2015/7/3
リノベーションユーザーに人気の書斎! お勧めは開放的なオープンスタイル
ひかリノベ広報部です。
先日、お笑い芸人ピースの又吉氏の執筆作品である『火花』が、惜しくも受賞を逃した三島由紀夫賞に続いて、芥川龍之介賞の候補作に選ばれたという発表がありました。
皆さんは、もうこの作品をお読みになりましたか?
かく言う私は、まだ読んでないどころか手にもしておりません。。
読書離れが進んでいると言われ続けていますが、私自身も最近あまり本を読んでいません。
以前は、推理小説ばかりでしたが、月に4,5冊は読んでいたのですが。。
では、実際にどれくらい読書離れが進んでいるのでしょうか?
1ヵ月に1冊も本を読まない人が47.5%
昨年、文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によると、マンガや雑誌を除いた1ヵ月の読書量は、「1冊も読まない」が一番多く47.5%だったそうです。
また、私同様に「読書量が減っている」と感じている人は65.1%だったそうです。
読書離れの理由で最も多かったのは、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」という回答で、約半数を占める51.3%だったそうです。(産経ニュースより)
とはいえ、1日中働いたり勉強しているわけではないですし、そもそも読書は余暇にするものであることを考えると、もっと他に理由があるようにも思えます。
必要な情報はインターネットやスマホで簡単に得ることができるから、わざわざ本を読まなくても済むという人もいますが、ただ単に情報を得ることと読書することはイコールではないと思います。
ただ、いわゆる活字媒体としての書籍がすべてではなく、タブレットやスマホで電子書籍を読む人も急増しており、先述の文化庁の調査は電子書籍を含んでいないため、単純に読書離れが進んでいるとは言い切れない部分もあるようです。
読書に関する現状をもっと詳しく知りたいという方は、昨年12月10日にNHKで放送されたクローズアップ現代『広がる”読書ゼロ”』のダイジェスト版(動画あり)がありますので、そちらをご覧になってみてください。
”書斎が欲しい”・・・結構多いんです
散歩がてら近所のカフェや公園で読書というのもいいですが、自宅でも読書を楽しむスペースを・・と考えている方も多くいると思います。
もちろん、先述のトイレやお風呂、リビングのソファや寝室のベッドでも充分ですが、お客様のご要望を伺うと、専用のスペースとして「書斎」や「ワークスペース」が欲しいというご要望は少なくありません。
新築の分譲マンションにおいて、ウォークインクロゼットは当たり前のように設けられるようになりましたが、書斎やワークスペースを設けている事例はほとんどありません。
逆に雑誌などに掲載されているリノベーションの事例をみると、こだわりの書斎や、リビングの片隅に設けられたワークスペース、キッチン脇に設けられたミセスコーナーなどが多く見受けられます。
ちなみに、Wikipediaで書斎について調べてみると『日本語の「書斎」の「斎」の字は、物忌みや勉強のために一つの場所に「こもる」ことをいう。』という記述がありました。
(※物忌み:ある期間中、ある種の日常的な行為を控えること。)
つまり、本来の書斎は、3~4.5帖程度のこじんまりとした空間に閉じこもって、回りとの関係をシャットアウトする部屋ということになります。
これでは一歩間違えると「引きこもり部屋」になってしまいそうですね。
読書するならどこ?適した環境とは?
さて、書斎はないけれど日頃から読書をしているという皆さんは、本を読む時どこで読みますか?
図書館?カフェ?通勤・通学の電車の中?トイレ?最近は、お風呂で読書という方も多いようですが・・・?
読書に最適な環境は、静かすぎると逆に集中できなくなるので、ある程度の雑音があった方が良いと言われています。
静か過ぎる図書館では、ページをめくる音や書き物をしている人が立てる音などが目立ってしまい、逆に気になって集中できないというケースもあります。
カフェで読書をしている方をよく見かけますが、あれは別に格好つけているわけではなく、本人は意識していないかも知れませんが、こういう理由もあってのことなのです。
お勧めの書斎は?
「書斎」というと堅苦しい印象を受けますが、要はデスクとチェア、書棚があればもう立派な書斎です。(と思っているのは私だけ?)
部屋として仕切ってしまうと少し重い印象を受けますし、読書には不向きな静か過ぎる環境を作り出してしまうことにもなりかねません。
また、その後のライフスタイルの変化に対応できなくなってしまうので、先述のようにリビングや寝室の片隅に設けるのがお勧めです。
カフェスタイルにコーディネートしたリビングの一角で、本を片手にティーブレイク・・・優雅なひと時ですね。
特にリビングの一角に設けた場合、いろいろな生活音が適度な雑音となってくれますし、来客に対して知的な印象を与えることもできます。
でも、単なる物置場になってはいけませんよ?