2020/2/18
「筋交い」って何?
皆さん、こんにちはー! 飲みすぎで若干体調が良くない、施工の吉田です。
さて、今回は、「筋交いってなんだろう?」を解説したいと思います。
筋交いとは……
「筋交い」とは、木造建築物特有の構造部の一部です。RC造やSRC造、S造が多いマンションには、基本的にありません。
お施主様に説明するときには、「柱と柱に斜めについてる木材のことです」って言ってます。
大半の御施主様は「あ~」って言ってくださるのですが。。。皆さんどうでしょうか?
言葉だけだと分かりづらいですが、写真で見ていただくとすぐ分かるのではないでしょうか。
筋交いの役目は建物を地震から守ること
この筋交いの役目とは、簡単にご説明しますと、真っ直ぐに建っている柱が、地震などの揺れで倒れそうになるのを倒れないように踏ん張ってくれる、大切な部材です。
部材の形としては、斜めに\1本ある場合やバツ✖になっているのもあるし、年代によって、厚みや幅も違っています。
この筋交いがある部分が、『耐力壁』といって、建物にとって重要な構造部分の一部にあたります。
かなり昔は、大工さん(棟梁)が受け継いできた、職人の経験とカンで、入れる場所を決めてました。
しかし現在はちゃんと計算をして、適正な場所に適正な方法で入れてます。
この計算が良くお耳にします、『構造計算』の一部です。
(構造計算の詳しいことは、また次回以降のブログでご説明します)
リフォームやリノベーションをする時に、この筋交いのせいで予定のプランが成り立たない! って事はよくあります。
木造ですのである程度、柔軟に対応はできますが、やはり筋交いはあまり取らない事をオススメします。
地震の揺れに一生懸命、踏ん張っている筋交いを蔑ろにはできません。
「どうしても!」という場合は、設計士とじっくり相談しながら決めていきましょう!
安全なご自宅でステキなリフォーム・リノベーションを楽しんでくださいね。