2017/1/24

隣の生活音が気になる…そんなときはDIY de 遮音術!

隣の生活音が気になる…そんなときはDIY de 遮音術!

こんにちは、ひかリノベ施工管理・藤井です。

グッと寒くなったり昼暖かかったりで、風邪をひいているのか、マスクをしている方を町でよく見かけるようになりました。

弊社ひかリノベでも、オフィスでは、加湿機能付きの空気清浄機を何台か置いていますが、二~三時間で水がなくなるほど乾燥しております。
皆さま、体調にはお気をつけくださいね!

風邪をひいて寝込んでも、お金ももらえないし、褒めてもくれませんから、体が資本です。

 

1.自分でできる!? マンションの防音対策

さて、今回は防音について少しお話をしたいと思います。

マンションにありがちなんですが……

価格や景観はとても良いと思って部屋を決めたのに、住んでみてビックリ!
隣がうるさい!


▲出典:www.chintaikeiei.com

私もこんな経験があります。

住みはじめてまもなく、朝5時ごろから隣の洗濯機が動き出し、何をしているのかわかりませんが、早朝からものすごい生活音を感じました。

しかし心の中では『うるさいな』と思っても、実際のところ『うるさいからやめて』とはなかなかいいづらい………。
引っ越したばかりで近隣トラブルは避けたい……と私は考えました。

こんな風に考えるのは私だけではないと思います。

古いマンションの壁はコンクリートといえ薄いもの。
分厚くて120mm程度ですから、意外と音は通ってしまいます。

そこで私は考えました。

「隣がうるさいなら防音にしてしまえ!」と! 

調べてみると、こんな便利なものがありました。

大建工業の遮音シート 940SS

▲www.daiken.jp

高比重物質配合リサイクル塩ビ樹脂シートで、優れた遮音性をもった軟質シートです。
コインシデンス効果(特定の周波数で遮音性能が低下する現象)の発生を抑えます。

つまり、音の漏れを軽減するシート材ですね。
防音内装材と併用すればさらに効果的です。

電波を通すので、室内アンテナやコードレス電話が使えます。

「これを今の壁紙の上に張り付けてみよう!」

私はさっそくこのシートと、以下の取付用具を買いそろえました。

  1. カッターナイフ
  2. スケール(巻尺)
  3. 長めの定規 (シートをカットしたり、マジックで線を引くのに使用)
  4. 油性マジック
  5. ホチキスのボス的存在のガンタッカー

 


▲ガンタッカー(出典:www.monotaro.com)

 

2.防音のしくみ

さっそく施工! といきたいところですが、その前に防音のしくみについて、簡単におさらいしましょう。

防音には、遮音吸音の二つの方法があります。

遮音

音を跳ね返して通らないようにする。


▲出典:past-orange.compo_sp

吸音

音のエネルギーを吸収し熱のエネルギーに変えて音を小さくする。


▲出典:past-orange.compo_sp

両方やればその分、防音性能も高まるというわけです。

そこで、先ほどの遮音シートに加えて私が用意したのがこちら!

ホワイトキューオン

▲出典:www.bouon.jpacoustic

ホワイトキューオンは、ピアノの音・オーディオの音・ペットの鳴き声等、室内での反響を抑える吸音材です。
空気の振動である音エネルギーを繊維がしっかり吸収します。

接着剤未使用のため、シックハウス症候群の心配はありません。
飲料ボトルにも使われる再生ポリエステルから製造。大変安全な素材です。

作業時のチクチク感がなく、手触りも優しく、室内でそのまま使えます。小さなお子様が触っても安心。
環境ホルモンも出さず、燃焼しても水と炭酸ガスに分解され、ダイオキシン等は出しません。

 

3.施工してみよう

それでは、さっそく実際に施工していきましょう。

まずは遮音シートから……

壁の寸法をスケールで測り、その大きさに合わせてシートをカットします。
継ぎ目にマジックで印をつけ、それに沿って貼っていくと、曲がりません。
剝がれないよう、丁寧にガンカッターで留めていきます。

これを貼っただけでも音が聞こえにくくなりました。

※素人でも貼れますが、継ぎ目が難しいです。見た目を気にされる方は、やはり内装工事をおすすめいたします。

つづいて、この上にホワイトキューオンを貼り付けます。
継ぎ目がごまかせる分、見た目もキレイです。

▲出典:www.nittokudiyshop.net

なお、プロのリフォーム工事では遮音シートの上に石膏ボードを貼り、さらにクロスを貼り付けます。
もちろん、その方が見た目もグッと美しくなります。

工事費はその分かかりますが、お部屋のリノベーションをお考えの方には、この施工も組み込むことをおすすめします。

物件を探す
資料請求
メニューを閉じる
カテゴリ
執筆担当者

ひかリノベ広報部

loading