2020/12/22
調湿機能をもった素材について 珪藻土と漆喰って?
こんにちは。ひかリノベ両国の藤井です。
内装材として人気の珪藻土と漆喰にはいくつか特徴があり、日本の住宅に適した機能が多いからことから、古くから建材として利用されております。
最近では機能面に加えてデザイン性もある事から、多くの機会に利用される事が増えてきました。
特に今年に入ってからはコロナウイルスの影響によって「調湿」という言葉も耳にするようになりました。
今回はそんな調湿機能を持った素材である、珪藻土と漆喰の特徴についてご紹介をしたいと思います。
珪藻土
素材について
珪藻土の原料は藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物を粉末状にし、それに固めるための材料を混ぜて作られたものです。
調湿効果は?
珪藻土は優れた調湿作用があり、珪藻土に含まれる細かい無数の孔が部屋の湿度に応じて水分を吸収、放出する作用があり、室内を快適な状態にしてくれます。
消臭効果
珪藻土は脱臭効果の働きがあるのも大きな特徴です。
気になる臭いのペットやタバコなどの生活臭を吸着してくれるので、脱臭作用が働き、消臭効果を発揮します。
物質の分解
シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸着して分解するため、アレルギーをお持ちの方にはおすすめです。なお珪藻土そのものには固まる性質がないため凝固剤をまぜるのですが、化学物質が含まれているとアレルギー反応を起こしてしまうので注意しましょう。
デザイン面
珪藻土の仕上がりは表面はザラっとしてますが、落ち着いた風合いとカラーバリエーションやテクスチャーの種類が豊富です。
どんな壁にするかお部屋の雰囲気に合わせて探すもの楽しいかと思います。
デメリット
珪藻土はカビが生えることがあったり、壁材の表面がざらざらしているので服に粉がついたり床にボロボロ落ちるといったこともありますが、こまめに掃除するとよいでしょう。
漆喰
素材について
漆喰は、石灰石や貝殻を原材料とする壁材です。
調湿効果は?
漆喰は珪藻土ほどではないですが、若干の調湿効果が期待できます。
消臭効果
漆喰にも脱臭効果の働きがあります。
気になる臭いのペットやタバコなどの生活臭を吸着し、脱臭作用が働き、消臭効果を発揮します。
物質の分解
漆喰にも珪藻土と同様、ホルムアルデヒドを吸収し、分解する機能がります。
デザイン面
漆喰は表面がフラットな仕上がりをイメージされるかとおもいますが、漆喰にもヨーロッパ風のラフなコテ仕上げも可能です。
デメリット
漆喰はアルカリ成分が含まれているのでカビには強いですが、表面がつるっとしている仕上げの場合は、ひび割れが出来る可能性があります。
いかがでしたか?
珪藻土や漆喰を活用して安心して快適に暮らせる家づくりをしていきましょう。