2015/6/23

寸法を知ることで、暮らしを快適に!

寸法を知ることで、暮らしを快適に!

「うちのキッチンの幅って、どのぐらいだったかな?」、「天井の高さは?」

ふだんはあまり気にしていませんが、家について考えるときには、住環境における寸法がとても重要になってきます。

あなたはご自分の家の様々な寸法をどれくらい意識しているでしょうか?

寸法が合わないと暮らしにくい住まいに!

毎日の生活空間の中では、部屋の体感的な広さや、家具の大きさ、動線とその幅など様々な面で「寸法」が深く関わってきます。

しかし、私たちは、ディベロッパーが設計した部屋を住み、市販の家具を購入し、既製品をそのまま使うという暮らしに慣れていて、少しくらい違和感があってもそれが寸法違いのせいだとは思いません。

けれど、寸法が身体に合っていない家具を使うと、姿勢が悪くなったり肩や腰を痛めたりする原因になります。間取りも同じで、天井が低すぎたり通路が狭かったりすると住み難さを感じさせる家になってしまいます。

長期間座っていても疲れない椅子や寝心地の良いベッドを選ぶように、住環境全体の寸法を意識する必要があります。

ということで、今日は日常生活に深く関わる寸法についてのお話をしたいと思います。

玄関まわりの適正な寸法

玄関スペース1200×1200 mm以上
玄関はおもてなしの場所でもあります。二人がゆったり並んで立てるくらいの広さは確保したいところです。

下駄箱奥行き350 mm以上

上がり框(玄関の床と廊下の境にあたる部分)の高さ10mm~20mm
中途半端の高さは逆につまずきやすくなります。

リビングの適正な寸法

天井高:最低2100mm
建築基準法で決められている数値ですが、まだかなり圧迫感があります。お勧めは2400mm以上。

通路幅:600mm以上
両手で荷物を持ちながら歩くには800mm以上が理想的です。

ソファ幅1400mm~1800mm(二人掛け)、2000mm~2800mm(三人掛け)

TVボードの高さ=ソファ座面の高さと同じくらいに
TVボードが高すぎると目が疲れます。

テレビとソファの距離1300mm以上
テレビ画面のサイズにもよりますが、目安としては37V型で1400mm、40V型で1500mm。

ソファとローテーブルの距離300mm以上
脚を軽く曲げてリラックススペースを確保しつつ、テーブルに手が届く範囲がベスト。

ダイニングの適正な寸法

テーブル高670mm~700mm
イス高380 mm~400mm
食事のための一人の最低幅600mm、奥行き350~400mm
身体に合った家具で使い正しい姿勢をとれば、身体的な負担を軽減できます。

寝室の適正な寸法

シングルベッド幅950mm以上
ダブルベッド幅:1300 mm以上
もちろん広ければ広いほど、ゆとりが出ます。

ベッドの長さ身長+400 mm
枕の高さ40 mm~80 mm
クローゼットの奥行き:500~600 mm
市販のハンガーサイズは380~450 mmから。

こんなに多くの数字を覚えるのは難しいと思います。
でも寸法を知ることで、より健康、より快適な暮らしに近づくことができます。
頭の隅で覚えておいて、ぜひ必要な場面でお役立てください。

次回はキッチンや浴室など水廻りを中心に、必要な寸法についてお話したいと思います。
どうぞお楽しみに!

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執筆担当者

ひかリノベ広報部