マンション購入と浴室のリノベーションをお考えの方必見

マンションの浴室改修で大切なこととは

中古マンションのリノベーションを成功させるために、いろいろと気をつけたいポイントがあります。特に、細かな配慮や確認事項が必要となるのが水回りスペース。今回は、水回りの1つである浴室のリノベーション時の注意ポイントについてお知らせします。

マンションのリノベーションの場合、構造上の理由や管理規約により、次のような変更が制限されることがあります。

  • 浴室の移動、サイズアップ
  • 給湯器の移動、容量アップ
  • 電気容量のアップ

そこで、重要となるのが、管理規約の確認と構造の下見です。
管理規約には改修工事についての取り決めが定められているので、工事内容の可否や手続きのしかたなどをよく確認します。わからないことがあれば、管理会社や管理組合に相談しましょう。

構造については、リノベーション業者に下見を依頼します。構造によって、浴室を移動させたり、広くしたりすることが可能かどうか違ってくるので、しっかりとチェックしてもらうことが大切です。

以上のような制限や制約はマンションごとに異なります。例えば、元々なかった追い炊き機能や浴室乾燥機を新たに追加したくても、マンションによってはできない場合もあるのです。したがって、工事に関する制限・制約については購入前に確認しておくことをおすすめします。

安全で快適な浴室にするために

マンションのリノベーションでは、上記のような取り決めや制限に合わせ、設置できるユニットバスが絞り込まれます。そこから自分たちの希望にあうものを選ぶのですが、その前に、どのような浴室にしたいのか家族の意見や要望をまとめましょう。

浴室は家族みんなが使う設備。清潔で快適な場所であるのはもちろん、住宅の中で最も事故が起きやすい場所でもあるので、安全で使いやすいことも非常に大事です。そうした浴室作りのために、注意したいポイントは次の通りです。

安全性が大事

浴室内の事故を防ぐためには、滑りにくい床材にしたり、手すりをつけたりするとよいですね。特に、小さなお子さんや高齢者がいる家庭では注意が必要です。浴槽のまたぎはムリなく出入りできる高さにし、出入口の扉は、万一の浴室内での事故の際、外から救助しやすいように折れ戸や引き戸がおすすめです。

清潔さを保つために

浴室はいつでも清潔に保ちたいもの。そのためには、汚れがつきにくく掃除がしやすい材質選び、換気設備、明るさ(照明)が重要になります。

明るくのびやかな空間を意識する

リラックスできて快適なお風呂空間にするために大事なのが広さと明るさ。面積を広げられなくても、照明の種類や壁・床の色使いによって浴室の印象は大きく変わります。明るい方が掃除もしやすいですね。

最適なユニットバスを選ぶために

自分たち家族が希望するお風呂のイメージがまとまれば、ユニットバス選びになります。
ここで、簡単にユニットバスの説明をしておくと、ユニットバスとは、壁・床・天井・浴槽などの部材を先に工場で成形し、施工現場で組み立て完成させる浴室のこと。防水性や保温性が高いのがメリットです。

ユニットといえば、既製品といったイメージで、あまり選択の余地がないように思えるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
業者やプランによって選択の範囲は異なりますが、床材や壁材、浴槽、水栓などのパーツを選んで組み合わせることができます。好みにあわせたバスルームを作ることができるのです。単に選ぶのではなく、浴室を「作る」といえるかもしれませんね。

そして、ユニットバス選びで大切なのが、カタログだけでなく実際のモデルを見て決めること。浴室には、安全性と使いやすさ、掃除のしやすさが求められます。こうしたことは、実物を見て体感してみないとわからないことが多いのです。
必ず、一度はメーカーのショールームなどで実物モデルを確認しましょう。その際は、新居に住む予定の家族全員で出かけることをおすすめします。

さらに、浴室作りには、長期的な視点を持ちたいものです。
いまは不便を感じなくても、年数が経つうちに、浴室内での動作がむずかしくなることも。また、いつまでも清潔さを保ちたいですね。そうしたことを見越して、安全性が高く汚れに強い部材を選んでおくとよいでしょう。

一般的にユニットバスの寿命は15年程度といわれています。それまでの間に不具合があれば、改修や修繕に大きな費用がかかります。こちらでお伝えしたことを参考に、長く快適に使える浴室作りをしてくださいね。

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