埼玉県富士見市は東京都の中心部から30㎞圏内にあり、交通の便が良いことから都心のベッドタウンとして注目の街です。
富士見市では現在「選ばれるまち富士見市」を目指して、積極的に市の魅力を発信。
こちらの記事ではそんな富士見市の魅力や良さと共に生活しやすい理由をご紹介します。埼玉県内でお住まいをお探しの方や、東武東上線沿線で住宅購入を検討されている方は参考にしましょう。

富士見市の魅力とは

都心へのアクセス良好！水と緑に囲まれた子育てしやすい街

富士見市では「W30（ダブルさんじゅう）」を市の特徴としてPRしています。W30とは、「都心（旧東京都庁）から30㎞圏内」と「池袋まで電車で30分以内」という富士見市の立地の良さを発信するためにつけられたもの。

富士見市には東武東上線が通っているだけでなく、東京メトロ副都心線や東急東横線、みなとみらい線などと相互直通運転を行っていることから、都心や横浜方面へのアクセスが抜群です。
駅周辺には飲食店や大規模ショッピング施設があり買い物にも便利です。駅を少し離れるとのどかな田園風景や河川敷の遊歩道、森林浴や水浴びが出来る公園などを見ることが出来ます。

また武蔵野台地に属し、台地と平地に分かれている地形から湧き水が多いです。富士見市は水と緑に恵まれた環境で暮らすことが出来るので、環境の良い場所で子育てしたいファミリーや自然を身近に感じて暮らしたい人におすすめの街です。

参考：富士見市のシティプロモーション・探してみよう！富士見市の湧き水

富士見市の住みやすさとは？

地理

富士見市は埼玉県の南東部にあり、面積は約19.77㎢。市の東は荒川を境にしてさいたま市に接し、西は三芳町、北は川越市とふじみ野市に、南は志木市に接しています。
国道254号線付近を境にして、北東部は荒川低地に、南西部は武蔵野台地の端にかかっているため土地に高低差があります。その台地側には、全国でも屈指の湧き水スポットが多くあり、現在でも公園や神社の敷地内で見ることが出来ます。

参考：富士見市のプロフィール・探してみよう！富士見市の湧き水

人口

富士見市の人口は令和4年2月28日現在で112,456人、世帯数は53,728世帯です。

平成23年の人口は107,390人だったことから、約10年で5,066人増えていることになります。人口増減率は平成21年以降は2％台を維持しており、埼玉県内でも上位13位という高い割合です。
富士見市では男性、女性とも30代～40代を中心とした生産年齢人口が多いのがデータからも読み取れます。

参考：令和3年度の富士見市の人口・世帯数 ・富士見市人口ビジョン

治安

富士見市の犯罪認知件数は令和3年中で607件です。
犯罪数がピークだった平成17年の件数は2767件と比較して、16年の間に4割以上も減少したことが分かります。

富士見市では市民の安全安心を守るため、条例を制定して様々な防犯活動に取り組んでいます。
市独自に自主防犯活動マニュアルを作成し、地域の防犯活動に必要な知識を誰にでも分かりやすく示しています。

市では青色防犯パトロール車両と共に、地域に根差した防犯活動を実施。
さらに富士見市では該当防犯カメラの設置に対して、一部費用の補助を行っています。1台当たり最大20万円まで補助が受けられるので、犯罪発生の抑止に期待できます。

参考：市区町村別認知件数・犯罪率・富士見市自主防犯活動マニュアル・防犯情報

交通

富士見市にはみずほ台駅、鶴瀬駅、ふじみ野駅の3駅があり、いずれも東武東上線の駅です。平成20年には私鉄の相互直通運転が開始され、東京メトロ副都心線・有楽町線、東急東横線、みなとみらい線の直通電車があります。

みずほ台駅から池袋駅までは乗り換えなしで約35分、新宿駅には乗り換え1回で約45分で到着します。

車での移動に関しては、南北方面へ国道254号線が走り、東西方面に国道463号線が走っているので群馬や千葉、神奈川方面へも行きやすくなっています。
市内の移動には、循環バス「ふれあい号」の利便性が良いです。道路の渋滞解消に役立ち、全部8コースあることで市内の各所に行けます。

