2016/2/19
リノベーションのプランニングで最も大切なこと
ひかリノベ広報部です。
暖かい日、寒い日が交互にやってきて体調管理が大変ですね。
インフルエンザも流行しているようなので、皆様もお身体にお気をつけ下さい。
本日は、お客様の相談を受ける中での所感についてお話しします。
最近、お客様とお打合わせをしていて、「リノベーションのご要望の内容が似通っているなぁ・・・」と感じます。
少し前までは、ご要望で一番多かったのが「間取りの可変性」でした。
具体的には「リビングの一角を必要に応じて仕切れるようにしたい」とか「2部屋ある子供部屋の間仕切り壁を、将来は一部屋にできるように可動間仕切りにしたい」といった感じです。
もちろん、最近でも挙がる要望ですが、最近はただ単に機能面ではなく、デザイン的要素が強いご要望が増えてきています。
皆様、一様に「こんな感じ」と画像を見せて下さいますので、おそらくネットや雑誌の影響が強いと思いますが、やはり時代ごとにトレンドがあることも事実です。
最近多いご要望の具体例
では、具体的にどんなご要望が多いかというと
・広い土間が欲しい
・パントリーが欲しい
といったところです。確かに雑誌などでも良く見かけるキーワードですね。
折角のリノベーションの機会ですから、後で後悔のないように色々な要素を盛り込みたいという気持ちになるのは当然ですから、可能な限りすべてを実現できるよう、お客様とお打ち合わせをしながら一緒になって理想の間取りを創り上げています。
とはいえ、予算的なこともさることながら、限られたスペースの中にすべての要望を盛り込むのはなかなか大変な作業です。
そこで大事になってくるのが、リノベーション全体において「何を一番重視するか」がポイントになってきます。
理想を寄せ集めると容量オーバーする?
どこのリノベーション会社も行なっていることと思いますが、弊社ではリノベーションの具体的な打ち合わせの前に、お客様のライフスタイルやリノベーションのご要望等についてご記入いただくヒアリングシートを活用しています。
ここでご要望の優先順位も記入していただいておりますが、各部屋ごとのご要望に記入された部屋の広さを全部足すと、マンションの専有部分の面積を超えてしまうこともあります。
例えば、「LDKは20帖くらい欲しい」「主寝室は8帖くらい欲しい」「子供部屋は2部屋で、それぞれ5帖以上欲しい」「書斎が欲しい」「1418サイズのユニットバスが欲しい」等々・・・さて、これ全部を70㎡の中に盛り込むのは、どんなに間取りの工夫をしても物理的に不可能です。
でも、これでいいんです!
先に理想をお聞きして妥協や我慢を強いるのは心苦しくもありますが、まずはやりたいことや必要なスペースを全部挙げていただいて、そこから優先順位を決めながら全体のバランスを考えていきます。
この辺の考え方や流れについては、セミナーでも取り上げておりますので、詳しくお知りになりたい方は是非ご参加下さい。
「これだけは絶対に譲れない!」を決める
先程から何度かお伝えしている優先順位を決める上でも、他を犠牲にしてもこれだけは絶対に譲れないというポイントを決めると全体像をつかみやすくなります。
たとえば「キッチン脇のスペースが余ったのでパントリーを設けましょう」となるくらい余裕があれば良いのですが、ほとんどの場合はそれ程スペース的に余裕が取れません。
ここで、パントリーの優先順位が高ければ、初めからパントリーを想定したキッチンの配置をすることになります。
リノベーションをお考えの方は、是非、「これだけは譲れない!」を見つけてみて下さい。
何を優先すれば良いか分からない、リノベーションで何が実現できるか分からないという方には、セミナーや個別相談で対応しておりますよ!!