2016/5/26
【ペットリフォーム④】爬虫類と安心して暮らす
こんにちは。
ひかリノベコーディネーターの今淵です。
だんだんと暑くなってきましたね。このまま夏に突入と思いたいですが、その前梅雨があるんですよね。
じめーっとした季節をなんとか乗り切りましょう!
さて、今回もペット好きの方のためのブログです。
第4回のテーマは…『爬虫類と安心して暮らす』です。
1.爬虫類とは
爬虫類と聞いて、皆さん、何を思い浮かべるでしょうか??
亀?蛇?トカゲ…?
そもそも爬虫類とは何か、ご説明致しましょう。
脊椎動物の分類群の一つで、分類上は爬虫綱。脊椎動物とは多数の椎骨がつながった脊椎(背骨)をもつ動物です。
分かりやすく具体的に言えばワニ、トカゲ、ヘビ、カメなどです。
ちなみに、爬虫類の「爬」の字は「地を這う」の意味です。
爬虫類は好き嫌いがハッキリ分かれますが、好きな方はどっぷりその魅力にハマっていますよね。
爬虫類をペットにする人はやはり増えていて、犬や猫のように鳴き声で近所に迷惑をかけるということは少なく、手入れを定期的にしてればニオイも感じにくいというメリットが受けているようです。
亀は万年といいますが、ヘビや亀は寿命も長いので、長く一緒にいることができるのも良いですよね。
爬虫類の中で、人気が高く飼いやすいのはカメでしょう。餌代もそんなに掛かるわけでもなく、水槽と石、砂利があれば簡単に買うことができます。
ただ、水槽を大きくしてしまったりすると、水槽に合わせて亀も大きくなることもあるので、そこは注意が必要です。
その他では、ご存知ヤモリやイモリもペットとして人気があります。
爬虫類は基本的にケージの中で生活しますので、家に及ぼす影響が少ないですが、匂いなどが気になって家をリフォームする方もいます。
2.爬虫類と暮らす方法
飼育していく上でケージは重要ですよね。
リフォームというより、ケージの置き方やデザイン選びが全てです。
犬や猫とは違い、飼育するというイメージですので脱走されては困りますよね。
やはり、ケージ内での飼育になりますので、置き方やケージ選びが重要になるのです。
飼育用ケージを選ぶポイント
ケージを選ぶポイントを挙げると…
・大きさ(『重さ』含む)
・蓋
・通気性
・採光性
・世話をするための利便性
になります。
「カメ」が最も広いケージを必要とします。どのくらいの大きさのカメならどれくらいの広さが必要なのかは一概には言えませんが、前後左右に自由に移動できるくらいの広さは必要です。
トカゲ類はその次に広さを必要とし、尾まで入れた長さ(全長)の3倍くらいの横幅は必要と言われています。カメレオンなどのような樹上性の種類は上下立体活動もしますので高さも必要です。
ヘビは運動性が低いので、おおむね狭いケージで飼育が可能です。しかし、脱走してしまう可能性があるため、ケージの蓋はしっかりと固定できるモノを選びましょう。
ケージの大きさは、飼育する種の「大きさ」と「運動性」に注目しなければなりません。
イグアナなどの大型種には、部屋一つをケージとして使う必要もあるでしょう。(もはや、飼うというより、家に住んでもらうという感じですね・・・)
ケージの置き方
前面がガラス製のお洒落なケージを壁に造作で棚を作り、並べたり、重ねて置いても視覚的に非常に効果的です。
▲亀のケージの展示例。一目で見れて良いですよね。(出典元:かめぢから)
それと、虫類には強い紫外線が必要な種類が多いのが特徴で、リクガメの仲間や多くの昼行性トカゲなどがそれです。この紫外線の光源は「直射日光」や「紫外線入りランプ」になります。
紫外線ならば何でも良いかというと、そうではなく決まった波長の紫外線が必要です。
厄介なことに、紫外線はガラスなどに吸収されてしまいます。つまり、ガラスやアクリルなどのケージ越しでは、紫外線を当てても十分な効果が期待できないということです。
そのために網目の蓋を使ったり、あるいはマメに日光浴をさせたり、という工夫をしなくてはいけません。
ちなみに、両生爬虫類は上から手を差し出されることを嫌います。このためケージは上からではなく、横から開閉できるようにすると良いでしょう。
3.爬虫類とリフォーム・リノベーションのアイデア
ここでは、爬虫類を飼うにあたって、リフォームの観点から考えてみます。
インナーテラスの活用
リノベーションでインナーテラスを作り、そこを爬虫類スペースとします。
そのスペースに木製の枠を作りケージを置くのもなかなか雰囲気が出て良いのではないかと思います。
サンルームのような使い方で、ちょっとしたジャングルのような雰囲気にしても面白いかもしれませんね。
▲インナーテラスのある家。部屋の中にある庭という感じで良いですよね。(出典元:グリーンテラス)
家にケージを固定して耐震性アップ
爬虫類にとってケージは住まいそのものですから、人間と同じように地震対策をしてあげたいですね。
リフォーム・リノベーションで建物と一体になった造作家具を取り付けるケースがありますが、ケージを造作家具のように取り付ければ、地震で破損することを防げます。
爬虫類のためにもなりますし、地震で逃げないようにすることにもなりますから、人間のためにもなります。
▲モダンな雰囲気さえ感じさせるケージ。これなら、他人に見せたくなりますね。(出典元:爬虫類ケージ製作所)
まずは、自分の家にあったオーダーメイドのケージを作ってもらい、それを固定するのが良いですね。
4.最後に
爬虫類の飼い方とリフォーム・リノベーションのアイデアについて見てきましたがいかがでしたか?
爬虫類を飼う上では、ケージ選びと置き方が重要になります。
置き方次第で、部屋の雰囲気がガラッと変わるのでこれから爬虫類を飼おうとしている方は、いろいろイメージしてみて下さい。
この記事が、爬虫類との楽しいスローライフに役立てば幸いです!
それでは、次回またペットシリーズでお会いしましょう。
次回のテーマは…可愛い系⁇
お楽しみに。