2017/5/2
【世田谷区,杉並区エリアM様邸リノベーションレポート⑥】インタビュー~自分の「叶えたい」をカタチにした家~
こんにちは。ひかリノベ広報部です。
M様邸リノベーションレポート第6弾は、インタビューをお届けします。
ご結婚を機に住み替えることになったMさま。新築マンションは値段が高騰していることや、生活スタイルに合った部屋がつくれないといった理由から、「中古を買ってリノベーション」を決意されたそうです。
レポート第5弾で実際のお住まいをご紹介しましたが、デザインや設備にとてもこだわって作られています。
ということで今回は、「M様のこだわり」を中心にお話しを伺ってきました!
1.オトナな雰囲気の中にも、無骨さや男っぽさが映えるテイスト。
インタビュア:インテリアにこだわりを感じるお部屋ですよね。もともと『こんなテイストがいい!』といったイメージはあったのですか?
旦那さま:ファンシーというよりは、オトナな雰囲気の中にも、無骨さとか男っぽい感じが映えるテイストがいいかなと思って。ただ、木材とかステンレスとか多用してガリガリにやりすぎると、なんかこうちょっと…油臭いというか…
インタビュア:インダストリアルすぎてしまう、といいますか。
旦那さま:そうそう、あまり行き過ぎるのもよくないなと。そういう雰囲気もあるなかで、スッキリしたところもあるテイストがいいなと思いました。
デザインのコンセプトは「素材感を活かしつつも、スマートなデザイン」。
旦那様の取り入れたい要素やインテリア案が明確だったため、それに合わせて床材や壁紙などの色味でデザインをまとめていきました。
ちなみに、当初ご提案させて頂いたパースはこんな感じです。
A案は少し柔らかい感じがしますが、B案はクールな印象ですね。天然石・広いキッチン・飾り棚といった旦那さまのご要望を取り入れても、色味や間取りによって部屋のテイストがまったく変わります。
このような全体的なデザインについては、奥さまのセンスも光ったところです。『Bの方がいいんじゃない?』とコーディネートしてくださり、お2人の好みが似ているということもあって、プランニングはとてもスムーズに進みました。
このように、デザインや間取りを何度かご提案し、Mさまの「理想」をカタチにしていきました。
◆使用建材
〔ナチュラルロブソンスタックシリーズ ラスティック〕
「アドヴァン」https://www.advan.co.jp/
Mさまのお父さまが石屋さん営まれていたということから、思い入れのある天然石を使用。一つ一つ異なる大きさにカットされた天然石は、石職人が大きさや形を加味して組み合わせたもの。素材感がありつつも、シックなデザインを演出しています。
〔Deer Horn chandelier〕
「GR COMPANY」http://deerhornsmiths.com/horn/
デザイン考案の当初から、鹿角シャンデリアはMさまの外せないこだわりポイントの1つでした。使用されている鹿角は、なんと本物のエゾシカの角。同じものは2つとない、世界に1つだけのインテリアです。
2.ライフスタイルに合わせて、こだわりをカタチにできた。
インタビュア:デザイン以外の部分でこだわった部分はありますか?例えば、この趣味があるからコレをつくったとか…
インタビュア:棚ですね!スニーカーを集められるのがご趣味と伺いました。
旦那さま:革靴なんですけど、せっかくだったら飾ろうと思って。今も部屋に革靴用の棚があるんですけど、買って置いているものなので、だったら最初から壁に掛けるのがいいなぁと。なので、これはどっちかっていうと私の趣味。というかキッチンもなんですけど、結構私の意見を…(笑)
インタビュア:旦那さま主導だったのですね!
旦那さま:(奥さまを見ながら)すいません…(笑)
奥さま:(笑顔で首を横に振る)
インタビュア:その中でも、一番のお気に入りはどちらになるんでしょうか。
奥さま:キッチンじゃない?
旦那さま:もう半ば強引に、というか無理やりに、5口コンロを付けてもらって(笑)
インタビュア:私も初めて見ました!しかも、デザインもすごくカッコいいですよね!