参考：市内循環バス『ふれあい号』

雰囲気

富士見市は市の南西側を鉄道が通り、市の中央部を国道が縦断していることから、駅のある南西部分に住宅地や商業地が比較的集まっています。

また国道号線沿いにはららぽーと富士見という大規模商業施設があり、買い物の満足度が高いのも特徴。
市の北東部は田んぼや畑を多く目にします。荒川沿いにある富士見市運動公園や難波田城公園、びん沼自然公園といった自然が感じられる場所も多く、休日には多くの人が訪れます。
富士見市は都心から30㎞圏内という好アクセスながら、自然も身近に感じられる場所となっています。

子育て

富士見市では、自治体独自で子育て応援サイト「すくすく子育てFUJIMI」を立ち上げ、教育施設や遊び場、各種手当や子育ての不満に関する相談窓口を分かりやすく表示しています。また子どもの年齢別に必要な情報を一覧で見れるようにもなっているので便利。
スマートフォンからは子育て応援モバイルサイト「スマイルなび」が利用しやすくなっています。

更に市では子どもを持ちたい夫婦（事実婚も含む）を対象に、上限10万円までの不妊治療費の助成を行っています。子どもが生まれてからは、中学校3年生までを対象に通院や入院、保険調剤に要した本人負担分を対象に医療費の助成を実施しています。

参考：子育て・教育

買い物情報

富士見市内を走る国道254号線沿いにはららぽーと富士見があります。スーパーのヤオコーやトイザらス、映画館などが入っています。
東武東上線ふじみ野駅には東武ストアや徒歩圏内にアコレふじみ野駅東口店が買い物に便利。鶴瀬駅の駅ビルには東武ストアが入っているほか、ビッグ・エー鶴瀬東ロータリー店、アコレ鶴瀬駅東口店などが駅の近くにあります。みずほ台駅の西口から徒歩5分圏内の所にあるマルエツみずほ台店、生鮮市場みずほ台店が食料品の買い物におすすめです。

富士見市のリフォーム・リノベーション補助金

富士見市では、市内に住んでいる人が、市内の施工業者を使って個人住宅をリフォームする場合にその費用の一部を補助する制度があります。
対象の工事は大正の工事費が20万円以上（消費税を除く）で、10万円を上限にして工事費の5％に当たる金額を補助してもらえます。対象の工事は水回りのリフォームや屋根・外壁の塗装工事、床や壁、天井などの内装リフォームです。
毎年4月1日に先着で受付を開始し、予算の上限に達し次第締め切りとなります。詳しくは富士見市のホームページをご確認ください。

参考：住宅リフォーム補助金制度について

富士見市の人気エリア

みずほ台駅

・駅の周辺にはマンションなどが多くあり、少し離れると住宅街が広がる
・池袋駅までは乗り換えなしで約30分、渋谷駅までは約50分で到着
・駅ビルに東武ストアがあるほか、コーププラザ富士見やみずほ台駅前市場などのスーパーが充実
・一戸建て並ぶ住宅地周辺には山崎公園や水子貝塚公園などがある
・駅から徒歩圏内の所に小児科がある総合病院・医療機関が多い
・大きな公園があり、緑を感じられる。

ふじみ野駅

・東武東上線で池袋駅まで約26分、渋谷駅まで約45分で到着
・駅の周りはきれいに整備され、西口にはマンション新築物件が建っている
・近隣にはもりのさんぽみちという遊歩道が通っている
・東武東上線から国道254号線の間は小学校や幼稚園が点在していて災害時の避難場所にもなっている
・駅前に東武ストアふじみ野ナーレ店やアコレふじみ野駅東口店が買い物に便利

鶴瀬駅

・池袋駅まで約30分、渋谷駅までは約48分で到着
・ビルに東武ストアが入っているほか、24時間営業のビッグ・エー鶴瀬東ロータリー店などが便利
・車で10分以内のところにららぽーと富士見がある
・西口側は道路幅も広く新築住宅が多い街並みで再開発が進んでいる

