2016/5/16
パースはリノベーションする上で必要不可欠なものです!
こんにちは。
そしてはじめまして!
ひかリノベ設計担当の高橋です。
これから、設計者目線でリノベーションに必要なことを、いろいろご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今回はお客様との打合せで欠かすことのできない「パース」をご紹介します。
1.間取り図だけじゃダメなの?
リノベーションを進めるにあたり、まず欠かせないものが間取り図です。正確には平面図と呼ばれます。
しかしその平面図だけでは、間取りはわかるけど、どのようなイメージでリノベーションされるのか伝わりません。
リノベーションが完成してから「思っていたイメージと違う・・・」となってしまっては取り返しがつきません。
2.リノベーションイメージを共有する「パース」
「思っていたイメージと違う」とならないためには、お客様と設計者で完成イメージを共有することが重要です。お客様の要望を聞きだし、設計者が完成イメージを伝え、さらにもっとお客様の要望を引き出す、そのために必要なものが「パース」なのです。
▲パース例①。リノベーションするとどうなるか分かります。
3.「パース」ってどんなもの?
パースとは、建物の外観や室内を立体的な絵にしたものです。
設計図面は、上から見た様子や横から見た様子を平面上に描く「2D」なのに対して、「パース」は見る方向や角度にとらわれず、様々な方向から見た「3D」です。
住む人の目線に合わせたり、天井の高さから見下ろしたり、飼い猫目線で下のほうから見上げたり・・・と色々な表現が可能です。
さらには床材や建具を実際に使用するものと同様の素材で表現できるので、より完成イメージが伝わります。
▲鳥瞰図。こちらもパースで、全体の間取りを一望できます。
4.パースは一度だけでは終わらない
最初に作成したパースを見たお客様が「このイメージでいきましょう」となることはまずありません。
さらに色々な要望や変更案が湧き出てきます。
それに合わせてまたパースを作成し、お客様に提案し、また作り直して・・・という繰り返しを、お客様が納得いくまで行ないます。
最初のパースと最終パースを比べるとまったくの別物・・・なんてこともしばしばです。
5.最後に
今回は「パース」がどんなものかをご紹介いたしました。
次回、設計者目線のパース作成のポイントや、作成時の苦労話をお伝えしたいと思います。
パースのことに限らず、何かリノベーションのことでご質問等ありましたら、お気軽にご連絡ください。
お待ちしております。