2016/5/30
農家が一軒もない墨田区で行われる2つの農業プロジェクト
こんにちは。
ひかリノベ三好です。
私は墨田区民として、この墨田区の良い所を紹介していきます!
本日ご紹介するのは、墨田区の農業です。
1.墨田区には農家が1戸もない!?
実は、墨田区には農家が1戸もないんです。2010年世界農林業センサス東京都調査結果報告によれば、東京23区で農家が1戸もないのが、千代田区、中央区、新宿区、台東区、墨田区、江東区、品川区、渋谷区、豊島区、北区、荒川区の11区です。
23区中11区がないというのは、東京が大都市であることを考えれば仕方ないのかもしれませんが、下町情緒あふれる墨田区で農家が一軒もないというのは寂しいものですよね。
そんな中、墨田区で行われている農業プロジェクトを2つご紹介します!
2.農家の出店が相次ぐ「すみだ青空市ヤッチャバ」
墨田区の「曳舟」・「両国」駅では、毎週土曜日に、野菜の直売市「すみだ青空市ヤッチャバ」が開かれています。
ひかリノベ本社は両国国技館前にありますが、土曜日にお昼ご飯などで駅前に行くと、途中で目にします。仕事中なので野菜を買うということはなかなかできないのですが、相撲のない時も盛り上がりが感じられて、通るのが楽しくなります。
ヤッチャバは、生産者と区民、生産者同士、区民同士のつながりが生まれる場所作りを目指しているそうです。「食を介して人をつなぐ。人を介して地域をつなぐ。」という理念で活動し、最近では毎回20軒近くの農家が出店する程までに拡大してきているそうです。
売り上げの10%を出店料として出す以外、ルールがほとんどないことが農家の方から評価されているのでしょう。
運営事務局の松浦さんは、東日本大震災をきっかけに福島県鮫川村の直売所職員になり、東京電力福島第1原子力発電所事故の「風評被害」払拭に向けて活動する中で、農家と都市住民の顔の見える関係を築いていく大切さを実感し、それで、このすみだ青空市ヤッチャバを始めたということです。
素晴らしい考えですよね。今度通りかかったら、もっと良く見て来ようと思います。実際に買ってみたいですね。
▲市場の様子。(参照元:すみだ青空市ヤッチャバ)
ヤッチャバの開催スケジュールはFACEBOOKをご覧ください。(参照元のリンクで見ることができます)
3.墨田区の地場野菜「寺島なす」復活プロジェクト
墨田区東向島の白髭神社は寺島と呼ばれていましたが、ここで作られていたなすは、江戸では評判の野菜だったそうです。そのうち、「寺島なす」と呼ばれるようになり、盛んに生産されましたが、宅地化が進み、幻のナスになってしまいました。
しかし、最近再び脚光を浴びることになり、まちおこしの一環として「寺島なす」の栽培が行われるようになりました。
▲丸みを帯びたかわいらしいナスです。(参照元:墨田さんさん会)
墨田さんさん会では、知的障害者の方々が、こちらの寺島なすの生産に関わっているそうです。
そのまま食べると少し硬いそうで、焼いたりてんぷらにしたりすると美味しいそうです。
まだ食べたことはありませんが、食べてみたいですね~。
4.最後に
墨田区の農業プロジェクトを2つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
自分で調べてみて、墨田区民の一人として、また、ひかリノベ本社(墨田区横網1丁目)で働くものとして、地域の活性化・発展にもすごく見習う部分が多いと感じました。
私も住宅再生事業(リフォーム・リノベーション)や、地域情報の配信を通して、墨田区内に住んでいる方、これから墨田区に住もうと考えている方に、もっと墨田区の良さを知っていただけたらと思っています。
これからも墨田区の良いところを配信していきますので、よろしくお願いします。