2015/3/27
古代の職人技
こんにちは! ひかリノベ広報部です。
ひかリノベはついに、オープンを迎えました。
季節も徐々に春へと移り変わり、桜も咲き始めましたね。
暖かくなってきてお出かけしたくなったら、是非ひかリノベのショールームに遊びに来てください。
さて、今回は旅行記の続きで、メキシコのお話を少しさせて頂きます。
メキシコでも面白い体験をたくさんしました。
その中でも一番印象に残っているのがセノーテへ潜ったことです。
セノーテとは、ユカタン半島の石灰岩地帯に見られる自然の井戸のことで、水中は鍾乳洞になっており地下水が溜まっています。
1つ目のセノーテは水位までがとても深く、数メートルか数十メートルかロープを使って降りていきました。セノーテは不純物がないため透明度は100m以上と言われているようにとっても奇麗でした。
2つ目のセノーテでは、まだマヤ族が使っているお水で神聖なものだからということで入る前、清める意味でお祓いをしました。こちらのセノーテは潜水して鍾乳洞の中を回りました。本当に透明度が高く、感動の体験でした。
また、メキシコには世界遺産にもなっている有名なピラミッドが沢山あります。
その中でチチェン・イッツァとテオティワカンというピラミッドに行きました。
2つとも、とても高く大きい建築物でマヤ文明の高度な技術に驚きました。
マヤ族は石彫りが得意のようで、この巨大なピラミッドをモルタルと石灰岩で作ったそうです。これを8世紀頃に作ったというから本当に凄い技術です。この頃にも職人さんや大工さんという役割があったのでしょうか。
ファサードの装飾やアーチなどもあり、内部にも壁画などがありました。こんな高い技術を持ちながらどうして衰退してしまったのだろうと思います。
話は変わりますが、先日、日本の職人軽視が建築業の問題になっているとの様な記事を見ました。
記事によると、日本でも20年以上前は大工に高い給与が支払われていたが、ピーク時には年160万戸も作られていた住宅も、現在は年80~100万戸と減少。日当制の技能労働者は、仕事がなくなれば労務単価をダンピングしてでも仕事を取らざるをえなくなり、2008年のリーマンショック後には、時給500円の「ワンコイン大工」が登場したほど労務単価が下がり、職人が消えていったとのこと。技能労働者に適切な仕事量を与え続けることができる労働生産性の高い建設生産システムを構築することが不可欠ということで、ある会社が職人を対象にタブレット端末を配布し、専用アプリで職人自らがやりたい仕事を効率よく検索できる仕組みを構築しているとのこと。
(http://toyokeizai.net/articles/-/59426)
リノベーションにも職人さんはとても重要な存在です。日本の技術の高い職人さんを守ることと次世代にその技術が受け継がれていく為にも、こういったアイデアはとても大切だと考えさせられました。