2016/2/1
リノベーション希望者必見!内覧時にチェックしたい4つのポイント
こんにちは!ひかリノベ・コーディネーターの三好です。
もう今年の1ヶ月が過ぎてしまいましたね。とても早いものです。
実りのある1年にするためにも、日々頑張っていきましょう。
本日は、リノベーションする物件を、内覧でチェックするポイントを4つにまとめてみました。
チェックするべきところ、それは、ズバリ、リノベーションで変えられない部分です。今から挙げる4点を把握して、内覧に臨んでください。
1. 建物の基本情報・周辺情報
最初に、建物の基本情報(立地・築年数・広さ)をしっかり把握すること、それに、周辺環境を観察するということが重要です。
リノベーションしたからといって、駅が近くなるわけはありませんし、家が広くなるわけはありませんよね。(一軒家の増築なら別ですが)
交通の便は良いか、買い物しやすいか、病院へのアクセスは簡単かなど、近所にインフラ(生活に重要な施設)が整っているか確認しましょう。
それに、日当たりや騒音も変えられません。防音のガラスや、二重窓にするなどの軽減措置が取れるだけです。
気に入った物件は、朝と夜に見た方が良いというのは、これを確認するためなのです。
2. 建物の構造
中古マンションの構造は、大きく分けてラーメン構造と壁式構造がありますが、リノベーションに向いているのは、ラーメン構造です。
▲ラーメン構造と壁式構造の違い。(出典:一般社団法人日本建築学会)
ラーメン構造は柱と梁で構成されているものになります。(ラーメンとは、ドイツ語で、「額縁」「枠組み」という意味です。)
壁式構造は、その名の通り、壁のみの構造です。壁式構造の場合、壁で建物を支えていますので、壁が邪魔をして大きな空間が取りづらいというデメリットがあります。
いざ、解体をしてみて、壁が邪魔で、考えていたリノベーションができないということも多々あります。
ラーメン構造の場合は、このようなことが起こりづらいのでリノベーション向きのマンションと言えます。
壁式構造は、5階以下の低層の建物に採用される工法なので、6階建て以上なら、基本的にラーメン構造と考えて問題ありません。
それと、図面に柱があるかないかでも、見分けられます。分からない場合は、尋ねてみてください。
3. 使用可能な材料
マンションによっては、リノベーションに使える材料に制限があるので、注意が必要です。
マンションであれば、フローリングの規定がある場合が良く見受けられます。
ほとんどのマンションでは、L45等級以上の材料を使うよう規定されています。
(L45等級とは、遮音のレベルを表します。L50になると、落下音や移動音が若干聞こえてしまいます。)
こちらも事前に調べることができますので、コーディネーターにお尋ねください。
4. 水周りの位置
トイレやキッチン、バスルームなど、水周りの設備は、比較的容易に変更可能ですが、場所を移動することになりますと、排水管や換気ダクトの関係でできない場合があります。
排水管は、勾配をとって流すため、できる限り現状の位置から近いほうがスムーズにいきます。もちろん、床を上げてしまえば、勾配は取れるようになりますので、ある程度の位置までは変更可能です。
しかし、床を上げてしまうと、天井までの高さが低くなったりとデメリットもあるので、注意が必要です。
<水まわりで確認するべきPSの位置>
図面によくPSと書かれている場所があると思いますが、こちらはパイプスペースと言って、排水管などが通っている共用スペースになります。
▲図面に中のPS。
このPSの位置によってできるリノベーション・できないリノベーションが出てきますので、このPSの位置を確認することが重要となっております。
パイプスペースまでの距離が遠いほど勾配をとる距離が長くなりますので、床を上げたりと色々と工夫をしなくてはなりません。
また、PSの位置は変更できませんので、チェックが必要です。
5. 最後に
リノベーション前提で内覧する際のチェックポイントをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
まだまだ色々とチェックポイントはありますが、全てを記載するにはかなり長い文章になってしまいます。
ひかリノベコーディネーターにお尋ねいただければご相談に応じますので、お気軽にご相談下さい。
また、当ショールームにて失敗しない中古マンションの選び方セミナーを随時開催しておりますので是非、お越し下さい!