリビングで友人を招くのが今の楽しみだそうです。