奥さま:ね、かっこいいよね。
旦那さま:いつも一度でたくさんの量を作るんですけど、お皿に温かいものを出そうと思うと、3口じゃ足りないなと。しかも鍋を振るときに、他の鍋とぶつかってしまうんですね。それがイヤだったので、間隔を考えて5口がいいかなぁと。それで、目黒さん(ひかリノベデザイナー)に『ちょうどいいカタチがある』とご提案頂きました。
ネコちゃんがいるご家庭では、キャットウォーク。サイクリングが趣味なら、土間に自転車置き場。小さなお子様がいるご家庭は、壁に黒板クロス。
などなど、そのご家庭だからこそ生まれるデザインは、リノベーションの魅力の1つです。
今回も、「革靴」「料理」が趣味というMさまだからこそ生まれたデザインでした。
特筆すべきはキッチン。5口コンロという旦那さまのご要望から完成したのは、全体がセットでつくられているシステムキッチンではなく、1つ1つのパーツを自分の手で選んでいく造作キッチンです。
造作だったからこそ…
・つくった料理をたくさん並べることができる広いワークトップ
・なるべく卓上の物を減らし、スッキリした環境で料理ができる大容量の収納
・パネルは部屋のデザインに合う、ツヤのないマットな仕上がり
などなど、細かな部分までMさまに合った仕様でつくることができました。
システムというと洗面台やバスルームも主流ですが、同じく自分の手で“自分仕様”につくることができます。
◆設備紹介
〔ウッドブラケット・チャンネルサポート〕
「ロイヤル」https://www.royal-co.net/
お気に入りの革靴がインテリアとして映えるように、板に角度をつけて固定できるウッドブラケット(金具)を使用。サポート(支柱)が目立ちがちな飾り棚ですが、インテリアの雰囲気を壊さないように埋め込み式を採用しています。
〔MY CHOICE Clear Silver (ドロップインシリーズ) 〕
「Rinnai」http://rinnai.jp/top
5口コンロを希望するM様へひかリノベが提案したのがこちらのドロップインコンロ。料理のしやすさを考えて、コンロの形を2・1・2にセット。ステンレスワークトップにもマッチする美しいデザインで、日々の暮らしを美しく彩ります。
3.ライフプランに沿って部屋を作れることも、リノベの良さ。
インタビュア:実際にリノベーションをなさって、『ここがよかったなぁ』というところはありましたか?
旦那さま:間取りの微妙な単位まで細かく指定できたり、前のままの電気線の位置を生活スタイルに合わせて指定できたりとか。表装だけのリフォームじゃできない部分までつくれたっていうのが、『ああやってよかったなぁ』と思いましたね。
インタビュア:生活に合わせて、ここにこれを置きたいなどをイメージしながらつくれるということですね。
旦那さま:はい。今後3LDKにすることも想定して、実はそこの壁(入口右手)に補強がしてあります。将来的にもう一部屋をつくりたいということまで先々考えられる部分もリノベーションの重要なポイントだなと。
インタビュア:では反対に、『ここが大変だったな』というのはありましたか?
旦那さま:何だろうな…お金の調整ですかね。こだわりすぎると、際限なく上に行ってしまうので。
インタビュア:そのあたりは、スタッフはしっかりフォローできたでしょうか…?(小声)
旦那さま:そうですね。私はどっちかっていうとゴリゴリに言ったほうが多かったので…
インタビュア:もっとこうしたいとか?
旦那さま:もしくは「高い、高い」とか言ってたので、逆に困ってたと思いますよ!(笑)
奥さま:でも、ほぼ叶えてくれたからね!
インタビュア:嬉しいお言葉ありがとうございます…!スタッフにもお伝えさせていただいきます!
4.リノベーションを考えている人へ。
インタビュア:では最後に、これからのリノベーションを考えている方に、一言アドバイスを頂けますでしょうか。
奥さま:ふふふ。
旦那さま:そうですね…、なんだろう(笑)やっぱりイメージをモノにできるっていうのが一番だと思うんです。最初からあるものじゃなくて、自分の住みたい・叶えたいっていうのをカタチにできるのがリノベーションの醍醐味だと思うので、ありきたりじゃないとか、自分らしさっていうコダワリのある人にとっては、これはやっぱり非常に重要かなぁなんて思っています。
住んでみれば表よりも内側を見る機会の方が多いので、建物の古さとかはあまり気にせず、ぜひ「自分の理想を叶えた空間」を作ってほしいですね。
旦那さま、奥さま、突然の申し出にもかかわらず、この度は素敵なお話を聞かせて頂き、本当にありがとうございました!革靴が飾られた様子を、ぜひ見せて頂けたら嬉しいです。スタッフ一同楽しみにしています!
印象的だったのは、旦那さまが趣味についてお話されている時の嬉しそうな表情です。お住まいに愛着を持っていただけていることが伝わってきて、私まで嬉しくなりました!
メッセージでもおっしゃっていた通り、Mさまのお住まいはこだわりがしっかりカタチに表現されていました。
みなさまも、Mさまのような「自分の理想を叶えた空間」を作ってみませんか?