2015/4/30
温熱バリアフリー
ひかリノベ広報部です。
サッカーに興味の無い方はごめんなさい。
昨夜のACミランの試合見ました?
80年代末からの黄金期を知っている者としては、
とても同じチームとは思えない悲惨さ・・・・。
もうチャンピオンズリーグどころかヨーロッパリーグすら・・・・
切なくなるTV観戦でした。
今回は住宅内の「バリアフリー」に関してちょっと書いてみます。
「バリアフリー」ってもう言葉として普通に使われていますよね。
特にお年寄りや障がい者の方に向け、床の段差を無くしたり
壁に手すりを取り付けたりして、転倒によって怪我をしないよう
にすることを連想すると思います。
参考までに数値で表しますと、床の段差は5mm以内にする、
手すりの高さは床から75~85cmにするのが標準です。
上記の様な物理的・構造的なバリアフリーは転倒防止・移動
のし易さにおいてもちろん重要なのですが、今回ご紹介したい
のは、ある意味もっと致命的な事故を防ぐバリアフリー
「温熱バリアフリー」です。
冬場、布団の中は40℃近い暖かさですが、夜中にトイレに行こうと廊下に
出るとそこは10℃前後の極寒空間だったりします。
極端な温度差のある場所移動は、温度差によるヒートショックから、心不全・
脳卒中などを引き起こす危険があり、健常者であっても非常に危険です。
そこで、住宅内(特に窓や開口部)の断熱性を上げたり、24時間換気により
常に住宅内の空気を循環させてこの温度差を極力少なくする等の手法が
「温熱バリアフリー」です。
手すり設置や段差解消と共に常に考えておきたいですね。