2020/12/8
【豆知識】建築業界の業界用語
皆さんこんにちは。施工を担当してます吉田です。
どの業界にも不思議な業界用語があるものと思われます。
建築業界も面白いのが多数あります。
例えば、タイヤが一個ついていて色々な物を運ぶことができる一輪車。これを建築業界では「ネコ」と言います。また、通常、子供の頃にはショベルカーって言っていた、土などをすくう大きな機械がありますが、建築用語では「バックホー」といい、現場では「ユンボ」と言っています。
ほかにもタコなど色々ありますが…今回はリノベーションをお考えの皆さんに役立つ建築業界の業界用語をご紹介致します。
タイルの貼り方の業界用語
カッコよく素敵な印象を演出できる壁の仕上げ材として、よくタイルがセレクトされます。
実は、タイルにも貼り方(見せ方)があり、これも、変わったネーミングがあるのです。
タイルを貼る場合、基本となる貼り方は2種類あり、イモ貼りとウマ貼りになります。
全然建築的なネーミングではありませんよね? 芋と馬。食べ物と動物。不思議ですよね。
では、違いを簡単にお伝えします。
芋貼り
まず、芋貼り。
これは、サツマイモが根っ子に付いていて、見た目は、並列に連なっています。これが語源の様で、タイルを並列に貼ります。そうすると、タイルとタイルの隙間にある、タイル目地が縦横共に1列になります。
貼り終わるとスッキリとした見栄えになり、正四角形のタイルに合わせる事が多いです。イメージだと昔のタイルが貼ってある浴室のタイルみたいな感じです。
馬貼り
続いて、馬貼り。
馬が歩いた足跡のように互い違いにタイルを貼っていくやり方です。そうすると目地が段々となります。以外と一般的にタイルを貼ったイメージがこの馬貼りが多いのではないでしょうか?>
リノベーションで水廻りにタイルを貼る事をお考えの方は多いと思います。設計士さんとの打ち合わせのとき、「イモ貼りとウマ貼り、どちらが綺麗に見えるでしょう」なんて相談してみると、オッと驚かれるかもしれませんね。