断熱リノベのススメ

断熱性能の優れた住まいは、夏涼しく、冬暖かく、いつも快適に過ごせるばかりでなく、ヒートショックやアトピー・アレルギー等の健康リスクの軽減、光熱費のコストダウン、建物の延命など、多くのメリットがあります。

リノベーションによってもとの部屋の内装や設備を解体するタイミングは、断熱リフォームを行う絶好の機会です。暮らしと健康にやさしい断熱のこと、いま考えてみませんか。

寒い日本の住宅

従来の日本の住まいは、夏場の風通しを中心に考えられており、断熱性能については充分な配慮がされてきませんでした。

海外の主要先進国(米国やドイツ・フランス等)、お隣の韓国・中国では、住宅の断熱性能・エネルギー性能について義務基準が設けられています。諸外国の例にならい、わが国でも1979年に省エネ法が設けられ、以後より厳しい水準へと改正が繰り返されてきました。

しかし、この定めは一部を除いて努力義務であるため、既存住宅への適合割合は、わずか61%。中古マンション・中古戸建て物件の約4割が、無断熱の状態となっています。

また旭化成建材株式会社 快適空間研究所「住まいの温熱環境の実態と満足度」調査によると、「自宅の温熱環境に満足している」と答えた人の割合は45.9%。過半数の人が、自宅の温熱環境に何かしら不満を抱いている、という結果となりました。

季節ごとの気候の変化が烈しいわが国こそ「高い断熱性能の住まいが必要だ」と、私たちひかリノベは考えています。

無断熱住宅4つのリスク

暑さ、寒さのリスク
健康リスク
結露、カビ
建物の劣化

断熱性能の低い住宅は、夏の暑さや冬の寒さを充分に防ぐことができません。せっかくエアコンをつけても、壁や床、天井、窓サッシなどを通じて冷気や熱が逃げてしまい、冷暖房効率も悪くなります。そのため、光熱費もかさみがちに……。

厚生労働省「人口動態統計」によると、この20年間で家庭内事故死は増加し続けており、その大きな原因となっているのがヒートショックです。断熱性能の低い住宅は、冬場の暖房時の部屋間の温度差が大きく、ヒートショックを起こすリスクが高いといわれています。

また窓や壁がつめたい外気の影響を受け、温度が下がると、結露が起きやすくなるリスクも。結露はカビの温床となりやすく、アトピーやアレルギーを誘発する可能性があります

さらに壁や天井裏・床下に、室内の温かく湿った空気が流れ込むと、内部結露が起きて柱や土台の腐食を招き、建物の強度が失われてしまう危険すらあるのです。

断熱リフォームのメリット

断熱リノベ施工画像

とくに築年数の古い住宅は、そのままでは気密性が不充分な場合が多いですが、断熱リフォームによって、新築並みかそれ以上に断熱性能を高めることができます。それによって前述の4つのリスク――暑さ寒さ・健康リスク・結露やカビ・建物の劣化といった問題を解決できるのです。

夏は涼しく、冬は暖かく、部屋の中の温度を快適に保ちます。冷暖房効率も上がり、光熱費の節約につながります。

住まい全体の断熱性能を高めることで、部屋どうしの温度差も解消。ヒートショックのリスクを低減します。

また窓や壁に断熱材を入れ、温度の急激な変化を防ぐことによって、結露も起きにくく。アトピーやアレルギー体質の方も安心です。

さらに壁や天井裏・床下にも断熱施工を行えば、内部結露も発生しにくく。大切な住まいを長持ちさせることができます。

断熱リフォームの方法と費用

断熱間取り図の前後

断熱リフォームの方法としては、

床に断熱材を施工する
壁に断熱材を施工する
天井に断熱材を施工する
窓に二重窓(インナーサッシ)を施工する

といった工事が挙げられます。
床・壁・天井の断熱施工は、使用する断熱材や、施工する部分の面積によって費用が大幅に変わります。とくに壁は、外壁に断熱塗料を塗布するのか、内側に断熱材を敷き詰めるか、と二通りの工法があり、どちらを選択するかによっても差が生じます。一般的には、塗装よりも断熱材を敷き詰める方が、とくに冬の寒さ対策には高い効果を発揮するとされています。

二重窓とは、ひとつの窓枠に外窓と内窓、2つのサッシが取り付けられている窓のことをいいます。内窓と外窓の間にできた空気の層が熱を伝わりにくくして、屋外の暑さ・寒さが室温に与える影響を大幅に軽減します。また窓の隙間から空調の冷気や別が逃げてしまうことを防げるため、冷暖房効率も向上します。

ひかリノベでは、床、壁・天井、窓と、施工場所ごとに、最適な断熱材を利用した断熱工事のメニューをご用意しています。費用の目安は次のとおり。

箇所
工法
費用
吹き付け断熱
340,000円(※施工面積150㎡以下の場合)
断熱材施工
8,400円/㎡
壁・天井
断熱材施工
10,000円/㎡
二重窓(二重サッシ)
単板ガラス約7万円~/1ヶ所
複層ガラス約8万円~/1ヶ所(※サイズにより価格に幅があります)

※戸建ての場合を想定
※費用は目安です。住宅の状況によって変化する可能性があります

これらの工事を行うためには、既存の床や壁・天井を解体する必要があります。家じゅう丸ごと断熱化しようと思ったら、工期も1ヶ月以上を見込んでおく必要があります。

しかしリノベーションを行うタイミングなら、もとの部屋の内装や設備を解体したタイミングで施工すればよく、工期も費用も最小限に抑えることができます。

まずは『断熱性能診断』を!

まずは現状の住宅性能を調査してみませんか?

『断熱性能診断』とは、赤外線サーモグラフィ等による機器を使用し、現状の住まいの断熱性能・気密性能をデータ化するサービスです。

断熱材に欠損がないか?
壁や床・天井などに隙間はないか?(隙間面積)
壁や窓の外気の影響の受けやすさは?(熱貫流率)
省エネ法に照らすと、現在の断熱性能は何年レベル?
断熱リフォームの前後で光熱費はどれくらい変わるのか?

と5つの指標から、住まいの断熱性能・気密性能を見える化。どんなリフォーム工事が必要かを診断します。

暑さ寒さのストレスを感じている、湿気でジメジメしている、カビや結露が発生している、光熱費が高い……そんな住まいの症状にお悩みの方に、まずは『断熱性能診断』をおすすめします。

お問い合わせ