2017/10/10
ぽかぽか床暖房のヒミツ!ガス温水式床暖房の施工
こんにちは! 設計/施工管理の高橋です。
10月に入り、めっきり秋らしくなってきましたね。朝晩はだんだん肌寒くなってきて、これから床暖房が必要な季節。
…ということで、本日は床暖房システムTESとその施工例を紹介します!
■TESとは
近年は電気式床暖房の普及も増えていますが、やはり根強い人気はムラなく均一に温められるガス温水式の床暖房ですね。
今回紹介する「TES」とは、東京ガスのガス温水システムの床暖房です。
専用の給湯器でつくったお湯を各部屋に施工した温水マットに循環させ、部屋を暖める仕組みです。
このTES、非常に人気の商品で、その採用率は、新築戸建住宅では約30%、新築分譲マンションでは約85%にも上ります。
※床暖房TESの導入には専用の給湯器など条件が限られるため、施工にあたっては東京ガスの現場調査が必要となります。
■施工方法について
今回ご紹介するお宅では、もともとTESが施工してあった物件のフローリング張り替えに合せて、TESの再施工を行いました。
では、さっそくTESの施工方法を紹介してまいります。
まずは、お掃除。
下地に起伏があると暖房効率が悪くなるので、念入りに行います。
つづいて、温水マットに接着剤を貼付します。
温水マットを床下地に貼り付けます。
今回はリビングに約9㎡の温水マットを2枚施工します。
温水マットには、温水を流すポリエチレン管が組み込まれています。細い管が張り巡らされているのが見えるでしょうか?
こちらの赤い線の入った管は、給湯器から引き込んだ温水管です。
1本はマットに温水を流し入れる管、もう1本は給湯器に温水を戻す管です。
この温水管を温水マットに接続します。
今回は2枚の温水マットを施工したため、4本の温水管が必要となりました。
温水管は動かないように専用のケースに納めます。
給湯器から引き込んだ温水管に専用の保護テープを貼ります。
このすぐ上にフローリングを施工することになるので、直接触れないよう、デリケートな温水管を保護します。
これで温水管がセットできました。実際に温水を流して圧力検査を実施し、漏水などがないかをチェックします。
圧力OK、漏水なし! このあとは、温水マットの上にフローリングを施工して、試運転を行い完了です。
今の季節で、常温より5℃アップ。熱くなりすぎないよう、自動で温度が調節されるため、ヤケドの心配がありません。こんなところもTESの人気のヒミツなのですね。
床のリノベーションをお考えの皆さま、この機会に床暖房の施工もご検討になってみてはいかがでしょう? ご相談はぜひ、お気軽にひかリノベまで!