2016/8/19
【台東区,墨田区,江戸川区エリアF様邸リノベーションレポート③】知っておきたいスケルトンリノベーションの強み
こんにちは。ひかリノベ施工担当の毛利です。
お盆も終わってしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
前回に引き続き、今回もF様邸についてリポート致します。
1.前回の配管の行方
前回ご紹介した謎の配管がこちら↓です。
結局謎のまま残すことになりました(配管は共用部分なので、いずれにせよ壊すことができません)
解体して発覚した問題は、配管の他にもありました。
たとえば、床の高さ。F様邸は、写真から分かるようにコンクリート直にフローロングが貼ってある直床工法が採用されていたのですが、洗濯機置き場が床から10cm以上高くなっていました。
この状態だと新しい床下配管の自由が利かないため、新しく作る部屋にエアコンが設置できない可能性が出てきました。
仮に設置できたとしても、窓付きクーラーになってしまいます(リノベーションするのに窓付きクーラーは嫌うお客様がほとんどです。)
そこで床を置床工法に切り替え、現状の床から全体的に10cm上げることで、配管を自由に取回すようにします。
このように配管を自由に取回すことができるのが、フルスケルトンの強みです。
2.床を高くしても大丈夫?
F様邸では、床全体を10cm上げたうえ、お風呂・洗面室・トイレをさらに10cm上げる施工をします。
洗面室の床が既存の床から20cmも上がることになりますが、これは排水の勾配を取るためです。
勾配が少ないと、流れが悪くなったり、逆流することがあります。
20cmも床を上げて平気なの? と疑問を持つ人もいらっしゃると思いますが、実は全く問題ありません。
マンションの天井高は通常2,400~2,500mmあります。
日本人の平均身長は男性が平均 167.3cm、女性が平均 154.2cmです。
2mの身長の方は少し低いなと思われるかもしれませんが、180cm位なら大きな問題はありません。
お客様に合わせて天井高を調整できるのも、リノベーションの利点と言えるでしょう。
3.断熱材はこれ!
もう一つ、スケルトンリノベの利点は「断熱施工ができる」ということがあります。
現在のマンションは普通に施工されている窓回りや玄関周りの断熱材の吹き付け。
残念ながら、一昔前までは全くやっていませんでした。
とくに築年数が古いマンションは、結露を防止するために、必ず検討したい工事です。
F様邸では、外部に接する玄関周りや窓回りにこちらの断熱材を張りました。
リノベーション用に、ネオマボードという断熱材と石膏ボードがくっついたもの。
施工に手間がかからない分、費用も抑えられます。
ということで、今回はF様邸リノベーションの途中経過をご紹介しました。
次回はもっと工事が進んだ状態をご報告できますので、お楽しみに!