富士見市の特色

街ぐるみで行う地産地消への取り組み

富士見市には、ほうれん草・トマト・カブなどの野菜やイチゴ、梨などの果物を栽培している農家がいます。そこで富士見市では地産地消の取り組みを行っています。
収穫したままの農産物を地元の店舗で販売したり、イチゴやトマトを使った饅頭や、ほうれん草とトマトを組み合わせたロールケーキなどを開発。地元のお菓子店で販売する取り組みを実施しています。

参考：地産地消

ゆかりのある著名人が市のPRを発信

富士見市では地元にゆかりのある有名人をPR大使に起用して、富士見市をもっと好きになってもらうため、市の魅力を市外の人に発信しています。
PR大使になっているのはオリンピックの金メダリストや元プロ野球選手、お笑い芸人やモデルなど様々。
市のイベントに参加したり、テレビ番組の出演などを通して、富士見市の魅力を伝える取り組みをしています。

参考：富士見市PR大使について

四季折々の花々を楽しめる

富士見市では四季折々の花を楽しむことが出来ます。毎年4月上旬頃には菜の花まつりが開催され、一面に広がる菜の花のカーペットを見られます。6月頃には山崎公園（別名：せせらぎ菖蒲園）でハナショウブが見ごろになります。園内にはポピーやアジサイも植えられているので、一度に様々な花を楽しめるのもこの時期ならでは。
秋には富士見サイクリングコース沿いにコスモスが咲き乱れ、通る人の目を楽しませてくれます。

参考：花・樹木

楽しいイベントが目白押し

富士見市には市民が参加できるイベントがたくさんあります。市内の様々な店を食べ歩きできる「まちバル」や市民で作り上げる「富士見ふるさと祭り」、また子どもが主役の「富士見市子どもフェスティバル」などのイベントが充実。
鶴瀬駅を会場にした「つるせよさこい祭り」や市指定文化財の獅子舞が見られる「おすわさまの祭り」といった、見どころ満載のイベントもあります。

参考：催し・イベント

富士見市周辺のおすすめスポット

ららぽーと富士見

2015年に開業したららぽーと富士見は、富士見市役所の近くにある大型ショッピング施設です。店内にはスーパーや家具店、自転車店などのテナントが入り、衣食住に関する買い物が一度にできます。店舗数は約290店舗で、駐車場も完備されているので車での来場も便利です。

住所：埼玉県富士見市山室1-1313

参考：ららぽーと富士見

商店街

富士見市には市内に3つある駅周辺を中心に、17か所の商店街があります。それぞれで商店街独自のお祭りを主催したり、独自でホームページを作成してお店の紹介を行ったりしています。
富士見市に引っ越したら、ぜひ自宅の近所の商店街を探してみて下さい。

参考：商店街一覧

水子貝塚公園

水子貝塚公園は、縄文時代に作られた集落跡を保存、活用するために作られた公園です。園内には資料館や当時の住まいを復元した住宅があり、約6000年前の富士見市の暮らしを知ることが出来ます。公園の周囲は縄文の森に囲まれ、はるか昔にタイムスリップしたような体験ができるでしょう。

住所：埼玉県富士見市大字水子2003-1

参考：水子貝塚公園

難波田城公園

難波田城公園は鎌倉時代に築かれた難波田氏の城館跡に作られました。城跡ゾーンには追手門や木橋が復元され、古民家ゾーンには明治時代に建てられた市指定文化財の古民家が移築されています。
毎年6月には難波田城公園まつりが開催され、戦国時代の武者行列や火縄銃の演武などが見られます。

住所：埼玉県富士見市大字下南畑568-1

参考：難波田城公園

びん沼自然公園

市の北側に位置するびん沼川のほとりにあるのが、びん沼自然公園です。もとは調整池だったびん沼川ですが、ひそかな釣りスポットにもなっています。園内にはカブトムシの森やみはらしデッキなどがあり、自然を心行くまで満喫できます。

住所：埼玉県富士見市大字東大久保3692

参考：びん沼自然公園