2016/1/18
リノベーションに役立つ無垢フローリングご紹介・ちょっとマニアック10選
ひかリノベ広報部です。
本年もどうぞよろしくお願いします!
お仕事や学校ではこれから年度末に向けていろいろとお忙しくなってくることと思います。
ここ最近は寒暖差の激しい気候もあり、体調の維持が難しい時期ですが、無事に乗り切ってくださいね。
無垢フローリングご紹介のつづき(ちょっとマニアック10選)
前回のブログで、よく使われる無垢フローリング材をご紹介しましたが、今回は珍しいフローリング材をご紹介したいと思います。
なかなか目にしない材料だと思いますが、味のあるフローリングたちなのでご参考にしてみてください。
※ちなみに、このプログのタイトル写真(一番上の写真)は、後にご紹介するハックベリーを赤く着色したものです。
1.アカシア(マメ科広葉樹)
東南アジア・アフリカ・オーストラリア・アメリカなど、熱帯から温帯にかけて広く分布し、種類は600種類以上もあります。硬く重い木で、心材(木の中心部分)は濃茶色、辺材(心材の周りの部分)は白色になっているなど、はっきりした濃淡があります。
2.アルダー(カバノキ科広葉樹)
アメリカ西海岸に分布するおとなしい木目の木です。桜に似ているため、かつては「洋サクラ」という別名で、家具などに使われていました。比較的やわらかく、加工性にも優れています。
3.あづみの松(マツ科針葉樹)
雄大な山々とそれを源に流れ出る清らかな水、独特の自然環境を有する信州。そこで長い年月を経て育ってきた赤松は、本州~九州の広い範囲に分布する国産赤松の中でも、ことさら美しい木目が特徴です。
4.サザンウォールナット(マメ科広葉樹)
インドネシア産の木で、ウォールナット調の木目が特徴です。伝統衣装の染料にも使用されています。
5.ハックベリー(ニレ科広葉樹)
材質はやや硬いですが、強度はやや低い木です。表情がケヤキに似ていることから、その代用として家具などに用いられることもあります。
6.カリン(マメ科広葉樹)
重硬で強靭ですが、加工は比較的容易なため、古くから唐木細工に使用される高級木です。磨くと光沢が美しいことから、床柱などにも使われています。濃淡のある強い赤みが特徴です。
7.マホガニー(センダン科広葉樹)
世界三大銘木のひとつで、内装部材や高級車のハンドル、ダッシュボードなどに使用されてきました。自生するホンジュラスマホガニーは、現在入手困難なため、東南アジアで計画的に植林されたものを使用します。
8.柳杉(スギ科針葉樹)
日本の杉の苗木を中国西南地方に植林した杉を「柳杉」と呼びます。土壌が違うため、色合いや木目などが少し異なります。
9.サイプレス(ヒノキ科針葉樹)
赤身(心材)と白太(辺材)の色差が特徴的な木で、「オーストラリア桧」とも呼ばれます。赤身(心材)は耐水性に大変優れ、シロアリに対する抵抗力も非常に強いため、土台としても使われます。
10.チェスナット(ブナ科広葉樹)
はっきりした美しい木目を持つ木です。狂い(ゆがんだり、縮んだりすること)が少なく、耐久性も高いことから、土台や家具・鉄道の枕木などに使用されてきました。なぐり加工(独特の削り跡を残す加工法)や、削ったり磨きをかけたりするとより引き立ちます。
最後に
いかがでしたか?実はフローリングに使える樹種はまだまだご紹介しきれない程あります。
それぞれに色合い・木目・肌触りなどの違いがあり、お部屋の雰囲気に大きく影響してきます。
無垢材に興味を持たれた方、是非ひかリノベにご相談ください!
次回のブログでは、無垢材ならではの自然な特徴(フシや模様など)に関して、掘り下げたご紹介をしたいと思います。